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もしも学生な湖月が女教師な冥先生を好きになってしまったらどうアプローチするべきかタロットで占ってみた

※本コンテンツは塔果さんの創作キャラ「冥」及び「湖月」をタロットカードで占い、自分なりに解釈をしてみたものとなります。

 まずはこちらのイラストを見ていただきたい。

 あっ、今回見てほしいのは右側のイラストです。今回の湖月は悩める学生、一方の冥は思わせぶりなことをしつつも決して一線を越えない小悪魔系女教師のようだ。

 今回は湖月が「どんなアプローチをすれば意識してもらえるでしょうか?」と聞いてきたことを想定してケルト十字スプレッドを使って占ってみることにした。
(実はハートソナーと迷ったんだけど、汎用性の高いケルト十字をまずマスターしたくてですね……)

 とまあ私情を挟みつつもカードを混ぜ混ぜしてオープン!


 大アルカナやコートカードが目立つ。割と人生の分岐点になりかねない重要な問題であるらしいことが分かる。心なしかソード系のカードが目立つか。知識や情報のような何かが大きく関わっていることが推測される。
 またコートカードはペイジかナイトであり、初々しさも感じる。
 全体を見た推察はこれくらいにしてそれぞれのリーディングに移る。

現状:ワンドのペイジ(逆)

 若者が情熱のワンドを手に何かを伝達しようとしている様子。若者と情熱という組み合わせから本来ならワクワクとした始まりを示すのだが、これが逆位置だと独りよがりになって一人で突っ走ってる……とか、そもそも伝達が上手くいかない、つまり新しいことを前に二の足を踏んでいる状態を示す。
 何かを伝えようとして逆位置なので伝えられない。これはまさに自分の気持ちを口に出せない状況を示しているのではないだろうか?

原因または障害:運命の輪

 ケルト十字スプレッドではこの部分は正位置逆位置にとらわれず両方の可能性でリーディングするものらしいので、今回はその方法で解釈していく。
 逃れようのない運命が湖月を縛っていると解釈できるだろう。生徒と先生が恋人同士になるなんてあり得ないと他でもない湖月自身が半ば諦めているのだ。ワンドのペイジと一緒に考えると禁断の恋なんて叶いっこないと行動に移せない湖月の姿が浮かんでくる。

顕在意識:司祭(正)

 モラルやルールを示すカード。冥先生の前では聞き分けの良い生徒であろうとしている様子が目に浮かぶ。
 そういえば学生湖月とは言われたが、彼自身はどんな生徒なのだろう? 実は風紀委員とか生徒会長とかそういったお堅い肩書なんか持ってるのかもしれない。それにもかかわらず冥先生を好きになってしまった。
 実は冥先生もそのことが分かっててワザと思わせぶりなそぶりを見せてからかっているのではなろうか……?

・追記
 塔果さん曰くこの世界線の湖月は風紀委員だそうです(すごくシャツはだけてるけど)。ホントにお堅い役職だった!

潜在意識:ペンタクルのエース(正)

 手に乗せた大きなコイン。努力をすれば大きな成功を得られることを示しているカードだ。どうにか振り向いてもらおうと地道な努力を続けてきたのだろう。少しずつコツコツとコインを積み上げるように着実に進展させようとしており、恋心が燃え上り、勢いのまま突き進む状態……というわけではない。。
 冥先生の好きなものとか人知れず調べたり、デートプランなんかも緻密に計画をしているのかもしれない。
 ところでペンタクルのカード自体に地属性という意味があり、地に足つけてドッシリと落ち着いて構えているという解釈もできる。
 まさか湖月、卒業式の日に冥先生に告白しようだなんて考えていないだろうな? 学生の間は教師に恋をするなんてご法度だけど、卒業したら……と。
 なんともお堅い考えだけど、冥先生はとても美人。ジックリ待っている間に他に彼氏が出来てしまうかもしれないぞ?

過去:節制(正)

 カップからカップへ水を移し替える様子だ。錬金術の様子でもあり、異なる二つのものを混ぜ合わせて化学反応が起こり新たなものが生まれるという意味も。
 他にもカップの水(愛情や感情)を移し替えることから感情が新たなステージに向かっていることも意味する……これだ。
 恐らく湖月は最初から冥先生のことを好きになったのではなく、最初は尊敬の念とかそういった感情だったのがいつしか恋愛的な意味の好きに切り替わっていった……と。
 やはり一目惚れではないようだ。尊敬の念と恋愛的な好意のバランスは一時は取れていたが、後にその2面で大きく苦悩することになるのだ……。

未来:ソードのペイジ(逆)

