北京オリンピックを契機に開通した高速鉄道に乗って張家口の鶏鳴驛城へ行ってみた(後半)
北京と張家口を1時間で結ぶ京張都市間鉄道に乗りました。さらに張家口市の郊外、下花园区にある現存する中国最大級の宿場町「鶏鳴驛城」に行きました。ブログで書いてくださっている方も多いですが、高速鉄道ができる前の情報です。高速鉄道で北京北駅から下花園北駅へ行き、「鶏鳴驛城」へ向かう情報はまだ無いと思うので、参考になれば幸いです。
(後半)
驛とは昔、交通の要衝で官吏や旅人の宿泊や荷物運搬の人馬を中継ぎする場所でした。明と清時代の宿場町として 重要な中継場と関所の役割を果たしました。 「 鶏鳴驛城 」 が素晴らしいのは、その古い建築や城壁が昔のまま現存されていてるなかで最大のものだからです。周囲 1300メートル、高さ12メートルの黄土と煉瓦で築かれた正方形の城壁。そして鶏鳴山をバックに望む街が美しいと感じました。
宿場町ですが、城壁で囲まれています。入場料のことを忘れていました。城門から街に入る際に40元(800円)掛かります。入った直後には60元でガイドするというおばさんがしつこいですが、必要ないなら毅然と断ってください。中国語がよく分からないから必要ないと言っても、『自分でなんとなく見学してもよく理解できるはずがない』と捨て台詞を吐かれました。おっしゃる通りで、なんとなく回っただけでは理解できないことは分かっています!でも、旅行会話くらいならなんとかなっても、観光案内の中国語はおそらく理解できないんです!
城壁の上を一周できます。
当時のままの街並みと鶏鳴山。ずっと見ていたくなる風景。実際は寒くて凍えています。
こういった路地裏を歩くのも楽しい。
とうもろこしがいたる場所に置いてあります。黄土高原で稲作が適さない地域なんだなと改めて感じました。
チケットがこちら
帰りもwechatの配車機能を使います。クレジットカードも対応したので楽ですね。またしても1分くらいで車が来ました。2回だけで断言はできませんが、日本の田舎なら絶対無理。ライドシェアには様々な意見がありますが、こういった便利さを経験したら早く導入して欲しいと感じてしまいます。目的地を中国語で言っても私は通じない自信があるw帰りは18元(360円)
本日は1月1日の夜なんですが、ホテルの窓からいたるところで花火や爆竹を鳴らしています。てっきり春節だけかと思っていました。新暦の正月でもやるんですね。
翌日の1月2日に下花園北駅くら北京北駅へ戻ります。トランジットビザ免除で天津から入国したのが12月29日、1月2日に北京首都空港からソウル経由で日本へ帰ります。今回のトランジットビザ免除は非常にスムーズでしたが、ビザ免除の手軽さには敵いません。早く再開してくれることを祈ります。
(おわり)
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