ウ○コまな板でサラダ記念日
ヤクザが飲食店に嫌がらせをする方法で、「店のコップにオシッコをする」というのをどこかで聞いたことがある。
オシッコをされたコップを洗えばいいだけの話なのだが、そうもならないのが人の心というものらしく、店はすべてのコップを買い替えることが多いという。
なるほど、『嫌がらせ』としてはとても効果的なやり口だ。
そんな話を奥さんとしていると、「けど、洗ったコップであれば問題ないよね」という私に対して、彼女は頑なに「嫌だ」という。あれぇ、一緒に微生物の勉強をした仲なのにな。
オシッコぐらい洗えばいいじゃないか。
個人的には洗剤をつけるほどでもないと感じていて、きちんと流水で流せば十分きれいになる。洗剤をつければよりきれいになり、オシッコの成分が付着していないことは理解できるだろう。
程度問題なのか?ウンコで考えてみよう。
「お前はウンコをひねったまな板でカット野菜を作れるか?」
うーん、ウンコだとちょっと話は変わるかもな。オシッコは尿道炎とかでないかぎり無菌にちかいけど、ウンコはO-157が怖いからよく洗ってほしいかも。
まな板には細かい傷があるから、熱湯煮沸までしてくれたら、まぁいいかな。美味しいサラダを作るでよ。
「じゃあ、3か月放置された死人の上にあったまな板はどうだ?」
あー、それは嫌かもしれない。3か月だとだいぶ時間が経っていると思うしなぁ。
けど考えてみると、「死体のフレッシュさ」より「誰の死体か」によるかもなぁ。親父・お袋とかだったら「まぁ仕方がねぇな」と使う気がするし、犬とかだとあんまり気にしないかもしれない。色とか匂いまでキチンと元に戻してるなら、問題なく使えると思うんだけどなー。
そうすると最初に思った嫌悪は何に起因するのだろう。
あぁー、知らないオジサンだったら嫌かも。不思議なことに知らないオバサンだとあんまり嫌な気がしないんだよな。少年少女でもあんまり忌避感ない気がする。
たぶん。知らんけど。
というわけで、「知らないオバサンが死んだときに引いてあったまな板は洗えば使えるけど、知らないオジサンだとそうはならない気がする」という結論に達しました。
ヤクザの皆さん、嫌がらせをするときにどうぞ参考にしてみてくださいー。
以上。