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僕のキャリア観=イワン・ヴァンコ

今回のかきあつめは決まったテーマについて書くのではなく、各メンバーがそれぞれに対して読みたいテーマをリクエストする初めての企画だ。その中に、「キャリア観」についてリクエストがあったので、仕事内容を書きながら考えてみることにした。

自己紹介:社会人~エンジニア 経歴

昭和63年生まれ、今年で33歳になる。前職は食品卸売企業で営業と情報システム部門での業務を経験。奥さんがフリーランスのWebライターをしており、「あ、俺もフリーランスで仕事してぇなぁ」と30歳にして離職。そこで職業支援訓練を知り、半年間ほど組み込み系の勉強をする。フリーランスもライターも1年やったが全く向いていないことが判明し、就職活動を開始。現在のシステムベンダーに拾っていただき、現在2年目のエンジニアである。

エンジニアになっての所感

エンジニア超楽しい。前職の営業職も楽しく仕事をしたが、正直いまのほうが楽しい。その理由を考えてみると、僕の行動原理の根底に「知的欲求」があることが分かってきた。しかもそれは「深い知的欲求」でなく、「浅い知的欲求」だ。

実は僕は大学院まで進学して微生物を研究していたのだが、研究職でなく、一般企業へ就職することにした。その理由は「商売を知りたかったから」だ。大学院まで行って、これ以上微生物学について深い知識を求めれなかったのだ。そしてその後にこの会社を辞めることになるのだが、その理由も「なんとなく商売が分かったから」だった。もちろん、商売についてさらに突き詰めることもできたが、「どんな人間がどんな会話をしてどんなふうに売買を成り立たせているか」を知ったので、これ以上は興味がなかった。

これまで仕事だけでなくあらゆることに興味を持ち手を出してきたが、僕の熱中というのは2年も持たないことが分かっていた。ただ驚くことに、エンジニアについては、熱が冷める予感を感じていない。

その理由は、今の仕事が流動的に新しいことをやり続けさせてくれるからだと納得した。

金を貰っても、興味のない仕事はしたくない

仕事のモチベーションが金だという人間がいるが、僕はそうでない。もちろん多少の金額はほしいが、前述したとおり知的欲求以上に仕事に求めることはない。

フリーランスエンジニアの友人で一緒に現場に入っていた人間がいるが、僕の半分量の仕事しかせずに、僕の倍金額を貰っていることに驚愕した。マジか、と。ただ、彼の仕事の内容は運用がメインなので、作業的なものが多く、同じことをやり続けるのが仕事であった。そうすると、同じ金額をもらっても僕にはやれないなぁとなった。

今の会社は社員数30人程度のベンチャー企業なので、よく社長とも話をするのだが、彼も考え方が同様で助かっている。「売上だけ伸ばしたかったら、基幹システムの運用をやっていれば良いんですよ。けどそれだと楽しくないじゃないですか。社員の人が興味をもつ案件だけを取っていきたいんですよね。」社長のこの言葉を聞いて、この会社に入って本当に良かったと思っている。

30歳からの異業種未経験エンジニアなので、技術が足りていない。現場が変わる毎にゲロを吐きそうになりながら追いつこうとしているが、知的欲求が満たされていく感じがとても楽しい。

んで、今後のキャリア観について

やー、これまでも「目の前の欲求」に従って生きてきたから、正直あんまり考えていない。今は勉強が楽しくて、夜学でも行こうかなと真剣に考えている。

「キャリアを考えるなら、どんな人になりたいかを考えると良い」と本で読んだことがあったので、考えてみた。うーん、そうだなぁ。僕はイワン・ヴァンコになりたいや。

イワン・ヴァンコ知ってる? 映画「アイアンマン2」の敵役だった人で、天才物理学者でありながら機械工学のエンジニアで、電撃のムチを打つあの人。あの人になりたい。

やぁー、マジで。リクエストをしてくれたメンバーが聞きたい内容じゃないかもしれないけど、これしか今考えていないんだよな~。実際いまイチバン興味があるの電子工学だし、夜学もこれ系で考えているくらい。そんで、いつか電撃のムチを作ったときに、その技術を使った案件を社長が探してくれたらいいなーって思ってる。

しかも、今は電子工学に興味があるけど、いつ熱が冷めるかわからないし、正直5年後もどうなってるか分からないっすね。今の会社で頑張ってるかもしれないし、また全然別の仕事をしているかもしれない。そんな感じす。

はい。とりあえず僕のキャリア観はイワン・ヴァンコでした。回答終わり。よろしくでーす

記事:アカ ヨシロウ
編集:円(えん)
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