FXあか研ゼミ ~損切り講座~

はい、こんにちわヽ(✿゚▽゚)ノ🍮☕
前回の記事から10か月ほど開きましたが、待望の(誰も待ってない、、、)new記事です!

で、いろいろ考えて今回の内容は、

みんな大好き

「損切り」


について書いてみますww


というか、何このタイトルのセンスのなさww

だいたい教える系のモノって、FXほにゃらら大学とか、まるまる塾とか、
学校関連のものが多い印象
『あか研ゼミ』って、、、
もう一個『鉄あか会』という候補もあったんですけど、もう考えるのもめんどくさいし、センスのなさは十分自覚してますのでこんなタイトルになりました💔(鉄あか会が気になる人は「鉄緑会」でググってください)

それはともかくとして、、、


トレードはすべてのバランスの上に成り立つモノ
出口戦略なくしてトレードは成り立たない
今回は出口の片方である「損切り」について書いてみたいと思います

トレードが急にうまくなる方法って無くて、結局ひとつひとつ細部を掘り下げて突き詰めていくしかないのかな~と、、、

この記事が「損切り」について考える材料、ちょっとした刺激になれば嬉しいです
損切りの概念的なものと技術的なもの両方書いてみます
(※私はデイトレメインなので、デイトレ目線で書きます)
でわ、いきますよ~( •̀ ω •́ )✧
まずは基本的な概念からスタートです


★損切りとは?


まずは「損切り」って何なのかをきちんと定義してみましょ💖

損切りとは、

含み損を抱えているポジションを閉じて、そのトレードを終わらせること

です

ちなみに損切りの反対語は「塩漬け」
塩漬けのパワーアップバージョンが「奈良漬け」w

で、エントリー後にマイナス方向にポジションが進んだときに、前もってポジションを閉じる価格を設定して注文を出しておくことができます
その価格を決めて注文を出しておけば、自動的に決済してトレードを終わらせてくれる
それが「逆指値(注文)」
逆指値を指しておけば、ポジションの監視からある程度解放されるのが良さのひとつです



★損切りすることの利点


私が考える損切りの利点は大きく2つです

・①損失を限定することで、想定外の損失を防ぐ

これは超一流のトレーダーさんが口を揃えていっていることです
これが損切りする最大の意義です
損切りしなければ元のレートにもどってきたのに~っていう局面も多いですが、相場はたまーーーに地獄の釜のフタがぱっくりと開くときがあります
そういうときこそ普段鍛えた「損切り力」が真価を発揮して自分を守ってくれます
すべてはその時のために損切りしているといってもいいです

「そんな滅多にこないことを想定するのはあほ草、そのときになれば考えるわ!」と思うのも自由です
目先の資産は、損切り付きのトレードをするより増えやすいでしょう
ただ、、、
滅多に来ないときが来た時はご覚悟のほどを
しかも、トレードが増えるごとに、トレード歴が長くなるにつれ遭遇する確率が高くなります

今年の前半(2022年前半)のドル円相場を考えてもらえれば、なんとな~く想像がつくと思います

・②うまくいってないトレードを見切って、再び最高のアイデアに投資できる

これもよく言われてることです
資金の回転、効率が良くなるという意見もありますが、私はあまりそんな風には思っていなくて、不必要なリスクを持っていなくて済むという思いのほうが強いです
「うまくいくトレードはエントリー後すぐ含み益になる確率が高い」という考えの元、含み損のポジはスッパスッパっと損切りしていく人もいます
いずれにせよ、くそぽじをぶん投げたときの爽快感は格別です
ヾ(≧▽≦*)o╯︵ ┻━┻



★「損切り貧乏」になってしまう時の対処法


トレードを始めたての頃は「必ず損切りラインを決めて損切りしましょう」という教えに従ってトレードしても損切りに引っかかってばかり、、、
全然勝てないという経験をすると思います
だれもが通る道ですよね
損切りあるあるです

でも、これは経験積んでいけばある程度解消、改善されていくものだと思います
トレーディングっていうのは
『〇〇pipsの値幅を取りに行きたい、そのために✕✕pipsのリスクを負う』
というもの
リスクとリターンはいつもワンセットで考えるべきだし、リターンの単位はリスクです

個々のトレードにおいてベストのリスクとリターンの取り方があります
たとえば、トレンド相場とレンジ相場ではリスクとリターンのバランスのとり方も変わってくるはずです
それが多少でも見えてくれば、自ずと『損切り貧乏』は解消すると思います
『現実に見合う(思い込みじゃなく)リスクとリターンの取り方』
ができるかどうか?がポイント

ユロル1時間足(画像クリックで拡大できます💖)

