息をするように本を読む53
およそ1年前の11月15日、この「息をするように本を読む」を初めて投稿した。
それより2週間前に、初めてnoteにシンガポールの思い出話「遥かなる星の国」を投稿した私は、いくつか♡もいただき、少々調子に乗っていた。
週一では何となく物足りなくなり、かといって、シンガポールネタを週に2つ書くのはなぁと考えていると、長女に「本の話は?」と言われた。
確かに本は好きだ。あまり長い記事でなければ書けるのではないか。
そう思って、とりあえず自分にとっての読書、という話を書いてみた。
タイトルはこのときの記事の中の一文を使った。
これも、どなたか奇特な方が読んでくださり、単純な私はまた調子に乗った。
シンガポールの話「遥かなる星の国」と本の話「息をするように本を読む」をそれぞれ1週間に1つずつ。
これならいけるかな。
そう思って、「遥かなる〜」は月曜日、「息をするように〜」は木曜日、と決めて投稿することにした。
「息をするように〜」は、この記事で53回目になる。
具体的な本のタイトルを挙げて書いているのは、そのうち47記事なのだけど、ひとつの記事で1冊以上を取り上げたこともあるから、実際は50冊以上の本の話をしたことになる。
noteに本の記事を投稿するようになって、新しい本を読むペースは以前より明らかにゆっくりになった。
でも私にとって、それは必ずしも悪いことばかりではない。新しい本を読むペースが落ちているのは、以前読んだ本をnoteの記事を書くために読み返しているからだ。
今度は大好きなこの本のことを書こう、と決めて書き始めても、細かい部分は、あれ、どうだったっけ、ということがよくある。
本を出してきて改めて読み返し、そのまま、読み耽ってしまうことも。
そうやって自分がどうしてこの本が好きなのか、どこがどんなふうに心に残っているのか、などと考えているうち、また新たに気づくこともたくさんある。
さらに、その考えたことや気づいたことをどういう言葉で表現したらよくわかってもらえるか、どういう順番で並べたらわかりやすいか。
面白そう、読んでみたい、と思ってもらえるにはどこまで書いて、どこを書かないほうがいいか。
そんなことを考えながら記事を書くのはとても楽しいし、その本へ愛着がますます増す気がする。
そして、私の記事を読んだ方から「私もこの本が好きです」「借りて読みました。面白かったです」「買っちゃいました。楽しみに読みます」なんて、コメントをいただくと、もう飛び上がるほど嬉しい。
ますます、本を読むことが楽しくなる。本が好きでよかったと思う。
本を読むことは私には特別のことではない。生活の一部であり、呼吸することと同じことだ。
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いつも読んでくださる皆様、コメントを書いてくださる皆様、本当にありがとうございます。
この1年、毎週月曜日「遥かなる星の国」「つれづれ雑記」、木曜日「息をするように本を読む」と週2回の投稿をしていましたが、来週から原則週1回の投稿にしようと思っています。
来週は「つれづれ雑記」、再来週に「息をするように本を読む」というふうに交代で月曜日に投稿する予定ですので、よかったら読んでやってください。たまに番外編も書けたらいいな、とも思います。
細く長く、ぼちぼちと続けられたらいいなと思っています。
よろしくお願い致します。