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人類滅亡後の小世界をPinocchiaたちと歩いた話

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フリーゲーム「人類滅亡後のPinocchia」のプレイ手記。全7回+考察回が1回。
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#プレイ日記

今更ながら人類滅亡後の小世界をPinocchiaたちと歩いた話・1機目

まえがき 「人類滅亡後のPinocchia」とは饗庭淵氏が制作した、ノンフィールド型ポストアポカリプスRPG。主人公はどこかのシェルターらしき場所の一室で、独りコールドスリープから目覚めた謎の男。地上は核戦争中、部屋を一歩(二歩)出れば人を襲う敵性機械が徘徊している。主人公は護衛として製造したアンドロイド(全員女性型)たちを従え、シェルター内を探索していく……というのがストーリーである。  本作の目玉はこのアンドロイドの運用のシビアさにある。まず戦闘でHPが減ると小破・中破

今更ながら人類滅亡後の小世界をPinocchiaたちと歩いた話・2機目

第二階層:農業区画 「赤熱刃に火を点すような日々」 ようやく一歩コマを進めた主人公サンとお供たち。  まず気付いたのは、一度先の階層へ進むと前の階層へは戻れないということだった。これは第一階層の拠点のロッカーのひとつに集めていた、各種1個以上のジャンクが実質的に永久に失われたことを意味する。だって……いっぱいアイテム出てきたらコレクションしたくなるし……重量制限あるから常時全部持ち歩くのは無理だし……まぁこういう酔狂な例はともかく、応急修理キットが戸棚に残ってないかくらいの確

今更ながら人類滅亡後の小世界をPinocchiaたちと歩いた話・3機目

第三階層:畜産区画 「イート・ザ・ボーン」 ほうほうの体で第三階層に滑り込む主人公サンとお供たち。  ……と、回想シーンが入った。男2人の会話だ。片方は主人公……なのかどうかは後頭部からはよく分からん。いや回想なんだから主人公か。どうも教団と軍が対立しているらしく、教団の構成員が軍への復讐だか何だかを名目に男の片方の妻を殺したとか、民衆は日々の不満の吐け口として軍を憎み教団を支持しているとか。……ん、それって主人公の妻ってこと? 主人公にとって教団は仇ということになるのか……

今更ながら人類滅亡後の小世界をPinocchiaたちと歩いた話・4機目

第四階層:居住区 「鬼が出るか固定砲台が出るか」 第四階層に到達した主人公サンとお供たち。第二や第三到達時と違い戦力的な余裕はあるが、荷物がパッツンパッツンである。  また冒頭で回想シーンが発生する。父親と娘のようだ、すなわち主人公と娘。察するに二人で地上が平和だった頃の映像を見ているものと思われる。雪を埃と勘違いする娘。どうやら核狂乱からシェルターに逃げ込んだ後の生まれのようだ。娘もやはり、もうこの世にはいないのだろう。  ここの拠点にも転換炉の強化装置があった。その横に

今更ながら人類滅亡後の小世界をPinocchiaたちと歩いた話・5機目

第五階層:士官居住区 「狂気の洪水、沈む箱舟」 第五階層にたどり着いた主人公サンとお供たち。  ここでも冒頭で主人公の回想が入った。軍上層部の会議のようだ。上座にいるのは……主人公? やはり相当格上の人物なのか? 第一階層での回想に出てきた女医っぽい人もいる。主人公を執刀したメガネの女性。  議題は寄生体感染者の処遇。手術で患部を除去という治療法はあるが、成功率が低く後遺症が起きやすい(主人公もそれだ)。そもそも感染者を検出する方法……というか、検出する側の人間が感染者でな

今更ながら人類滅亡後の小世界をPinocchiaたちと歩いた話・6機目

続・第五階層:士官居住区 「最強のアンドロイドと最凶の敵性機械」 駄弁り散らかしただけで1ページ使ってしまった。今度こそ第五階層の攻略に移る。  とその前に、まだ第四階層から来たばかりなので一晩寝なければならぬ。就寝前にマーズとヴィーナスを修復カプセルに入れて、少しでも破損を直すことも忘れない。起きたら二人を回収する。  速攻型のウラヌスだが、彼女は実戦でレベル10まで上げていくことにする。2日も戦えば多分達するだろう。ムーンはまだレベル10でないし、今ある即時育成キットは

今更ながら人類滅亡後の小世界をPinocchiaたちと歩いた話・7機目(本編最終回)

第六階層:司令部 「ノアの遺言・かくて人類滅亡せり」 いよいよ最終局面に挑む主人公サンとお供たち。  全員フル回復させた? 物資は揃えた? しまいっ放しのシールド装置も持った? OK! 準備万端ヨシ!  残り13日。  第五階層の拠点を後にし、改めて第六階層を目指して出撃する。だが道中で遭遇した敵は逐一倒していく。何故? 分からん。何故決戦を前に、いちいち物資を投じて戦いながら進めているのか当時の私に聞いてほしい。戦闘が完全に癖になっている。マーキュリーが泣いてるぞ。