下降トレンドに乗って戻り売りを考えたとします
狙う値幅は直近の安値手前まで(約25pips)

損切りを置く位置は、教科書的に考えるなら2か所カンタンに思いつくはずです


そうですね
オレンジのラインと青のライン
現在価格からオレンジラインまでは48pips
青のラインは25pips

勝率だけでいえば(あくまで勝率だけね、)青ラインに損切りを置いたトレードは、50%こえるでしょうけど60%は絶対ムリだな~、という印象
オレンジラインだと70%超えそう、でも損大利小のトレード

それならむしろ、勝率は下がるけど損切りラインはオレンジラインにおいて、ターゲットを直近安値更新まで伸ばしたほうがいいのかも(・・?  ⇓⇓

じゃあ上記3つのトレードの中でどれが一番優秀なのでしょう??

それはわからないし、誰に聞いても教えてくれないです
なら、やることはひとつですよね

過去の同じ(ような)環境のチャートをひたすら集めて調べるのみです
それで出た結論が、トレードを組み立てる際にひとつの目安になってくれます

まずは、ターゲットをほどほどにということを意識して利食いを設定してみましょう
損切り貧乏が改善されたなら、自然と次のステップが見えてくるはずです
( *¯ ꒳¯*)🍵

余談ですけど、損切りをするということは人為的に『大負け』の可能性を消しているということ
それは裏を返せば、『大勝ち』の可能性を極端に低くしているということです

(その後のチャート)

あっ、爆益がぁぁあ~😭


★損切りに引っかかった後に反転するのを避ける対処法


はい、でわ損切りあるある第2弾ww

自分の損切りを付けた後に反転していってしまうというもの
これは日常茶飯事のこと
どうやっても避けられない側面もあると思います(ムカつくけどね、、、

とはいえ、すこしでも改善する努力は必要です
どうするのか??

そう、みんな一度は耳にしたことがあるアレですw


『損切りを置きたいポイントでエントリー』
ww

わたしの師匠は「いかにもな場所に損切りを置かない」と言ってます
大勢が損切りを置くようなところには置かない、ということですね


ユロル1時間足📈📉

直近の下落の流れに沿って売りのトレードを考えたとします
抵抗線を1本引いてみます

どこに引くかというと、、、


1ユーロ=1ドルのライン1.0000
パリティですね

で、パリティのラインをバックに売り
時間足を落として15分足

でもそのような考えじゃなくて、

「抵抗線は一旦はオーバーシュートしてしまうもの、パリティの上は狙われる」

という考えがあれば、

『水色のゾーンにレートが到達して、始めてセットアップが完了する』という考え方が出来たりします
(※セットアップ=トレードができるかもしれない相場環境のこと)

出動を遅らせてみるということを念頭に、エントリータイミングを再考してみましょう
新たな発見があるかもしれません(* ̄▽ ̄*)


★【重要】損切り後の対応



じゃあ、次ね
損切りになった後、どう行動すればいいのか?という問題
これが個人的にはすごく重要だと思ってて、

ドル円15分足

黄色の水平線と青色斜め線で出来た三角形
上へのブレイクアウトを狙ったトレード

エントリーはピンクの矢印135.247
損切りは135.00の大台の下、且つ青色斜め線の下134.880(緑ライン)

時間足を上げて1時間足


黄色の抵抗線をブレイクすると、それなりに上へ走りそうです
136.00までは到達できそう
ターゲット136.00

、、、で、その後どうなったかというと

20:37で損切り-36.9pips
保有時間は4時間25分ほど

で、まず考えるべきなのは、ドル円の直近の上昇トレンドに乗った買いのアイデアがまだ有効なのか?それとも捨て去るべきなのか?を見つめなおしてみる
ということ

損切りになったからこのアイデアはダメだーということは一概に言えなくて、大元のアイデア自体は合っているということも多いです

それと、もうひとつ(こっちのほうがはるかに重要)

どうなれば再びトレードすることを許すのか?

そのルールを決めておくことがとても大切❗(リエントリールール)

トレードで利益を残すには、しょーーもないトレードくだらないトレードを徹底的に避ける必要があって、
じゃあ、くだらないしょーーもないトレードってどういう時に発生するのか?と言われれば、

・大勝ちして気が大きくなっているとき
・損切りになってリベンジしようとしてるとき

ですよね(・・?

損切りになったとたん、目ぇ血走ってたくさんの通貨ペアのチャートを開けまくって無理やりなエントリーをしがちです
(身に覚えがないとは言わせないですよ~ww)

じゃあ、例えばこの場合のドル円損切りトレード後どうしましょ?
どういう行動を取りましょ??

