ウクライナ情勢 12月16日
オデッサとハリコフを攻略か?
ロシアは、来年3月に大統領選挙を向かえます。その際、ウクライナ東部と南部の4州を含めて選挙を実施すると決定しました。そのため、ウクライナ南部と東部でのロシア軍の攻勢は、これから強まりそうです。選挙までに4州全土の制圧を目指すと思われます。ロシア軍は、兵員の死傷をなるべく避けるよう慎重な作戦を展開してきましたが、今回は前進速度がかなり速くなっています。これは、攻撃前進が可能なほどウクライナ軍が弱体化しているためです。ウクライナ軍の抵抗力が削がれたとなると、強力なロシア軍は、オデッサとハリコフまでも攻略する可能性が出てきました。
ロシア兵が15万人も死んだ?
細かく見ると、ロシア軍は、クピヤンスク、バフムト、アウディイフカ、ロボティネなど全正面で攻勢に出ています。すでにウクライナ軍の抵抗拠点を包囲し、後方連絡線に迫っています。ドニプロ川のウクライナ軍橋頭堡は、1ヶ所を除き制圧されました。ウクライナ軍は、今年の夏には終わっていましたが、そこで止めることも許されず、さらなる地獄を見ています。虎ノ門ニュースみたいなインチキメディアは、未だに「ロシアは風前の灯火」みたいな嘘を吹いています。ロシア兵が15万人死んだとか、どこからの情報なのでしょうか?衛星画像から得た情報では、ウクライナ軍のほうが50万人死んでいます。
ウクライナ軍は防御に転じる
プーチン大統領は61.7万人がウクライナに展開中と述べています。ウクライナ軍の2〜3倍です。ウクライナ軍は半年間の攻勢で戦力を消耗し、防御に転移しました。今月はロシア軍の攻勢が63回、ウクライナ軍は2回です。ロシア軍のほうは、さらに増援兵力が加わり、攻勢は全正面で進展しています。このまま、東部ドンバス全域を占領してしまいそうな勢いです。
ウクライナ軍の190日間の攻勢は西側からお金を得るための見せかけのものでした。とにかく、押している所を見せる。なので、無謀な突撃の連続でした。戦力の三正面への分散、航空援護の欠如など、狂ってます。唯一、成功したのが黒海での無人機等による攻撃でした。まぐれです。
嘘つきメディアは風前の灯火
ロシア軍のほうは、堅固な陣地防御、無人機や長射程精密誘導火力の圧倒的優位と、それを支えた軍需生産基盤などの総合力で圧倒していました。キエフを取る気なら、可能だったはずです。ただ、ロシアの目的はロシア人居住地域の解放(残虐なネオナチからの)でした。一時、キエフ手前まで部隊が進んだのは、作戦上、必要だったためで、西部への侵攻が目的ではなかったのです。大きな視点で見れば、ロシア・ウクライナ戦争は終わっています。残虐人殺し集団・アゾフ連隊が壊滅し、コロモイスキーが逮捕されました。
水面下では終戦後のお話が進んでいるようですし、インチキメディアの嘘もバレるでしょう。気がかりなのは、日本から復興支援だとかで100兆円位のお金を取られてしまうことです。10兆円で済めば良いですね。結局、私たちの生活レベルが落とされるわけです。
イスラエル軍はガザを水攻め
それはそうと、イスラエルの状況です。
イスラエル軍はガザ全土での攻勢を強め、ガザの住民の8割は難民となり19000人が殺されました。水、電気、インターネットも停められ医療も崩壊しています。そんな中、地下陣地への注水が始まりました。そんなことをすれば、人質は溺死してしまいます。戦闘員のほうは、防水扉をして安全区域に出てしまうと考えられます。これでは、敵意と抵抗はさらに強まり、ヒズボラが本格的に参戦してくるのではないでしょうか?そうなれば、戦争は長期化します。今夜は、この辺で止めておきます。最後まで、お付き合いくださり有り難うございました。