 剣を手に臨戦態勢。この後に大きな試練があり、それに備えているという意味だ。逆位置なので何か「うっかり」な失敗をしてしまうことを暗示している。
 注意不足で失敗してしまうか、あるいは警戒し過ぎて冥先生から冷たい人だと見られてしまうといったところか。
 イラストを見ると蠱惑的に「生徒とキスするわけないでしょ」とからかっている冥先生に対して、湖月はそこまで驚いているようには見えない。からかわれているのが分かっているのでリアクションが薄いのだろう。
 剣のように頭は切れるようだが、からかっても反応が薄いものだから冥先生に寂しい思いをさせてしまったのだろう。なので筆者は後者の説を押す。

本人の立場:ワンドの5(正)

 何かしら正々堂々とした勝負の時が来ることを示しているカード。また運気が変化していくときという意味もあるようだ。
 堅実にコツコツと計画を積み上げているようだが、あまり猶予がないのかもしれない。もしかしたら恋のライバルが現れて冥先生をかっさらっていってしまう可能性もあるのだから。万が一にもそんなことがあったら、まさに「『雷鳴』とどろく衝撃」と言えるだろう。

周りの環境:カップのナイト(逆)

 ある出来事が近づいてくるが、それがあまり望ましいものではない、思っていたものと違うという意味。
 実は冥先生も湖月のことが気になっていて(カップ要素)、だからこそからかい方もチョット大胆になってる(ナイト要素)……のだが肝心の湖月の反応が冷たいものだから、脈はないのかな……と少しガッカリしてる様子なのかもしれない。
 カップ要素とナイト要素が合わさって、冥としてはかなりガッツリアプローチしてるつもりだったのかも。

願望:ペンタクルの3(逆)

 一人の彫刻家がその仕事っぷりを認められ大きな仕事を依頼されてる絵柄。
 逆位置なので実力を認めてもらえない様子を意味している。
 こんなにも好きなのに、こんなにも風紀委員として頑張っているのに……。湖月からはいつまでもマトモな評価をせずにからかってばかりの冥先生という認識のようだ。
 そりゃそうだよ、冥先生に一度でも好意を伝えたかい?

結論:ソードのナイト(正)

 剣を手に果敢に突き進む騎士の絵。カップのナイトよりも勇猛果敢に見える。まどろっこしく外堀を埋めながら卒業式の日を待って告白……なんて方法よりも今すぐ思いを伝えた方が良いということを示している。この世界線でも結局は「いけっ、湖月! いけっ!!」なのである。
 どうしても学生のうちに恋人関係になりたくなかった場合でも、なるべく早い段階でちゃんと冥先生に好意を伝えた方がいいだろう。

まとめ

 風紀委員になった湖月は(恐らく顧問の)冥先生と知り合う。最初は憧れや尊敬の念を持っていたが、次第に恋愛的な「好き」という気持ちに切り替わっていく(節制正)。
 しかし風紀委員ともあろうものが「先生と生徒の禁断の恋」なんてするわけにもいかないと思い込み(運命の輪)、先生への好意を口に出すことも出来ないまま(ワンドのペイジ逆)、ただただ風紀委員として立派であろうと冥先生には接してきた(司祭正)。このままではお互いの想いがすれ違ってしまい上手くいかなくなることも知らずに(ソードのペイジ逆)。
 それでも思いはどんどん大きくなるので、湖月はコツコツと冥先生の好きなものを調べたり来る日の為のデートプランを練ったりと準備を進め、(自分が学生ではなくなる)卒業式の日に告白をしようという作戦を思いつく(ペンタクルのエース正)。
 一方の冥は冥で湖月のことが気になっていて、他の生徒以上にちょっかいをかけるものの、思いのほか湖月の反応が薄くてちょっとガッカリ。風紀委員としては優秀なのにどうして身近な人の心には鈍感なのだろうか……とも(カップのナイト逆)。
 まさか湖月が冥先生のことが好きで色々と頑張っているだなんて夢にも思っていないだろうし、湖月自身も恋愛面では脈はなさそうだと今は思っている(ペンタクルの3逆)
 そんななかなか縮まらない二人の距離だが、近い将来に変化の時が来ることが示唆されている(ワンドの5正)。ライバルの登場を意味するカードでもあるので湖月が待ってる間に彼氏が出来てしまうという結末もあり得る。
 よって今の湖月に必要なことは今すぐ告白してしまう事!
 いけっ、湖月! いけっ!!(ソードのナイト正)

 とは言っても、湖月の性格上それも難しそうなので、まずは冥先生が他の生徒をどうからかってるのかを確認してみよう。恐らく湖月ほどからかってはいない筈。下手したらこんなことするのは湖月相手の時だけかもしれない。そして今すぐの告白でなくてもいいので好意があるということはしっかり伝えた方がいいだろう。

「卒業式の日に改めて告白しますから、待っててください」とかもなかなかロマンチックではなかろうか?

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