ステークホルダー資本主義で変わる未来?今が大事な時。

昨年1月の世界経済フォーラムで、ステークホルダー資本主義というキーワードが主題となり、一時期話題になりました。

簡単に言うと今までは会社は株主のもの、持続的に利益を最優先に追求する。という考えでしたが、それを改め、一企業や株主のみならず、利害関係者や社会全体が幸せになるような考えに舵を切りましょう。という事です。

背景は色々ありそうですが、文章にまとめるのが苦手なんで、関係するキーワードを挙げていくと、、、温暖化、再生可能エネルギー、化石燃料枯渇、原発、人種差別、人権侵害、領土問題、自然災害、、、他にも色々出てきそうだが、個人的にはSNSの普及により、今までよりもオープンになった事が大きいと思う。

これまでも、潜在的に色々な問題はあったが、明るみにならなかったのだ。臭いものには蓋ではないが、自分達に都合の悪いモノは敢えて報告せず、隠蔽する体質になっていたわけです。

それは何故か?報告すれば株価が下がり一番大事なな株主に迷惑をかけてしまうからです。ですが、SNSがある限りもう隠蔽は許してくれません。

さて、ここから本題です。このように正しい方向に向かってみんなでルールを守ってみんなが幸せになる世界を目指しましょう!というのは、如何にも頭が良く、モラルの高い人が考えそうな理屈ですが、現実問題、残念ながらなかなか難しいかなと思ってます。

国家レベルの話しになってしまいますが、共産主義のように政府が強い力やリーダーシップを持つ国は何か問題が顕在化しても、国家レベルで隠蔽する事が可能なんです。このような国はSNSの利用に制限をかけたり、監視する事も可能です。

つまり、ステークホルダー資本主義という考え方は個人的には正しいと思うし、やった方がいいと事だと思います。ですが、残念ながらこれを推進すればするほど、真面目にルールを守った国は大きく利益を失い、ルールを守らない国が利益を爆上げる構図になるでしょう。

頭の良い人はズルや不正をする低レベルな発想が浮かばないんですよね。

それでもいーんだ。やらないよりやった方がいい。もう、物質的な豊かさはいーじゃないか!幸せの本質はそこじゃないんだ!と皆を納得させるのは、今はなかなか難しいんです。言い方が難しいんですが、何と言うか、チョット早い、まだその時期じゃないんです。

今は、何か新しい事を始める時、あるべき20年、30年先の姿を見据えて、みんなにとって幸せなのか?必要なモノか?を、意識したり考えておくのは良い事。

もう少し国家間レベルで公平性を保つにはどんなルールや仕組みが必要か?頭の良い人や政治家はそこを考えなきゃいけないんです。今のまま突き進んじゃうと、10年後位に不公平感や低モラルに対する不満から衝突が生まれてしまうのです。




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