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SONYユーザー必見!Zeiss OtusをMC-11経由で使えばExifも記録される!

■ はじめに

Zeiss Otusシリーズは、その圧倒的な解像力と美しいボケ描写で究極の単焦点レンズとして知られている。しかし、Canon EF / Nikon F マウント専用のため、SONYユーザーにとっては使いづらいレンズだった。

しかし、ある方法を使えば、Sonyのミラーレスカメラでも問題なくOtusを使用し、さらにExifデータも記録できる
その秘密兵器が 「Sigma MC-11(Canon EF → SONY Eマウントアダプター)」 だ。

本記事では、Zeiss OtusレンズをSony αシリーズ(Eマウント機)で使う方法と、MC-11を経由した場合のExif記録の仕組みについて詳しく解説する。


■ Zeiss OtusとSONYの相性

Zeiss Otusシリーズには、以下のようなレンズがある。

Otus 28mm f/1.4
Otus 55mm f/1.4
Otus 85mm f/1.4
Otus 100mm f/1.4

いずれもCanon EFマウントとNikon Fマウントでの展開しかなく、Sony Eマウントには直接対応していない。

しかし、SONYのαシリーズ(α7 IV / α7R V / α9 II / α1 など)はミラーレス構造のため、マウントアダプターを使うことで他社のレンズも利用可能となる。

ここで重要なのが、どのマウントアダプターを選ぶかだ。


■ MC-11を経由すると何が変わる?

Zeiss OtusをSONY Eマウント機で使う方法はいくつかあるが、特におすすめなのが**「Sigma MC-11(EF → Eマウント)」** を使用すること。

MC-11を使うことで、以下のメリットがある。

✅ Exifデータが記録される

マニュアルフォーカスレンズでは通常、Exifデータが記録されないのが一般的。
しかし、MC-11経由でOtusを使用すると、Exif情報(焦点距離・F値など)がカメラに伝達される

これは、MC-11が電子接点を介してカメラとレンズの通信を確立することで実現されている。
Otusレンズはもともと電子接点を持っているため、MC-11経由で使用することでExifデータが正しく記録されるのだ。

📌 記録されるExif情報

  • レンズ名(Zeiss Otus 55mm f/1.4 など)

  • 絞り値(F1.4 〜 F16)

  • 焦点距離(28mm, 55mm, 85mm, 100mm)

💡 注意点
MC-11は電子接点を持つEFマウントレンズでのみ動作するため、Nikon FマウントのOtusではExif記録はできない。
SONYでOtusを使うなら、EFマウント版を選び、MC-11を使用するのがベスト
Exifデータは記録できないが(Nikon Fマウント → SONY Eマウント)の他社のマウントアダプターは存在する。


■ MC-11を使う際の設定ポイント

Zeiss OtusをMC-11経由でSony機に装着する際、以下の設定をしておくとスムーズに撮影できる

1️⃣ カメラの「レンズなしレリーズ」をONにする
OtusはMFレンズなので、Sony機では「レンズなし」と認識されることがある。
そのため、**[メニュー] → [カスタム設定] → [レンズなしレリーズ] を「許可」**に設定する。

2️⃣ フォーカスピーキングをONにする
Otusはマニュアルフォーカス専用のため、SONY機のフォーカスピーキング機能を活用するとピント合わせがしやすくなる。
設定方法:
📌 [メニュー] → [カスタム設定] → [ピーキング設定] を「ON」
📌 色は「赤」「黄色」「白」から選択(背景に合わせて見やすい色を選ぶ)

3️⃣ 拡大フォーカスを活用する
SONYのミラーレス機は「フォーカス拡大」機能があるため、MF時のピント合わせを正確に行える。
📌 [メニュー] → [カスタムキー設定] → 任意のボタンに「拡大フォーカス」を割り当てる


■ MC-11を使う場合のデメリットは?

AFは使えない
MC-11はAF対応のEFレンズならAFが動作するが、OtusはMF専用なのでAFは使えない

手ブレ補正(IBIS)はカメラ側の設定が必要
Sonyのボディ内手ブレ補正(IBIS)を活用する場合、焦点距離を手動入力する必要がある。
📌 [メニュー] → [手ブレ補正設定] → [焦点距離] に「100mm」などを入力


■ まとめ:SONYユーザーはMC-11でOtusを活かせ!

Zeiss OtusシリーズをSONY Eマウント機で使うなら、Sigma MC-11を使うのがベストな選択肢
特に、Exifデータが記録されることで、撮影後の管理やRAW現像が格段にしやすくなるのが大きなメリットだ。

📌 SONY機でOtusを使うメリット ✅ MC-11経由でExifデータが記録される
✅ SONYのフォーカスアシスト機能と相性が良い
✅ Eマウントにはない「Zeiss Otus」の描写を楽しめる

SONYユーザーがOtusの描写力を存分に活かすために、MC-11は必携アイテムといえるだろう。
もし、あなたがZeiss OtusをSONY機で使うことを迷っているなら、MC-11と組み合わせることで新たな世界が広がるはずだ。

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