ぱっと簡単に思いつくのは、「その日はトレードをやめてしまう」とか「2時間はチャートを閉じて見ない」とか、
でも私の場合はあんまり効果なかったです、、、
2時間チャート見ないって決めても、結局うわべだけの目標にしかならなかったです
言葉だけって感じ

直近の高値、上のドル円のチャートなら黄色ラインを上へブレイクして上昇トレンドが確認されてから再トレードを考える
こっちのほうが理にかなって説得力あるし、私は守りやすいです

そもそもの新規エントリー自体の条件を、今よりキツくするのもすごく効果があると思います

週末にトレードプランをじっくり考えて、その週はその作ったプランしかやらないとか(⇐私これ好き!)
お休みですから時間もあってじっくり考えられるし、なによりチャートが止まってるから心揺さぶられることなく熟考できます
事前準備してあるから、チャート開くたびに「う~ん、う~~~ん」と悩むことも激減します

どうであれ、トレードの手順、プロセスを作ってその通り踏んでいきたいもの
感情に任せてトレードしても疲れるし、大負けするリスクを高めるだけです


ぜひぜひ皆様も、実行可能なリエントリールールを作ってほしいです

損切りだけじゃ価値は低くて、損切りはリエントリールールとセットで評価されるべきもの

です


★損切りを置く場所


それでわ、今回の記事のメイン
具体的に損切りポイントってどうやって決めればいいのー?というお話
まずはざっくり大別してみると

  1. 支持線、抵抗線を使った損切り

  2. テクニカル指標(MA、PIVOT等)を使った損切り

  3. ボラティリティ(ATR)を使った損切り

  4. 時間による損切り

こんな感じ
どれもすごくシンプルなものばかりです

ひとつひとつ見ていきましょう


★1.支持線、抵抗線を使った損切り


支持線、抵抗線といっても水平線だけじゃなくて、トレンドラインとかMAも支持、抵抗になりえるとは思いますが、まずは水平線、主に直近高値安値を使った損切り

で、みんな一度は目にしたことのあの図

青が買いのエントリーポイント
赤が損切りポイントで直近安値の数pips下

もうね、これはトレードの古典中の古典ですよねw
伝統芸能みたいなものですww
安値切り下げたんだから、いったんトレンドフォローはおしまいにしましょうという発想

上の絵の黒のラインを1時間足(上位足)だとして、そこに15分足(下位足)を重ねてお絵描きしてみると、
(黄色ラインが15分足の動き)

上位足は上昇トレンド
下位足に逆三尊が形成されて、ネックラインを切ってからエントリーという、こってこての絵🍜w

実際のチャートで見てみましょうか👀✨

ドル円1時間足

上昇一辺倒の絵

15分足に落としてみます

反転上昇を判断するのに、チャートパターンではなく、移動平均線を使ってみます
21EMAを表示させています
(なお、上昇トレンドが強すぎて、1時間と15分が同じチャートに見えるというツッコミはスルーしますw)

で少し時間を進めると、

移動平均線を下に割り込んできました

さっきの理屈で考えるなら、移動平均線を上に抜いたところ、もしくは上抜いてリトレースが入ったところがエントリーポイント
で、損切りは直近安値の下


こんなかんじかな

でもこのチャートだと、エントリーポイントが午前4時とか5時になってます
NYセッションが終わるとボラが極端に下がるので、相場はヨコヨコしがちです
そーなると移動平均線も横になりますから、上抜けしても意味があんまりなくなるのかもしれません

それ以前にたぶん寝てそうですが、、(˘꒳˘    )


では、もう一例
今度は損切りになる例〔ඉ  ̫ ඉ〕

ドル円1時間足

15分足

さっきと同じ考えで、15分足がいったん下抜いて、反発上昇して上抜いたところでエントリーしたとして、


その後の15分足の推移

1時間足で見てみるとこんな感じ

ちょっと高い位置から買ってるように見えますね💔

1時間足にFib表示させると、

38.2押しで上昇し始めたところで買ってます

それはともかくとして、高値安値に限らず、支持の下、抵抗の上というのは損切りポイントのセオリーではあります



★2.テクニカル指標を使った損切り


では2つめ、テクニカル指標を使った損切り
これはさっきの応用で、高安値ではなく、テクニカルポイントの上(下)に損切りを置くというもの
MAとかピボットとか一目の雲とかね

ユロルの1時間足

ここから戻り売りを考えてみます

15分足に落として、
21SMA(短期、紫)と75SMA(長期、緑)を表示


で、しばらく待って、、、( ੭´꒳`ᑦ )🍵


短期の移動平均線(21)が長期の移動平均線(75)にタッチしに来て、反発下落したところでエントリー
そして損切りは長期移動平均線の上

こんな感じ

で、しばらくして損切りと

短期と長期の移動平均線がクロスしちゃいましたね

高安値は価格は変わらないですけど、移動平均線は価格が変わっていきますから、そこが違うところ
なので移動平均線は、損切りよりトレーリングストップによく使われてる印象があります(わたしの偏見です)



