見出し画像

中朝露3国国境〜防川展望台へ行ってみた


私の大好きなsu channelさん。中国関連の動画も多くて大変参考になっています。今回の旅行はsuさんに感化されて、延边朝鲜族自治州です。    






延边朝鲜族自治州(一般的にでは延边州と略されるので、以下、延边州)は吉林省東部にある自治州です。自治州って分かりにくいですが、省の下の行政単位で地級市と同格です。州都は延吉市です。延边州の延吉市や图们市、そして珲春市を回ろうと思っています。なかでも珲春市にある三国国境の防川展望台が見所のひとつになっています。北朝鮮、ロシア、中国が交わる3国国境を一望できる展望台です。






前日の夜に高鉄で長春から琿春へ到着しました。延边朝鲜族自治州の琿春駅は、3国国境に近いのでハングル、ロシア語、英語併記です。





琿春名門酒店にしました。高鉄駅からはDiDiで20元。2泊で6,000円でした。




翌朝、ホテルの前で張られていて公安に職質されました。図們や琿春のホテルでは公安が来たという情報がいくつかあったので、覚悟はできていましたがビビりました。全く高圧的ではなくフレンドリー。延吉や丹東くらいの都市ならまず無いと思います。いきなり日本人か?と声かけて、これまでの行動、これからの予定を事細かに聞かれました。最後は打扰你了(お手数おかけしました)と言ってたので丁寧ではあります。






suさんの動画内でも直通バスの乗車を断られていました。ただ、結果的にパスポート提示で入場できたので、完全に禁止という訳ではないはず。バスの運転手が断った理由までは分かりません。という訳で私も8:30発の防川展望台行きバスに乗ろうとしたのですが、見事に断られていまいました。分かってはいたことですが、ちょっと残念!配車アプリのDiDiで車を手配すると170元でした。






タクシーだと1時間ちょうどくらいで到着します。予想通りタクシーの運転手さんから、帰りも乗っていかないか?と提案されました。空で帰るわけにはいかないので、絶対に帰りも乗っていけと言われると思っていました。帰りは150元でいいよと。往復320元なら予定よりかなり安いので、快諾しました。展望台は70元とツーリストセンターからの往復バス代7元の合わせて77元です。パスポート提示しての購入に全く問題はありません。私はWeChat で事前に購入しました。






高鉄駅からのバスはまだ到着していないので、ガラガラのバスでツーリストセンターから防川展望台へ向かいます。






タクシーの運転手さんがサービスで貸してくれた双眼鏡。北朝鮮側に貨車が止まっていたり、建物も少ないながらあるので、観察するのに非常に役立ちました。






5分程度であっという間に防川展望台に到着しました。





エレベーターで上へ登ると3国国境が見渡せます。





桟橋が続いている中央の陸地のが中国、右にある図們江の向こう岸が北朝鮮、左の池の辺りから先はロシアです。遠くに見える橋は鉄道橋で、ロシアと北朝鮮を結んでいます。つまり、桟橋の先、橋の手前が中国の先端ということです。




写真だけなら分かりにくいので、衛星画像で説明するとこんな感じになります。北朝鮮は図們江で隔てられてますが、ロシアはすぐそこです。



ロシア側を眺めると、写真では分かりにくいですが、奥には日本海が見えます。






北朝鮮側も見てみます。





所々に建物はありますが、街らしき場所ではありません。貨車も見えます。






喉が渇いたので防川山泉水を買いました。3元。





展望台の下は複数階にわたり愛国主義教育基地になっていて、琿春の歴史パネルが展示されています。





展望台の見学を終えて、桟橋で3国国境にできるだけ近づいてみます。





もう一度写真を出しますが、右の北朝鮮と左のロシアに挟まれた非常に狭い部分が中国です。そこの桟橋を歩いています。





振り返ると展望台。





不気味な監視塔ですが、人がいる様子はありませんでした。




展望台からずいぶんと歩いてきました。この先すぐが3国の国境が交わる場所です。






ロシアと北朝鮮の鉄道橋がすぐ近くに見えます。この先は中国ではありません。





防川展望台と書いていますが、防川景区といって民族村や遊園地などかある観光施設の中に展望台もあります。展望台の正式名称は龍虎閣です。





境港市の写真も展示されていました。後で調べたら境港市と琿春市は友好都市なんですね!





suさんのおかげで行くことにしたと言っても過言ではありません。2時間弱観光して、タクシーのおじさんと落ち合いました。約束した通り、150元で琿春駅まで送り届けてくれました。いよいよ、中朝国境の街、図們市へ向かいます。


結論、suさんが現地でチケットを買えたこと、私がパスポート登録でチケットをweb予約できたこと、問題なく入場できたことから、防川展望台には外国人も行けます。ただし、理由は不明ですが、私もsuさんも高鉄駅からの直通バス乗車を断られたことから、タクシーチャーターを利用することになります。


(つづく)


いいなと思ったら応援しよう!