会社員時代のプライドは不要だと思ったはなし
おはようございます。
フリーランスの映像クリエイター、あかさんと申します。
ひと月ほど前、沖縄にいるよ~という記事のなかで、動画コンテストに応募すると書きました。
無事に制作と応募が終わり、先月末に結果も出ました。
折角なので作るにあたって込めた思いを、動画と共に書いていきます。
…と綺麗事を述べましたが、やはりなにか作品を作り出した以上、ひとりでも多くの方に見てもらいたい! というのがホンネです🙇♀️
ぜひ1度だけでも見て頂ければ嬉しい限りです🙇♀️🙇♀️
動画だけ見せてくれという方は、目次の『応募動画』から飛んでくださいね。
動画に込めた思い
単に見て楽しいだけの動画ではなく、何かしらのメッセージが伝わる動画にするつもりでした。
どのように構成して作ったのかを書いていきます。
コンテスト概要
わたしが入会しているキャリアスクールSHElikes(シーライクス)が主催しました。
color-cordというアーティストさんが、SHElikesの楽曲を制作。そのshortバージョンの曲を使って(もしくはフリー音源)、夏らしい動画を投稿してください、というものです。
アーティストについて調べる
楽曲を提供してくださったcolor-cordさんを存じ上げなかったので、インターネット上で色々と調べてみました。自分が映像をのせる楽曲は、どのような思いを込めて生み出されたのか。その背景を知らずに作るのと知って作るのでは違うからです(自論)。
またコンテストにはいくつか賞がありますが、アーティスト本人から贈られるものもありました。尚更、知る必要があると思いました。
公式HPはもちろん、過去のインタビュー記事、メンバー個人のSNS、YouTubeチャンネルでのMV全曲視聴。
数千人規模のオーディションで選出された3人が、どんな歴史を辿り、メンバーの脱退と新体制を迎えたのか。
実際のライブに足は運べなかったものの、これだけでも楽曲のもつ厚みが感じられました。
「なにかを作るときは、その作品(またはその人)のオタクになれ」
会社員時代、様々な作品に携わった経験から心に留めたことです。座右の銘かもしれません。そしてわたし自身がオタクだからこそできること。
今回の調査はネット上だけなのでお金もかかりません。これくらいのことなら誰にでも調べられるけれど、クライアントについて知ることは大変重要です。
ちなみに…
プライベートでは結婚式に関わる動画もいくつか作ってきました。「新郎新婦のオタク」という視点を崩さず、ご本人達にはもちろん式に招待されたご家族・ご友人が喜んでくれる演出を考えました。
結果、よいオーダーメイド作品を生み出せたと自負しています。
この動画を見て、どんな気持ちになって欲しいか
調べた結果、以下のような動画にすると決めました。
主軸は以下の2つです。
・日々のもやもや~っとした気持ちを抱えている人へ向けて
・見たあとに少しでも前向きになるように
「仕事と家の往復で、日々がなんとなーく過ぎていくなあ」なんていう人が見たとき
「わー楽しそう!そういえば、しばらく旅行いってないなあ…どこかに行ってリフレッシュしてみようかな?」
なんて、ちょっとしたワクワク感が与えられたらいいなと思っています。
アーティスト名の "color-cord" からは、カット同士を "色" で繋げることで表現。
虹のカットも入れたのですが、あえて短い秒数で使うことで「初見で分かったらラッキー」という要素も入れました。
ロケ地
たまたま友人と沖縄へ旅行することが決まっていました。
これを使わない手はありません。やはり夏といえば海、海といえば沖縄(単純思考)。
友人にコンテストへの参加許可をとったところ、2人とも快く承諾してくれました。撮影にも協力してくれて本当に感謝です。
元々、勉強やポートフォリオがてらVlog動画を作りたいと言っていましたし。
また「日々がなんとなく過ぎていく」を表現するために、仕事帰りや悩んでいる画も撮らせてもらいました。
応募動画
…という思いを込めて作った動画はこちらです。
いかがでしたでしょうか。
少しでも気分が明るくなれるような動画を目指しました。
虹は見つけられましたか🌈?
見つけた方はラッキー!
