産経賞オールカマー 振り返り
◎タイトルホルダー (2着)
〇ガイアフォース(5着)
▲エヒト(11着)
△ローシャムパーク(1着)
△ノースブリッジ(7着)
△マテンロウレオ(12着)
まずは、おかえりなさいタイトルホルダー!と言える内容だったと思います。無事走り切る事ができ、2着を取ることが出来たことはまず一安心といったところです。
レースとしては△→◎→無印での決着で、馬券としては馬連のみ取ることができました。
対抗単穴が来ればオッズは跳ねたのですが、紐の人気馬では抑えのオッズですね。
レース展開を振り返ると、スローペースになったのが厳しかったです。タイトルホルダーが良いスタートを内枠で切れたためすんなり鼻をとり、他の先行馬もタイトルホルダーに圧力をあまりかけられず、ペースはかなり緩くなりました。
勝ち馬のローシャムパークは、3コーナーから前に進出し、4コーナーを絶好の位置で曲がり、残した足を存分に使った完璧な差し切り勝ちでした。ルメール騎手、さすがお見事です。
また、このよーいドンの競馬になると強いのがディープインパクト産駒。しっかりとゼッフィーロが三着に入線しており、改めて血統の重要性を実感します。まあ、逆の展開を予想していた以上、切ってしまった馬の一頭なのですが…(先週の予想を参考)
改めてこのスローペースになった原因について、やはり、タイトルホルダーほどの逃げ馬だと、並んで競う自信がある馬はいないといったところでしょうか。ただ、いくらスローペースが逃げ馬に有利といえど、ここまで極端なラップは、末脚の切れるこのメンバーではやはり積極的に狙いたいものではなかったはずです。タイトルホルダーとしてもいつものハイペースで後続に足を使わせて、直線で良い末脚を出させないのがいつもの勝ちパターンですからね。
実際は、ノースブリッジが並ばずに下がったのを見て、タイトルホルダー鞍上の横山和生騎手がペースが速すぎると勘違いして抑えたといったところでしょう。
とはいえ、ペースに関してはタイトルホルダー陣営の秋G1の為にも無理はさせたくないという思いもあったのかなと思ってます。タイトルホルダーもまだ、気持ちのスイッチが入ってない印象ですし。馬なりで最終追切を消化しているくらいですからね。
ここで叩いて、秋G1を取り、憂愁の美を飾って欲しいです。
今後に向けて
ここまで読んでいただければわかる通り、タイトルホルダーは良さをほとんど活かせない中での二着だったあたり、秋は大暴れする未来が見えてきます。
逆にローシャムパークやゼッフィーロは展開にうまく乗れただけであり、今後のG1レベルで通用するかはまだ怪しさが残ります。
また、本レースが休養明け一戦目だったジェラルディーナは、ここで叩かれたことで次走にかなり期待ができます。
来週について
ついに秋G1開幕の一戦、スプリンターズSがやってきますね。予想もだいぶ固まってきて、枠順発表をドキドキしながら待っています。
ただ一番気になるのはやはり、日本競馬の夢、凱旋門賞です。馬場読みと血統分析が重要となる一戦で、予想も腕が鳴るところですが、そんな予想なんて破壊して、世界2位の馬スルーセブンシーズの優勝を期待したいです。
(まあ、オッズ妙味がなくとも馬券には加えてしまうと思いますけど…)
また、最終年にしてミックファイアら超豪華メンバー集うダービーグランプリも実はかなり楽しみにしている一戦です。ミックファイアの完全制覇を見届けて凱旋門賞観戦に移れれば最高ですね。
3レースともに今から待ち遠しいです。では、今日はこの辺で。