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あえて今、選びたい「SONY Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z」

ソニーの「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z」(以下、SEL1635Z)は、2014年に発売された広角ズームレンズです。時代は進み、新しいレンズが次々に登場する中、なぜあえてこのレンズに手を出すべきなのか? 今回の記事では、その魅力と現在だからこそ注目したい理由を探っていきます。


名機としての完成度

SEL1635Zは、カールツァイスブランドのT*コーティングを採用し、高い描写力とコントラスト再現性を誇ります。広角16mmから中望遠35mmまでをカバーする焦点距離は、風景撮影から建築物、さらには日常のスナップまで、幅広い用途に対応します。

  • 広角16mmの迫力:広大な風景をダイナミックに切り取る。

  • 35mmの汎用性:ポートレートやスナップで活躍。

  • 開放F4:絞り値も軽量かつ手軽に扱えるポイント。最新の大口径ズームには及ばないかもしれませんが、明るすぎないからこそ得られるコンパクトさは今でも魅力的です。


OSS(Optical SteadyShot)による手ブレ補正

SEL1635Zのもう一つの強みが、**手ブレ補正機構(OSS)**を搭載している点です。特にソニーαシリーズのボディ内手ブレ補正が搭載されていないモデル(例:初代α7シリーズなど)を使用している場合、このレンズのOSSは手持ち撮影を安定させる強力な助っ人となります。

  • 低光量環境での撮影:夜景や室内撮影で頼れる。

  • 動画撮影:広角域で滑らかな映像を実現。


あえて「今」このレンズを選ぶ理由

時代が進むにつれ、新しいレンズが登場し、SEL1635Zの立ち位置は変わりました。しかし、それこそが今、このレンズを選ぶ理由でもあります。

1. コストパフォーマンス

発売当初は高額だったこのレンズも、中古市場では非常に手の届きやすい価格で流通しています。約14万円前後の広角ズームレンズが、6万円以下で手に入るケースも珍しくありません。

2. 軽量設計の魅力

新しい広角ズームレンズは高性能ですが、大型化しがちです。その点、SEL1635Zは約518gと軽量。旅行や日常使いの撮影でその軽さが生きてきます。

3. 十分な描写性能

最新のGMレンズ(G Master)ほどの解像力はないかもしれませんが、ツァイスらしい鮮やかで自然な色再現は、現代の要求にも応えられるレベルです。最新の高画素センサーでも、その良さを十分に発揮します。


実際に使用して感じた魅力

現在、SEL1635Zをα7RVと組み合わせて愛用しています。特に出先で感じるのは、その軽快さと扱いやすさ。そして、レンズフレアを抑えつつ美しい発色を実現するT*コーティングの威力は健在です。これで風景写真を楽しんでいます。

  • 旅行撮影:軽量で場所を選ばない。

  • 風景写真:広角ならではの迫力が楽しめる。

  • スナップ撮影:軽いボケ感と高コントラストが魅力。


まとめ:最新ではなく「最適」を選ぶという価値

「SONY Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z」は、最新モデルの影に隠れがちな存在かもしれません。しかし、そのコストパフォーマンスや軽量性、そして描写力は、今でも十分に通用する魅力があります。最新機種にこだわらず、「最適な道具を選ぶ」ことを考えると、このレンズは見逃せません。

今、あえてSEL1635Zに手を出してみませんか?

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