湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州(湘西土家族苗族自治州)を巡る〜鳳凰古城
2024年の年末は湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州(湘西土家族苗族自治州)を巡ります。古鎮巡りが好きなので、鳳凰古城や芙蓉鎮などの美しい古鎮を見たいというのが1番の理由です。
ビザ免除措置の影響もあるのか、今回の年末は中国行きのフライトも非常に高くなっているのですが、貴陽行きの安いフライトを見つけました!行きは西安で一泊が必要ですが、諸税燃油サーチャージ込みで24,760円という激安料金です。帰りは長沙から上海経由セントレアで13,360円!年末年始にも関わらず、往復で4万円を切る価格は魅力的でした。
前回は芙蓉鎮を書いたので、今回はいよいよ鳳凰古城を見て回ったブログになります。
芙蓉鎮から鳳凰古城駅は高速鉄道で40分ちょっとしか掛かりません。あっという間に到着。
2021年12月に张吉怀高速铁路(張吉懐高速鉄道)が開通してから、長沙や広州や香港などから張家界や鳳凰古城、芙蓉鎮へ行くのが格段に便利になりましたね。鳳凰古城駅も立派。
高鉄駅から鳳凰古城まではバスが安くて便利ですが、鉄道好きとしては凤凰磁浮观光快线(Fenghuang Maglev Express)、日本でいうと愛知県のリニモのようなリニアモーターカーで鳳凰古城まで向かいます。高鉄駅とリニアの駅は直結しています。
リニアといっても低速のリニモのような乗り物です。12分で鳳凰古城へ行けるとあります。片道乗車券28元。
4つ駅があり高鉄駅に直結してるのが、凤凰古城站です。他に凤凰迎宾站、凤凰揽胜站、凤凰等待站があります。
それではリニアに乗ります。昼間は20数分間隔で来ます。
リニアの車内はこんな感じ。
凤凰揽胜站で下りてみます。凤凰揽胜站は鳳凰古城から近く、「凤凰之眼」という愛称があるように駅構内に展望デッキが設けられていて、山の上から鳳凰の街並みを一望できます。この景色を見るのに乗る価値はあると思います。エレベーターで山を降りると風雨橋のあたりです。鳳凰古城の虹橋あたりからは結構離れてるので、ホテルの場所によっては不便です。
駅構内でしかもホームと直結している展望デッキ。この駅自体が観光スポットになっています。
観光地としての中心部は写真で言うともっと奥ですか、それでも素晴らしい街並みが広がっています。
この車両がリニアです。終点の凤凰等待站まで行きます。
凤凰等待站から連絡バスで7元で古城まで行けます。雪橋と虹橋の間のエリアはとにかく人も多いですが、虹橋と風橋のエリアはぐんと人も減って落ち着いています。その割には万名塔や万寿宮などのスポットにも近いです。宿を取るならその辺りをオススメします。今回私が泊まったのはまさに虹橋と風橋の中間地点にある凤凰栖迟一家人江景民宿です。ちょっと分かりにくい場所ですが、万名塔から歩いてすぐの民宿。
バルコニーからの景色が素晴らしい!
ホテルのすぐ近くが万名塔です。ここから川沿いを一周してみましょう。
万名塔を過ぎるとすぐに有名な虹橋が見えてきます。
ほぼ同じ場所から反対側を見るとこんな感じ。万名塔が左手にあります。奥の橋が風橋です。
虹橋を過ぎてしばらく川沿いを歩きます。
雪橋を過ぎると南華大橋に着きます。鳳凰大橋と書いてる場合もありますが、現地では南華橋や南華大橋と言うみたいです。この眺めが最高です!中央が雪橋です。
南華大橋を渡り対岸へ行くと、城壁があります。
ずっと歩いて風橋へ。
この辺でお腹が空いてきたので、食事をしながら暗くなるのを待ちます。石鍋魚を注文しました。魚や豆腐、野菜など盛りだくさんの鍋料理です。
あっという間に暗くなってきたので、街歩きを再開。
風橋は想像以上に派手なライトアップ。せっかく味わい深い街並みを損なうやりすぎ感を感じてしまいました。
風橋を渡って万名塔に戻ってきました。
再度、ライトアップされた虹橋を見てみます。
風橋のライトアップは派手すぎましたが、この辺りからの夜景は素敵ですね!
そろそろホテルに戻ります。バルコニーから景色を眺めながらゆっくりしようと思いましたが、やはり寒いです。かと言って夏も川沿いで虫が多そうだし、春や秋が良さそうですね。
翌朝は早起きして前日は行かなかった裏路地まで歩いてみました。
朝はさっぱりと牛肉粉。平麺でツルツルした食感とあっさりしたスープが美味。15元。
帰りは奇峰広場からバスに乗って高鉄へ向かいます。
広場の目立つ場所に大きく案内板があるのですぐに分かると思います。高鉄駅まで7元。
それではこのバスで出発です。
鳳凰古城駅から高鉄で長沙へ向かいます。
(つづく)