経験の浅いエンジニアの副業案件の取り方
こんにちは、あかしぃです。
先日、「経験の浅いエンジニアの副業案件の取り方」というテーマで人生初のLTをしたんですが、いろいろダメダメだったので、まとめなおしてnoteに投稿することにしました。
当日使ったスライドをベースに、情報を補足する感じで進めていきますね。
簡単な自己紹介
自分は2018年11月からWebエンジニアとして働き始めました。そして2019年1月から副業として他企業のプロジェクトにエンジニアとして参加しています。また、来週からは別の企業のプロジェクトに参加させてもらうことになっています。
副業探しのノウハウはあまり見かけないので、自分の経験は参考になるかも・・・?と思ったのが、このテーマでLTをしようと考えたキッカケです。
エンジニア副業の種類について
さてさて、自己紹介はほどほどにして。。。
一言に「副業」と言っても種類はたくさんありますが、エンジニアリングを伴う副業の種類は大まかに3種類に分けられると思います。それが上のスライドに挙げた3つです。
Web制作系はWordpressのテーマ制作や各種セッティング、LP制作などが当てはまります。プログラミング講師についてはそのまんまですね。
そして3つめが自分が行なっている副業の形態で、他企業のプロジェクトチームにエンジニアとして参加するものです。
ちなみに、報酬の優劣のようなものはあまりないかなと思っています。うまく効率化したり、スケールさせればどれでも大きく稼げるのでは?と考えています。
エンジニア副業のメリット
副業をするメリットは主に2つあるかなと。
1つは単純に毎月の手取りが増えること。報酬が時給換算で3,000円として、60時間働けば18万円です。嬉しいですね。
ただ、自分は2つめのメリットのほうをより重視しています。基本的に、本業と副業で利用されている言語、技術が100%同じということはまずありません。
なので、本業では経験できない技術を実戦で使えるということで、大きなスキルアップを期待できます。駆け出しエンジニアの人で、短期間でスキルアップを狙いたいという人にとってはこれ以上ない機会だとも言えます。
エンジニア副業のデメリット
ただ、デメリットももちろんあります。それは、シンプルに時間を拘束されること。本業に加えて、月60時間追加で「働く」のはもうハードワーカーの一種です。
残業60時間と聞くと、ブラック企業じゃん!というイメージを持ちますよね? それを自分の意志で行うのはやっぱりなかなかシンドイです。
単純にプログラミングが好きとか、何がなんでもお金を稼ぎたい、スキルアップしたい!という情熱がないと辛いかもしれません。
エンジニア副業の探し方
ここからが本題です。
エンジニア副業の探し方は、こちらも大きく分けて3つあるかなと思います。スライドに載せている3つですね。
おそらく、1や2の方法で受託できればそれがベストです。案件探しの手間や契約のあれこれの手間を減らせるからです。ただ、、、
1や2の方法で副業を探すのは難しい
スライドに載せている通り、駆け出しエンジニアが1や2の方法で案件を受託するのはかなりハードルが高いかなと思います。WordpressやLP案件なら知人、友人からの紹介も狙えるかもしれませんが、企業のプロジェクトを紹介してもらうのは、駆け出しエンジニアの人脈ではあまり現実的ではないと考えています。
自分が、副業探しにWantedlyをおすすめするのは、自分が実際にこの方法で受託できたからです。Wantedlyなら企業の人事やエンジニアの方と直接コンタクトできるので、営業力や交渉力を駆使すれば駆け出しエンジニアでもチームに参加させてもらうことは可能です。
それでも全ての企業から、ぜひ!と言われるわけではないので、複数の企業にアタックする根気強さは必要です。
プロフィールに希望条件を書いておこう
Wantedlyにはプロフィールページがあるので、そちらに希望条件を書いておくと面談がスムーズに進みます。
とくに、副業先を探していることは必ず明記しておくことをおすすめします。最初の頃、自分はこれを怠っていたため、いざ訪問すると先方が中途採用希望者だと考えており、ミスマッチが起きた経験が何度かあります。(会社のビジョンを10分ほど話してもらった後に、実は副業希望なんですが・・・と伝える気まずさたるや。。。)
ミスマッチが起きるとお互いに時間を無駄にしてしまうので、自分が週何時間くらい稼働できるのか、プロフィールに書いておくといいかなと思います。希望時給や、こんな技術を使ってみたい!なんかも書いておくといいですね。
必要なスキルレベルは?
