くつろぎタイムは一杯のコーヒーから
社会の荒波に揉まれ続ける繁忙期のつかの間の休日。
ほとんどこの痒いところに手が届くコンパクトな部屋に存在感ましましなベッドの中で過ごす。寝るか、スマホをポチポチいじるか、本を読むか。時折、トイレに立ち上がるが、すぐさま自分の体温であったまったベッドへ滑り込む。そんな休日。
予定を入れない日をあえて作って寛ぐこの時間は、例え出不精だと言われてもやめるつもりは無い。
けれども、そんな限界休日の中でももそもそと布団から抜け出して服に着替え化粧をして外へ踏み出す目的地がある。
タリーズコーヒーだ。
陽気な気候に穏やかな青空。毎週欠かさない馴染みのラジオを耳にしながら歩く先にはタリーズコーヒーただ一つ。私にとってまさにサードプレイスである。
仕事から切り替えできないごちゃごちゃした思考を整理したい時
note始め、文章を集中的に書きたい時
インプットしたくて読書に没頭したい時
シンプルにコーヒーを楽しみたい時
日によって様々な目的がある。けれども全てを叶えてくれるのはタリーズコーヒーだった。
まず、落ち着いたBGMに店内の雰囲気。これに尽きる。
タリーズで過ごす時間は、よく脳内でごちゃごちゃと考えたままそのままにする良くない癖を持つ私にとって、絡まった糸を解いてくれるよう。そこに、こだわりの詰まったドリンク片手に「ここでゆっくりしてくださいね」と言われているようで居心地がものすごくいい。ゆったりドリンク飲みながらそのまま落ち着いて過ごすこともあれば、スッキリしたところで本を読み進めるか。あるいは、アウトプットに徹して好きな文章を書くか。余白を作ってくれる分、活力が生まれる。自宅ではなかなかに作れない、ほかのカフェではあまりないゆっくりしてもいいと許容される空間は、気持ちの切り替えに最適だ。
それと、もうひとつ。
忘れてはいけないのは、店内のインテリア。
全国に展開してるからお店の大小あれ、雰囲気は異なる。でも、どこに行ってもこだわって、かつ来店された人の目的に合わせたインテリアが配置されてる。
パソコン広げられるようにコンセント兼ね備えた1人席用。コーヒー楽しみながらおしゃべり出来る2人席、4人席。木を基調としたテーブル、椅子がまあかわいい。
ここまでは「どこのカフェと同じでは」と思われるかもしれない。確かにそれはそう。だけど、タリーズはひと味違う。よくある木の椅子、テーブルの他に背もたれから座る部分までもうふかふかなチェアが置かれてる。店内の大きさによりけりだけれども、そこそこふかふかチェアが置かれてる割合は大きい。実際によく利用するタリーズは黒青のチェックにふかふかチェアが複数置かれていて、これがめちゃくちゃにお気に入りだ。ふう、とシンプルにコーヒーを楽しんで落ち着けてから文章書いてもよし、読書してもよしと気分転換のスイッチがカチッと入る。ふかふかチェアなんぞあれば、長居してしまうに決まってるのに、あえて店内に複数配置することで、さらに居心地をよくしてる。その懐のデカさがどの全国展開してるカフェの中でもタリーズが好きな最大な理由だ。
期間限定ドリンクも楽しみだけれども、日替わりのブラックコーヒーも豆が違うとこんなにも特徴あるのか!と新発見できたのもタリーズのおかげ。コーヒーの奥深さを知ったのも、さらにコーヒーを好きになったきっかけである。つかの間のくつろぎタイムであろうと、あるだけで創造する活力は計り知れない。日々過ぎ去っていくこの日常に余白を作る一役を買ってくれている。
これからもお世話になります。