![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61660179/rectangle_large_type_2_9a723050fe57e487858b557b618f72be.jpg?width=1200)
夜露が映えるグンナイフウロ
風露とは、夜露に濡れた様が美しい花に付けられる名称だそうだ。そして郡内とは、現在の山梨県東部地域を指す言葉である。最初に発見されたのがそこだから郡内風露であり、私は長野県で撮影することが多い。日本では中部以北の標高1500m以上で出会えるかもしれない。さて、そんな花をどのように撮影するのか、あれこれ考える。やはり、朝露に濡れた状態が良いだろう。この花を撮影するときはいつも早起きだ。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61658626/picture_pc_b39679e8832286f6d292a337874c91bb.png?width=1200)
2021年の夏に
2021年の夏に、霧ヶ峰高原と八島湿原に撮影したグンナイフウロ。風露の名に惹かれて、朝露に濡れる姿の写真集。
マクロレンズを使った正攻法?
元々美しい花だ。そこに朝露が着けばさらに美しい。それにしても、この花の撮影は難しい。面白い形をしているのだ。花びらは後ろに反転した状態だし、突き出た花柄?が、構図や絞りを悩ませる。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61658690/picture_pc_f8bbaf8aa831afc5fba0f82be99a7c81.jpg?width=1200)
DC-G9 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 - f4.0 1/800s ISO:100
2021/06/30
広角レンズで楽しんでみる
広角レンズを使ったワイドマクロも好きで、たまに撮影する。そのダイナミックレンジが好きなのだ。ハイレゾ撮影に夢中になりすぎて、このポイントに到着した時には、かなり陽が上がってしまっていた。次は、日の出直前の撮影をしてみたい。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61658783/picture_pc_72a3a23a0bd42f5bcec071db887188e3.jpg?width=1200)
DC-S5 LAOWA 11mm F4.5 FF RL - F22 1/320 ISO100 ハイレゾモード
2021/07/14
大口径レンズを使ったボケ効果
F0.95でハイレゾモードで撮影してみた。よりボケ感が増したような気がする。これは、これで面白い。もっとも、これは手持ち撮影だから、手振れかもしれない。G9Proは手持ちハイレゾモードはない。こうなると、手持ちでハイレゾ撮影できるカメラが欲しくなる。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61658843/picture_pc_80b123a972979291ad4953ec2bf508cb.jpg?width=1200)
DC-G9 SLR Magic 50mm F0.95 - f0.95 1/1600s ISO:100 ハイレゾモード
2021/07/14
造形を楽しむ
グンナイフウロは、その造形も面白い。私はアローン・シリーズが好きで、通常は一輪だけ撮影する。この撮影では、群生も含めての撮影で、近未来的な世界観をだして見た。次は、もっとその造形を楽しめる撮影をしてみようと思う。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61658898/picture_pc_e48d9f0ca3e3483fa2b4754d5b6ae635.jpg?width=1200)
DC-G9 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 - f4.0 1/400s ISO:100
2021/06/30
モノクローム撮影
モノクローム写真は、朝露を美しく表現してくれる。グンナイフウロの特異な造形と相まって、神秘的な雰囲気を醸し出している。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61658949/picture_pc_4e6ef28bdef73be52876b4be757e47c3.jpg?width=1200)
DC-G9 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 - f5.6 1/80s ISO:100
2021/06/30
ハイレゾリューション
かなり強烈な仕上がりである。濡れすぎて透明になった花びらが美しい。蕾?の毛だと思っていたら、ちゃんとした造形があったんだ。ハイレゾリューションはやりすぎ感が出ることがあるが、このような仕上がりなら、もっと撮影してみたくなった。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61659014/picture_pc_dbf779d6690faebf9ce1516a8fde5d06.jpg?width=1200)
DC-S5 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art - f8.0 1/60s ISO100 ハイレゾモード
2021/07/14
またお会いしましょう
夏の終わりに実を成熟させて、朝露に濡れる姿も美しいと思う。霧ヶ峰高原はその名に相応しく、早朝、霧に包まれる。群生する花々はその梅雨で美しく化粧をしている。びしょびしょになりながら撮影するのも楽しいものだ。さて、来年はどんな撮影ができるか、楽しみである。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61659101/picture_pc_68a0c793aa2154bb1b6a4e49fc2e83bf.jpg?width=1200)
DC-G9 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 - f2.8 1/100s ISO:100
2021/08/11
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62102060/picture_pc_0d7b4b424070505e7c823ed7b528cdc8.jpg?width=1200)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62340914/picture_pc_b0acf735263bf0e3871962f70c63ce27.jpg?width=1200)