料理を科学するレシピ集 「調理科学のなぜ?」
今回のテーマ「#このレシピが好き」を直感的に捉えるなら、「美味しい」とか「柔らかく作れる」とか、そういったことを目的とした材料及び工程をイメージするかもしれません。前の記事で彩音さんもいくつか紹介していますが、そういったレシピブックは読んでいるだけで本当に楽しくなりますよね。
僕も肖って、あるレシピブックを紹介したいとおもいます。その本とは、女子栄養大学名誉教授である松本仲子著「楽しい食品成分のふしぎ 調理科学のなぜ?」です。
実はこの本、レシピを書いてあるのですが、その横に実験と書いてあるのが特徴です。以下にいくつか例を書いてみます。
このように、あらゆるレシピでうまくいくコツとそれをしなかったらどうなるか、というのを実際に実験しつつ、その理由を解説してくれる本になります。
僕みたいな人間は「レシピで手順を書いてあるけど、やらなくてもいいなら(メンドイから)省きたいなぁ」と考えがちなので、「あぁなるほど、この手間はこういった目的があるのね」と納得できるのが気持よくて好きなんです。
また、子供と理科の実験をするのに丁度いいネタ集としても良いと思っていて、「身の回りのすべてのものに科学は入り込んでいるんだよ」「対照物を作って比較をしたならば、それは立派な実験だよ」ということを、一緒に料理を作ることで体験することが出来ると思っています。
いわゆるレシピブックとは趣が異なりますが、料理全般に応用が効く本なので、本棚に一冊いかがでしょうかー。
(タイトルの画像はAmazonより引用)
記事:アカ ヨシロウ
編集:真央
================================
ジャンルも切り口もなんでもアリ、10名以上のライターが平日(ほぼ)毎日更新しているマガジンはこちら。