★3.ボラティリティー(ATR)を使った損切り


じゃあ次はボラティリティーを使った損切り
これはボラを考慮して損切りポイントを決めましょうということ

たとえば、

21:00~1:00までトレードできる兼業トレーダーさんがいたとします
できればその4時間内でトレードを完結させたいと思っています
そうすると、エントリーから決済までに使える時間ってせいぜい1時間ぐらいになりそう
なら1時間でどれぐらい動くかを考えて損切り位置をかんがえてみましょうということ

で、ATRはどれぐらい動くのかを測る指標

ざっくり簡単に説明すると

ドル円1時間足 ATR(14)表示

ATRの数値は0.1074
1時間で上から下まで10.74pips動いてますよーということ

ドル円4時間足

ATRは20.15
4時間で20.15pipsうごいてましたよーということ

じゃあ、上の例の、
1時間で終わらせるトレードなら、1時間で10.72pips動くのを考慮して損切りを考えるということです

なので、5~6pipsぐらいが妥当と思うんですが、、、
利食いもそんなに大きく取れないですね
利食い20pipsに設定したら、うまく順行しても3~4時間ぐらいかかりそう
それならトレンドフォローじゃなくて、
逆張りとか、特定の時間帯のみ狙うとか、もっと別の考えでトレードしたほうがいいかもしれません
逆張りには逆張りの良さがありますから、そこを追求するのも手かも

もうちょっと細かいことをいうなら、その10.72pipsは(過去の)平均値なので、ボラが大きくなる時間帯、例えば東京時間から欧州時間の切り替わりとか、NYオプションカット後とかは10.72pipsより大きくなるので、それを見越した想定が必要

ドル円1時間足


時間足を落としてドル円5分足
売りエントリー

わたしが上記の条件でトレードするならこんな感じですかな(՞˶・֊・˶՞)🤍
損切りまで9pips 利食いまで11pips
どう?下手ですか?ww

トレードにかけられる時間から変動幅を調べて、そこからトレードを考えた例です

他には通貨ペアによって当然ボラは違いますから、損切り幅を考えるのにボラを考慮するのは大切ですね


★4.時間による損切り

これは決めた時間になれば決済するというもの
1番使われるのが、重要指標の1時間前には決済するとかですね
週末持ち越したくない場合とかね
まぁ、両建てしてその時間をやり過ごすという方法もありますが、

なので、重要な指標は週末にあらかじめ日程を調べておきましょう
エントリーする際は、決済まで出来る時間的余裕があるのかどうかを考えてみましょう
(。-`ω-ก)ウーン

もう1つ、「エントリーしたけど、いつになっても利食いラインにも損切りラインにも到達しない」場合
この時もスパっと時間を決めて決済するのも一つの方法です


★分析プロセス≠取引プロセス

相場の大きな方向性を分析して判断をすることはとても大切なことです
いろいろ分析、調査、熟考して「ドル円は今後も上昇しそう」と判断しても、そこから具体的なリスクリワードのアイデアに変える必要があります

トレードはどこでエントリーしても、どこで決済しても自由です
逆に言えば、すべて自分で決定する必要があります
どこで入って行ってどこで出ていくのが一番優秀なのか?
一番もうかるのか?
分析したものからリスクリワードの提案へ変える力がトレーダーの力量だと思います


★むかしばなし

今から6年前、

2016年6月

当時EUに加盟していたイギリスで、EU離脱を問う国民投票が行われました

トレーダーのBさんは調査の結果、国民投票が可決される可能性が高いことに気づきます
そしてBさんはポンド売りのトレードプランを考え始めます

しかし相手はじゃじゃ馬ポンド
しかもそれが歴史的な国民投票の日となれば、その暴れっぷりはパないことになるのは明らかです
各地域の投票結果のヘッドラインニュースで乱高下が予想されるので、エントリータイミング、逆指値ポイントが非常に難しいトレードになります

熟考を重ねたBさんはポンド売りではなく、米長期債(Tボンド)買いのトレードを実行します
投票が可決されたら市場はリスク回避に走るという読みです

ポンド売りより大きく幅を狙えない代わりに、大きくリスクを抑えたトレードが出来ます
結果ポンド売りよりも優秀なリスクリワードのトレードを実行することに成功します
そしてBさんはそのトレードで大成功を収め、資産を倍にしましたとさ

めでたし、めでたし



今回の内容は以上になります(ˆ꜆ . ̫ . ).🎀
お読みいただきありがとうございます













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