4年前に宣伝会議の『編集・ライター養成講座 総合コース』を修了して思ったこと
いまココで書いている「日刊かきあつめ」というコミュニティは、宣伝会議の『編集・ライター養成講座 総合コース』で出会ったメンバーで構成されています。
もう4・5年も前の話になりますが、当時どんなことを考えて受講し、結果何を得てどうなったか、メリット・デメリットなどを、当時を思い出しながらツラツラと書いていこうと思います。
受講を検討されている方は、参考程度に読んでもらったら幸いです〜。
当時の僕について
卸売会社で情報システム部門で働いていた29歳
奥さんは会社を辞めて個人のWebライターとして活動を始めていた
アフィリエイトとかブログ収入に多少の興味があった
ライターという職業にぼんやりと憧れをもっていた
本は読まないが、日本語なら喋れるので、書くこともチョロいんじゃないかと思っていた
なんとなく会社を辞める理由を探していた
どんなことを考えてライターを目指したか
奥さんがちょこちょこと執筆しているのを見て、「あぁ俺もあんなふうに楽にお金を稼いでみたいな」と思った(後でこれは特殊能力だと気づく)
Webライターなら自宅で仕事ができて楽そうだなと思った(後で家から出ないことが向いていないことを知る)
出版を「刷れば刷るほど儲かる商売」だと思って、コンテンツを作る側になろうと思った(後で買う人がいない限り刷らない真実に気づく)
なぜ宣伝会議の『編集・ライター養成講座 総合コース』を受講したか
企業・個人を含めてライター入門の講座を調べたが、講義数の割に安かったから(当時の話なので、今は不明です)
「総合コース」とあるように、執筆活動全般について幅広い講師の話を聞けるから
ライターもWebライターやBookライター、取材ライターなど幅広い講師の話を聞けるから
歴史もあって、まあまぁしっかりやってそうだから
受講して良かったこと
ライターのラの字も知らない人間だったので、異業種の話を聞けること自体が勉強になった
様々な講師による幅広い話(ライターの種類・キャリア・編集者の仕事・出版業界の流れ)を聞けたので、勉強になった
修了条件である6,000文字の記事作成は、これまで執筆をしていなかった人間にとってゲロが出るほど辛いことだとわかった
ライターという職業への理解と覚悟が足りていないことを認知できた
それでも「書くこと」への自信がついた
受講して微妙だったこと
総合コースなので幅広い話は聞ける一方で、執筆のトレーニング量はそこまで多くない
宿題は多少でるが、授業は講義形式なので、基本的に聞いているだけ
当時はオンライン講義がなかったので、出席が多少ダルかった
講師も受講者もモチベーションは人それぞれであった
修了後どうなったか
会社を辞めてフリーライターとして活動を開始
3ヶ月程度で自分がライターに向いていないことを判断
アルバイト程度にWeb記事を書きながら、職業支援訓練でプログラムを勉強
フリーライターは1年持たず、エンジニアとして再就職
アフィリエイトはセルフバックのみやったかな、、
けれども、これまで全く文章を書かなかった人間が趣味で文章を嗜む程度には執筆力がついた
このコースが向いている人
執筆という活動全般について理解を深めたい人
ライターという職業になんとなく興味がある人
自分がどんなライターになりたいかが明確でない人
宿題が出ないと頑張れない人
(逆に、相手や周りのモチベーションに関係なく前に進めれるという意味で)自立して前に進めれる人
このコースが向いていない人
小説家やコラムニストなど、明確に自分がなりたいものが明確な人(その人は別のコースが良いと思われます)
ゴリゴリ書いて文章をトレーニングしたい人(探せば個人の講義もあったりするので、マンツーマンでやるのがいいと思います)
以上、箇条書きで手を抜きながらまとめてみました。
僕は職業ライターにはならなかったのですが、修了後にライターになった人は多くいますし、僕自身としては「書く」という能力を身につけれたのでアリだと思っています。
この講座をやったことの一番の収穫は「本業でやるには書くことが向いていないと自認させられたこと」と「このコミュニティに参画できたこと」ですかね。あと、社会人向けの講義ではよくあることですが、「やる奴はやるし、やらない奴はやらない」だと痛感しています。
そんな感じで、上記の「このコースが向いている人」に合致するひとにはオススメしたいと思いますー。
記事:アカ ヨシロウ
編集 : べみん
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