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湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州の芙蓉镇を巡る




2024年の年末は湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州(湘西土家族苗族自治州)を巡ります。古鎮巡りが好きなので、芙蓉鎮を見たいというのが1番の理由です。      




ビザ免除措置の影響もあるのか、今回の年末は中国行きのフライトも非常に高くなっているのですが、貴陽行きの安いフライトを見つけました!行きは西安で一泊が必要ですが、諸税燃油サーチャージ込みで24,760円という激安料金です。帰りは長沙から上海経由セントレアで13,360円!年末年始にも関わらず、往復で4万円を切る価格は魅力的でした。



贵阳から怀化南站で乗り換えて张吉怀高铁(张家界、吉首、怀化を結ぶ高速鉄道)で芙蓉镇へ。





CRH3C型に乗ります。



1時間程度で芙蓉镇駅に到着。



芙蓉镇駅も立派な駅舎でした。芙蓉镇までどう行こうか迷いましたが、DiDiは実質使えないと思った方がいいです。行きも帰りも全くマッチングしませんでした。白タクの人からたくさん声をかけられて、『DiDiはこないから乗ってけ』と言われました。嘘だと思って最初は取り合わなかんですが、どれだけトライしても無理でした。古鎮まで6キロくらいあるので、背に腹は変えられません。20元で白タクに連れて行ってもらうことに。ホテル送迎をなどを頼んで無い場合、高鉄駅からはタクシーか白タクを利用するしかないようです。




芙蓉镇は観光客が入る場合は有料で108元掛かります。つまり、古鎮内の民宿や客桟に泊まる場合、先にチケット購入が必要です。パスポートを提示して、顔写真を撮影登録します。このチケットで3日間有効です。ちなみに、白タクのおじさんは親切で、予約したホテルに一番近いゲートまで連れて行ってくれてチケットの購入方法も教えてくれました。30元でどうだ?と言う人も中にはいましたが、大抵の白タクの人は20元と言ってました。20元が相場らしいので参考にしてみてください。



土王橋すぐのゲートから歩いて300mくらいの民宿に到着。バルコニー付きの部屋で5,000円程度。部屋に入った瞬間、あまりの美しさに息を呑みました。



小休止してから、夜の芙蓉鎮を歩きたいと思います。まずは滝の方に下りてみます。芙蓉鎮は滝の周りを囲むようにしてできた集落。



季節によって水量は変わるみたいで、冬は比較的少ないと思いますが、それでも圧巻の眺め。



滝の下をくぐって、反対側に来ました。想像以上に人が少なくて落ち着いた街並み。



どこかで見覚えが!擺手堂です!こちらの舞台では毎日トゥチャ族の踊りが披露されてるようですが、私の到着が遅くてこの日はすでに終わっていました。芙蓉镇のチケットに含まれてるので無料で見ることができます。



赵嘉敏主演の映画《新芙蓉镇》のクランクイン式典が開催された場所。



広場のすぐに土王橋があります。ライトアップが美しい!



この橋もどこかで見覚えがあります!



赵嘉敏がトゥチャ族の民族衣装を着て撮影した場所です。中国の古鎮はどこもこういったコスプレの撮影大会になってますが、芙蓉镇も例外ではなく、多くの若い女性が民族衣装をレンタルして撮影していました。結婚式の前撮りらしき人もちらほら。



橋から眺める街並み。


川岸に降りて下から眺める土王橋。


こちらがYouTuberの一騎探検中さんで紹介されていたレストラン。土家風味と書いてますね。



土家族の腊肉(ベーコン)と 香肠(ソーセージ)。ご飯が進みます。



動画内で紹介されていたナスの炒め物。こちらも本当に美味しかったです。お店のお母さんに『日本人のup主が動画で紹介してたのを見たから来たよ』と伝えたらとても喜んでいました。



人は少なめとはいえ夜は結構賑わっていたので、翌日の早朝に静かな古鎮を歩いてみます。夜は人がいっぱいで撮れなかった撮影ポイントも独占し放題。


再度滝の下に来ました。


このように滝のしたが遊歩道になっています。気をつけないと水飛沫が掛かるので注意。



落ちた滝の水は酉水という川に流れ込みます。



酉水の気嵐が幻想的な風景です。朝だけの特権です。



この建物は映画《芙蓉镇》に出てきました。強制労働で早朝から路上掃除をしていた胡玉音と秦書田が、毎晩のように李国香の家に足繁く通う王秋赦を目撃する場所です。



早朝の街並みは静寂に包まれていました。



早朝に清掃をしてる人を見ると、毎日街の清掃をしていた映画の中の玉音を思い浮かべます。



この壁も映画に出てきました。秦書田がスローガンを書くように命じられて、ペンキで描いていた場所ですね。



芙蓉镇のタバコが売っていたので買ってしまいました。1箱10元。



ホテルに戻って部屋から景色を眺めて目に焼き付けます。



やはりDiDiはマッチングしなかったので、近くのタクシーを捕まえて高鉄駅まで行きました。メーターは使わず20元と言われました。昨晩と同じ金額なので固定相場なのかもしれません。









高鉄に乗って同じ湘西土家族苗族自治州の鳳凰古城へ向かいます。




(つづく)

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