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フレッツ光クロス10Gが開通するまでの裏技:プロバイダ切り替え時にネット接続を維持する方法

フレッツ光クロス10G回線を導入した際、プロバイダを変更するケースでは、次のプロバイダへの切り替えが完了するまでネットが使えない状況に陥ることがあります。しかし、NEC製ルータの動作モードを「OCNバーチャルコネクト」に設定することで、次のプロバイダが開通するまでの間、ネットに接続できる方法が存在します。

この記事では、実体験を基に、プロバイダ切り替え時の具体例や、この裏技の利用条件について詳しく解説します。


実体験:Yahoo!BBからOCNへのプロバイダ切り替え

私自身、フレッツ光クロス10GのプロバイダをYahoo!BBからOCNに切り替えた際、ネットが使えなくなる期間に直面しました。以下はその具体的な流れです:

  1. Yahoo!BBの解約申請
    旧プロバイダであるYahoo!BBを解約。

  2. OCNはすでに契約済み
    次のプロバイダとしてOCNを事前に契約して準備していました。

  3. 解約後、データ通信ランプが点灯せず
    光終端装置「XG-100NE」のデータ通信ランプが点灯せず、ネットが使えない状態に。

  4. 約50時間後にデータ通信ランプが点灯
    Yahoo!BB解約申請から約50時間が経過した頃、ようやくデータ通信ランプが青く点灯し、OCNの接続が有効に。X(旧ツイッター)やYahoo!知恵袋などをみていると1週間かかった例もあるようです。

このように、プロバイダの切り替えには一定のタイムラグが発生します。この間にネットが使えないと、仕事や生活に大きな影響が出てしまいます。


この裏技が使える状況

NEC製ルータを使用していれば、プロバイダ切り替えのタイムラグ中でも、動作モードを「OCNバーチャルコネクト」に設定することでネットに接続できる可能性があります

この裏技が使える条件

  • 次のプロバイダ(OCNなど)との契約が完了していること。

  • 旧プロバイダ(Yahoo!BBなど)の解約が済んでおり、データ通信ランプが点灯するまでの間であること。

この裏技は、プロバイダの切り替えが完了していない間に一時的にネット接続を可能にするための方法として非常に便利です。


NEC製ルータでの動作モード設定方法

NEC製ルータを使用している場合、動作モードを変更することで、プロバイダ切り替え中でもネット接続が可能になる場合があります。

手順

  1. ルータの設定画面にアクセス
    ブラウザを開き、ルータのIPアドレス(通常192.168.1.1)を入力してログイン。

  2. 動作モードを変更
    設定画面内で「動作モード設定」や「プロバイダ設定」から**「OCNバーチャルコネクト」**を選択。

  3. 設定を保存して再起動
    設定を保存し、ルータを再起動するとネットに接続できる可能性があります。

他のプロバイダでも可能性あり

動作モードにIPv4 over IPv6接続のソフトウェア名(OCNではOCNバーチャルコネクト)があれば、プロバイダがOCNでなくてもネット接続が可能な場合があります。試してみる価値があります。


NEC製ルータ以外でも利用可能?

今回の裏技は、NEC製の「Aterm AM-AX11000T12」で確認していますが、同社の他のモデルでも動作モードを変更できる製品であれば適用可能と考えられます。


注意点

この裏技はあくまで一時的な方法であり、データ通信ランプが点灯し正式にプロバイダ接続が完了した後は、プロバイダ指定の設定に戻す必要があります。

NEC Aterm AM-AX11000T12では、動作モードをローカルルータに設定するか、ルータの後のスイッチでブリッジモードにするかです。データ通信ランプが青く点灯したあとは、ブリッジモードでの使用を推奨します。


まとめ:プロバイダ切り替え時のネット接続を確保する裏技

フレッツ光クロス10Gのプロバイダを切り替える際、次のプロバイダへの接続が完了するまでの間でも、NEC製ルータを使用し動作モードを「OCNバーチャルコネクト」に変更することでネット接続を維持することが可能です。

Yahoo!BBからOCNへの切り替えの際、データ通信ランプが点灯するまで約50時間かかったことから、こうしたタイムラグが発生する場面でも、この裏技は非常に有効です。NEC製ルータをお持ちの方は、ぜひ試してみてください。


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