…というのは、実は後付けでして。
本当は使いたい画が多すぎて短くなってしまったのです。でもラッキーと言われると、ヨシ探してみよう!という気になりませんか?
あなたの貴重な1:40をいただきました。ご視聴ありがとうございました!🙇♀️💕
コンテストの結果①
つらつら書いてきましたが、ここでコンテストの結果を発表したいと思います。
結果は…
入賞しませんでした。
結果②
ここまで書いておいて! 入賞しませんでした!!!!
途端にこの記事が、まるで彼女はこんなイイ人でこういう素晴らしいデートをして順調だったのに急に振られたんだよ、のような未練タラタラの文章に思えてきます。
実際、真剣に賞を目指していたので発表されたときは悔しかったです。
だけど入賞した作品はどれも素晴らしい。アーティスト賞を取った作品は、絶対選ばれるだろうなと思っていたものでした。
そう頭では解っていたけれど、現実は気持ちがついていけず。思ったよりショックを受けていることに我ながら驚いたものです。
どうしてここまでショックだったのかを分析してみました。
わたしは小さい頃から、割と器用になんでもできちゃうタイプ。会社員時代だって仕事がデキるグループに属していたと思います。
このコンテストはキャリアスクール生以外でも応募できますが、外部からの応募はそこまで多くない。他のスクール生はわたしと違って動画の仕事をしている人は少ないから、何かしらの賞はもらえるのではないか?
正直、そんなおごりがありました。
応募総数60弱ならいけるかも、なんて馬鹿な考えも持っていました。
落ち込んでいた時、こんな話を思い出しました。
オタク的な話になってしまいますが…
アニメに声をあてる役者(声優)さんは、どんな人でも大抵オーディションを受けて役が決まる。当たり前のことだけど、ひとつのキャラクターに一人しか合格できないので落ちることが日常茶飯時、ということ。
とある声優さんが新人の頃、同じオーディションを受けた知り合いが「俺あの監督と仲良いし、手ごたえあったから受かってるわw」と豪語していたにも関わらず、結果は不合格。更にその人は今この業界にいないこと。
また私が応援している方は、デビュー後すぐに大きな作品のレギュラーに決まったけれど、そこから数年は全然合格しなかった。今思えば、あの時期があったからこそ天狗にならずに済んだのかも、と言っていました。
わたしはこんなことで気落ちしてはいけない、消えてたまるもんかと奮い立たせたのです。ショックを受けつつも、それを第三者視点として冷静に見れることはわたしの特技かもしれません。
会社員時代のプライドは捨てる
結果発表から1週間経ち、落ち着いた今気付いたことがあります。わたしは自信はないけれどプライドだけは高いという、厄介な人間なのです。
会社員をしている時に仕事がデキると思っていたのも、会社という狭いコミュニティ・平均年齢が高い場所で比べていただけに過ぎません。そして他の社員がいる環境がどうしても合わないわたしは、今のところフリーランスでやっていくしかない。
これから食い扶持をみつけてやっていくには、これまでのちっぽけなプライドなんて捨てて、とにかく泥まみれでもなんでももっと真剣ならなければ、と思いました。
泥臭くとも実現に向けて
あまり人には言ってこなかったけれど、いくつが夢があります。
まず書籍を出すこと。小説でもエッセイでも、とにかく本を出したい。
そしてアニメを作ること。本当は好きな小説をアニメ化したかったのですが、自分の体調を考えるとアニメ業界への復帰は絶望的。なのでこれは一旦保留。
代わりに、オリジナルアニメでもいいのでエンタメ系の映像制作に関わりたいと思っています。全く絵が描けないのでバディやチームが必要になります。
きちんと声に出せばご縁が繋がるかもしれません。
実現にむけて、泥臭く必死にやっていこうと思います。
あとがき
コンテストを受けて、まさかここまで考えが変わるとは思いませんでした(笑)。
いやー、ほんと悔しかったですね。
だけど受けた意味はちゃんとありました。
これを決してムダにしないように日々鍛錬していきたいです。
ここまでの拙い文章と動画をご覧いただき、ありがとうございました!
しばらく止まっていたテレビ業界についての連載も、そろそろ再開できそうです。よろしければフォローをしてお待ちくださいね。
あかさん🍎
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