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ポートレート撮影が楽しくなる!鉄板ポーズ68選で魅力を引き出そう

ポートレート撮影を学びたいと思っている方、あるいはすでに挑戦している方にとって、この本はまさにポーズのバイブルといえる内容です。アイドルやグラビアアイドルの写真集などでおなじみの「鉄板ポーズ」が、なんと68種類も解説されており、それぞれに豊富な写真例が添えられています。


具体性と実用性の高さ

まず感心したのは、ポーズが非常に具体的である点です。たとえば、「仰向けに寝転んで両脚を上げる」や「椅子の上で体育座りをする」など、モデルが直感的に理解しやすく、撮影現場ですぐに使えるアイデアが満載です。また、ポーズだけでなく、しぐさや小道具の使い方も解説されており、写真の物語性を深めるヒントが得られます。


初心者にもモデルにも役立つ構成

特に印象的だったのは、撮影者だけでなくモデルにも役立つ一冊であるということ。この本を読めば、モデルとして「どのポーズが魅力的に映るのか」を理解しやすくなり、自信を持って撮影に挑めるでしょう。また、初心者の撮影者が「どのポーズを指示していいかわからない」という不安を解消する助けにもなります。


写真の質と解説のバランス

68のポーズ例に添えられた写真は、どれも質が高く、シチュエーションや雰囲気のバリエーションも豊富です。背景や照明の使い方など、ポーズ以外の要素についても自然と学べる構成になっています。また、ポーズの解説は簡潔ながらポイントを押さえており、読者が迷わず実践に移せるのが魅力です。


特におすすめのポイント

  • 応用が効く:例えば「椅子の上に立つ」や「スカートを翻す」など、同じポーズでもモデルや撮影シーンによって多様な表現が可能です。

  • 創造性が広がる:「枝を角のように立てる」「街灯に絡みつく」など、遊び心あふれるポーズ例は、撮影にユニークなアクセントを加えたいときにぴったりです。

  • 小道具の使い方:「ワイングラスを持つ」「シャボン玉を吹く」など、小道具を活かした撮影方法も豊富に紹介されています。


改善の余地も

唯一、少し物足りなく感じたのは「ポーズのバリエーションが女性モデル向けに偏っている」という点です。男性モデルやペア撮影に使えるアイデアもあると、さらに幅広い撮影者に役立つ一冊になるのではないでしょうか。


まとめ

「ポートレートのための鉄板ポーズ&構図集」は、ポートレート撮影初心者からプロを目指す方々、さらにはポートレートモデルの入門者にも強くおすすめできる一冊です。この本を手にすれば、「次はどんなポーズを試そう?」という悩みが楽しみに変わること間違いありません。


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