一番気になるのは、エンジニア副業にはどれくらいのスキルレベルが必要なのか、ということだと思います。
ただ、意外なことに面談の場でスキルレベルを具体的に図られる、ということはほとんどありません。それより、本業で使っている技術との親和性を見ているのかもしれません。なので、本業ではRailsを使っているけど、Goの案件に参加したい、というのは難易度が上がると言えそうです。
自分は本業でVue.jsを使っているので、「じゃあNuxtも大丈夫そうだね〜」みたいな感じでした。2つめの副業先を探す際はReactを書ける現場に絞って探していましたが、このときも「Nuxtを書いた経験があるなら、Reactも大丈夫そうだね〜」みたいなノリでOKをもらえたところが大半でした。個人的にはVueとReactって結構違う気がするんですけど。。。
ただ、じゃあスキルがなくても副業ができるのか、となるとまた話は違って、基本的に即戦力として貢献することが求められます。
未経験から正社員エンジニアとして入社した場合、数ヶ月は甘く評価してもらえますが、副業ではまずそんなことはありません。パフォーマンスが出せなければ1ヶ月で切られるかもしれません。
副業と聞くとちょっとゆるいイメージを持つかもしれませんが、企業側からすると業務委託、要はフリーランスに仕事を頼むのと変わりません。経験が浅いから仕方ないね、とはならないので、そういった考え方を持っていると厳しいと思います。
アピールできる強みを作る
副業だと、頑張っても月80時間の稼働が限界かと思います。また、主にリモートでの作業になることもあり、バックエンドもフロントエンドもインフラも、というのはあまり現実的ではありません。
となると、バックエンド、またはフロントエンドのどちらかの分野のタスクを多く任されることになります。なので、自分はフロントエンドが得意です!みたいにある程度特化しておくと副業をゲットしやすくなるかと考えています。
フロントエンドであれば、本業でVue、React、Angularのいずれかを使っているなら、十分アピールポイントになるかなと。自分は、自社のサービスを見てもらって、この部分、この機能は自分が実装しました!みたいに言って納得感を出せるようにしていました。
エンジニア副業の相場
相場観については、ぶっちゃけ自分もわかっていません。。。とりあえず、時給3,000円は高いほうではない、というのは確実のようです。(周りの人は4,000円とか5,000円で働いている)
副業紹介エージェントを見ても、最低時給が3,000円に設定されているところが多いです。
時給3,000円と聞くと高いように感じますが、フルタイムに換算すると48万円です。フリーランスとしては決して高い報酬ではない、と感じる人が多いのではないでしょうか?
ただ、半年程度のエンジニア歴で3,000円をもらえているのは御の字だと思っているので、とくに不満はありません。
ちなみに、知人の知人(つまり全然知らない人)は時給1万円ちょっとで働いているそうです。月60時間のように決まった時間ではなく、スポット参戦のような感じの働き方だそうですが、凄い世界ですね。
エンジニア副業の働き方
副業としてプロジェクトに参加する場合、基本は本業の定時後や休日にリモートで働くことになります。憧れのリモート!という人も多いかもしれませんが、リモートはリモートで大変なこともあります。ここの仕様、要件を確認したいなと思ってslackで聞いてみても、返事があるのは翌日、なんてことも頻繁にあります(定時後なんで仕方ないんですが)
ただ、現場によっては最初のうちはなるべくオフィスに来て欲しいと言われることもあります。自分の次の副業先がそうで、しばらくは本業終了後にオフィスを移動して働く + リモート、ということになりそうです。
実務を経験できるのが大きなメリット
経験則ですが、家でインプットするより、現場で「うぁぁぁぁ...」って言いながら、苦しみながらコードを書いたほうがレベルアップできると感じています。こういうときって、超高速でインプット脳とアウトプット脳をぶん回してますからね。。。
副業ならその機会をお金をもらいながらゲットできるので、少なくとも自分にとっては最高の環境です。駆け出しエンジニアでスキルアップを目指したい人は、ぜひ副業案件を探してみてくださいね!
はい、というのが本来話したかった内容です。なお、当日は時間の都合により(肝心な)後半はほぼスキップでした。
文字に起こしてみると4000字になっているのでそりゃ終わんねーわ!って感じですね・・・。でもこれでこのスライドたちもきっと成仏してくれることでしょう。。。
エンジニアと副業は非常に相性が良いと思っているので、ぜひぜひ副業をおすすめします!