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脚色なしで「婆さんの顔面は塩っぽい」という話

今回のかきあつめのテーマは「# 塩」

塩にまつわる話なんてあったかなー、なんて考えていたら思い出したことがあった。

昔、僕が小学校の頃にアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」がやっていて、あるキャラクターが老婆の姿をした妖怪の顔面を食べ

オゥンモ、オゥンモ(咀嚼している)
あー、しょっぱっ

って言っていた気がしたのだ。


そんな話を横にいた奥さんに言うと「なにその話」という。「あなたよく映画を脚色して見ているような人なんだから、また勘違いなんじゃないの?」

確かに、映画『レ・ミゼラブル』では「俺の〜、名は〜、ジャン・バルジャン〜〜」って歌を披露していたが、後日確認するとそんな歌は存在しなかった。映画『おっぱいバレー』に至っては、綾瀬はるかのおっぱいが見れないという事実しか覚えていない有様だったりする。奥さんとは過去何度も「あった・なかった論争」を繰り広げ、確認する度に負けてきた。だが、今回は大丈夫な気がするんだよな。

っということで、自分を信じて勝負することにした。
Googleで「ゲゲゲの鬼太郎」「顔面」「しょっぱい」で調べるが、うーーん、流石に出てこないか。。

根気よく調べていると、あった!これっぽい。ゲゲゲの鬼太郎 (テレビアニメ第4シリーズ)の第21話『白粉婆とのっぺらぼう』だ!!

【あらすじ】
ネズミ男が怪しい白粉を売り歩いていた。その白粉を使った人間の顔が消え失せてしまったことから、鬼太郎はのっぺらぼうを怪しむ。しかし、品物の出所はのっぺらぼうではなかった。砂かけ婆たちの顔まで奪われたことから、のっぺらぼうは責任を感じて犯人捜しに協力。ようやく取り押さえたネズミ男の話から、妖怪・白粉婆が黒幕であると判明する。鬼太郎は自分自身の顔を利用して、白粉婆の居所を突き止める作戦を立てる。
(C)水木プロ・東映アニメーション HPより

調べてみると'96年5月公開とあるので、僕が8歳とかになる。GYAOでレンタルできるようなので、さっそく確認してみよう。

おおお、うおー、くそ懐かしい~!! 期が新しくなるたびに男前になる鬼太郎だが、直近と比較するとやはり作画が古くて好きだなー。

さて問題のシーンは白粉婆がのっぺらぼうと格闘するところである。

鬼太郎とのっぺらぼうは、2人がかりで逃げ走る白粉婆を追う。
鬼太郎がリモコン下駄で白粉婆を転倒させると、のっぺらぼうが飛びかかり馬乗りになる。
「くそっ、離せこのっ」という白粉婆に、のっぺらぼうが「いただきます。あーーん」と顔面を近づけ、「うわ~~~」と白粉婆の悲鳴が響く。

ポキュンッという効果音がした次の瞬間、のっぺらぼうが

「あー、しょっぱいー」


うおおおおぉっしゃあ~!!!言っているーーー!!!!
ほらー、奥さん見てよー。言っているよー。ニュアンスも込みで合ってるよーー!

そうなんだよなー。これを見たときに「なるほどなー、婆さんの顔面ってしょっぱいんだなー」って、小学生ながら感心したんだよー。やぁよかったよかった~。


というわけで久々の1勝である。これまで20敗くらいしてきたから、貴重な勝ちだ。

脚色しがちな僕ではあるが、今回は脚色なしに「白粉婆の顔面はしょっぱい」という結論であった。
しかしまた変な話ではあるが、そんな気もしてくるのが不思議である。シワとシワの間に塩分が溜まるイメージなのだろうかね。その辺の婆さんでも、なめてみたらしょっぱかったりすんのかなー。はっはっは

となりで奥さんが引いている気もしたが、そんなことを話した休日であった。


記事:アカ ヨシロウ
編集:真央
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