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「亡き王女の為のセプテット」のデモを演奏しました!

こんにちは!エモーショナルスモーキーギタリストのAkatsukiです!

本日、上海アリス幻樂団様の楽曲「亡き王女の為のセプテット」をギターで演奏する音源をサウンドクラウドに投稿しました!

まぁサビ&デモ演奏ですが。。。1コーラスのメロディーとコード付けは完了しているのでこれらをもとに1コーラスの演奏動画を作っていこうと思います!

投稿報告と意気込みだけでは記事として面白くないので、僕が作成したスコアを公開し、解説していこうと思います。
主にコードに関する解説です。作曲をしている方はコード付けの参考になるかと思います。
また「亡き王女の為のセプテット」を自分でも演奏したい方も参考になるのでぜひ最後まで読んでいただきたいです!

スコア作成にあたって参考にした音源です。

そして今回作成したスコアです。


メロディーついては耳コピに慣れていないので間違いがあるかもしれません。その際はコメントにてご指摘いただけるとありがたいです。

サビの開始は2小節目のBm7(9)です。なので2小節目を1小節目とカウントするのでややこしいですがご了承いただきたいです。
またところどころで音楽理論の用語が出てきますが、本記事では解説しません。あらかじめご了承願います。


キーはBm

原曲のキーは(おそらく)Dです。しかし今回はロックバラード風にアレンジをしたかったので落ち着いた雰囲気を出そうと思いました。
そこでDの平行調であるBmをキーにしています。

サビ以外は元のキーであるDでコード付けをしています、なので所々でDに戻る布石を出しています。
7小節目をGm⇒A7はDのサブドミナント⇒ドミナントのケーデンスです(本来であればGmではなくGなのですが変更しています)。
その後にはDが来るのが理想的ですが、F#mを設置していま置いています(これを偽終始といいます)。

F#mはDの代理コードかつBmから見るとドミナント(マイナー)です。
ここはF#にしたかったのですが、サビ前の「シ」とF#のトライアドである「ラ#」が半音でぶつかるので避けました。

また最後はキーをDに戻したいのでDのダイアトニック外のコードは使いたくなかったいう意図もあります。

特徴はC△7とGm

次は2小節目にあるC△7と7小節目のGmについて解説します。
最初は2小節目のC△7です。

もともとはBm7(9)⇒F#7とBmのドミナント進行で進めていましたが、意外性を持たせたくて工夫しました。
ここで使ったのは裏コードです。F#の裏コードはCになり、メロディーも「ミ」とCのトライアドです。
♭Ⅱはジャズ感を出せるかつメロディーとの親和性もあるので使わない手はないです。

続いては7小節目のGmです。

ここも最初はG⇒A7でしたが実際に弾いてみると、、、悪くはないのですが僕の中で何か違和感がありました(完全に僕の感覚です)。
その違和感の正体を確かめるべく頭を悩ませました。。。意外なことに答えはすぐに見つかりました。

7小節目のメロディーを見てみると「ソ」からメロディーが下がっていきます。
メロディーが下がっているのに明るいコードを付けるから違和感が出るのか!と気が付き、マイナーコードをつけることにしました。

Gmを選んだ理由としては、先にも述べましたが7小節目は元のキーに戻る布石として機能しています。
なのでGのサブドミナントとしての機能を果たしてもらうかつ、切ない響きを持たせたかったのでサブドミナントマイナーのGmを選んでいます。

すぐに戻さず焦らす

最後は16小節目のA7sus4についてです。

直前の小節がDへと解決するケーデンスとしての機能を担っていることは説明しました。
そして16小節目のメロディーは「レ」であり、Dのトライアドです。

本来であればDを置くべきなのでしょうが、ここで僕は「すぐに解決したくないなぁ・・・」といたずら心が芽生えました(笑)。

何をすれば面白くなるかと考え、sus4を使用することを決めました。

sus4を使用するとドミナントケーデンスで使用すると壮大な雰囲気になります。
普通のサブドミナント⇒ドミナントのケーデンスに何か変化を加えたい時はsus4を使用すると良いです。

ここではメロディーもAの4度も「レ」と共通しているのでA7sus4を置いて焦らした後に、Dへと解決するという理想的な進行ができました。

以上です。最後まで読んでただきありがとうござました。今回の解説で自分の間違った音楽理論の解釈や説明があるかもしれません。
なので日々僕も皆さんに面白いかつ役に立つ情報をお届けできるよう勉強しますのでよろしくお願い致します!

今日はここまで!
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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