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■メンタルヘルス■従業員のストレス編

従業員のストレスの現状を理解しよう!


実に過半数が仕事や職業生活に関するストレスを持って生きている。

厚労省が5年毎に実施している『労働者健康状況調査』にある【仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスがある】と回答した労働者の割合は増加傾向で、2012年では60.9%。就業別では、正社員64.1% 契約社員62.7% パート45.3%。


その原因は、男女共に『職場の人間関係の問題』が41.3%で1位。2位は仕事の質、3位は仕事の量と続く。男性は会社の将来性の問題や、昇進・昇給の問題、女性は仕事の適性の問題なども回答されている。


相談できる相手がいる割合は女性の方がやや高い。
相談できる相手がいるのは男性より女性が多い(男性:87.2% 女性:93.4%)。相談相手は家族・友人が1位で、次いで上司や同僚。職場の人間関係を家に持ち帰るあたりは、諸外国と違った文化での流れだろう。しかし、相談できる相手は年齢が高くなるほど低い傾向になるそうだ。

仕事・余暇の両立志向が増加。それまでの経済成長社会では『仕事志向』が多かったが、1970年代から80年代にかけて、『両立志向』が増加するも、90年代以降は変化がない。これは社会情勢が影響しているとも受け取れるだろう。

『何かにつけて相談したり、助け合えるような付き合い(全面的な付き合い)』は減少傾向に。『仕事が終わっても、話し合ったり遊んだりする付き合い(部分的付き合い)』が増加している。仕事一辺倒ではなくなってきており、それが社会情勢をも巻き込み、法改正まで至ったことは記憶に新しいだろう。

理想の仕事は、

『仲間と楽しく働ける』『失業の心配がない』『専門性や特技が生かせる』が高い率となっている。

職場での人間関係、つまりはコミュニケーションであろうか。

それともそれいぜんの人格形成部分においての事柄が起因して、総じて人間関係に繋がるのだろうか。

いずれにしても、ストレス社会が言われ始めて相当長いが、AIやロボットでは解決ができないようなことがもっと出てくるかもしれない。

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