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シオニストの新中東戦略

今、ガザで何が起こっているか。何故なのか?
わからない人も多いと思います。そこで、今夜は大雑把に説明したいと思っています。ただ、これが絶対だとは言い切れないので、「このような考え方もあるのか」程度にしておいてください。将棋で言えば定跡みたいなものなので参考にはなるかと思います。

ガザの紛争が始まる数週間前、ネタニヤフは国連総会で、こんなマップを提示しました。

そこで唱えたのが新しい中東戦略。
マジックで書いてる線は何だろう。
この線は経済交易路で、印度からUAE、サウジアラビア、ヨルダン、イスラエル、を通ってヨーロッパ大陸に繋がっています。

現在、アメリカは影響力を失っていて、ロシアから3000億ドルを盗んだ後、ドルの信頼性も崩れている。(3000億ドルとは凍結資産のこと)
そうしたなか、アメリカとイスラエルは取り憑かれたようにBRICSと中国の新しいシルクロードに対抗するために駆けずり回っています。それが答えです。

つまり、中東の交易路を新たに構築して、中国の新しいシルクロードのライバルにしようとしているのです。中国のシルクロードは、人類史上最も偉大な交易路でした。中国からシリアを抜けて地中海に繋がります。

中国は、この重要さを十分理解していて、復活させて未来の世界の政治と経済を構築しようとしています。

数週間挟んで、イランとイラクが鉄道プロジェクトで合意。新シルクロードは鉄道で繋がりました。更にシリアのアサド大統領は、10年以上孤立させられましたが、今や世界最大の中国を訪問して戦略的パートナーシップを結びました。極めて重要です。

これで、新シルクロードは鉄道で地中海にあるシリアのラタキア港に繋がりました。地上だけではなく、海が繋がった。これは重大です。

ただ、これは1つの要素だけで、多くの中の1つです。他に天然ガスがあります。中東を語るのに石油と天然ガス抜きでは語れませんからね。

2014年にアメリカがマイダン革命を起こしたのは、NATOの拡大とロシアを包囲するためだけではありません。ロシアの天然ガスをヨーロッパから囲い、コントロールし、遮断することです。

ロシアの天然ガス埋蔵量は世界一です。ウクライナを制圧すれば、そこを通っているパイプラインを制圧できます。

アメリカの政治家たちは、民主党も共和党も口を揃えて言ってきました。
ノルドストリームは不要だと。

バイデン大統領は「ノルドストリーム2は消滅する。我々が終わりにする。」と破壊前に言ってました。そしてこの

ライス元国務長官

ライス元国務長官「ロシアからウクライナを経由しないパイプラインにしてほしいと、何年にも渡ってヨーロッパの人々に違うパイプラインにしてくれと言ってきました。今、やるべきことなんです。もっと、北米のエネルギーに依存して、北米の石油とガスは莫大なお金になりますから。」などと語ってました。

他にも米国の多くの政治家が、ノルドストリームの存在を煙たがっていました。そうした中、ついに
ノルドストリーム1と2は爆発しましたね。
近代史上、最大最悪のヨーロッパインフラへのテロ攻撃です。

世界で、この規模の攻撃が出来るのはロシア・イギリス・アメリカの3カ国しかありません。言っておくけど、ロシアではないです。ヨーロッパが次々と制裁して、ロシアの石油とガスをバンしていく中、自殺行為はしませんよね。こうして、ロシアのガスはヨーロッパに到達できなくなりました。この段階で、アメリカは長年目指してきたゴールを達成しました。これが自由と民主主義を掲げた陣営の常套手段なのです。いずれ、こうなるとは思ってましたが、何だか他人事には思えません。私たち日本人は、このような邪悪なテロリストと同じ穴の狢なのですからね。

次に天然ガスの埋蔵量が多いのはイランです。
イランは2015年と2016年に核合意を結び、国連もIAEAも最高に喜んでいましたが、この取引を一番推していたアメリカが契約を破棄しました。
そして、テヘランへの制裁を再度開始したのです。

それによりイランは、また世界への石油とガスの輸出を制限されました。
こうして埋蔵量世界1・2位のロシアとイランが消されました。

イランとの契約破棄

すると、イスラエルが突然現れて、ヨーロッパの天然ガス不足は自分たちが解決できると言い出しました。そうした流れの中で、

欧州委員会委員長のライアンは、「6月に合意したEU・エジプト・イスラエル三国間天然ガス協定は、ロシアの石油を排除するのに重要な意味があります。」などと述べています。

ライアン委員長

タイミングが良いというか、計画通りにやっていたんでしょうね。

2010年の調査で、中東に巨大なガス田があるのが発見されました。
リバイアサンガス田と呼ばれ、地中海のレバント海域にあります。
パレスチナ・シリア・レバノンが面しています。

シリアは、このガス田開発のオファーを断り、その流れでカタールのパイプライン計画を蹴りました。偶然でしょうか?
その後、1年足らずでシリアで内戦が始まりました。

誰がお金を出したの?
カタール・イスラエル・アメリカです。
数カ国でシリアの政権打倒を試みます。

現在、アメリカはシリアの3分の1を支配し、全ての油田を牛耳っています。
イスラエルはシリアの重要な港「ラタキア港」を日々、空爆しています。

左の赤い所がラタキア港です。

つまり、シリアの全ての石油収入を遮断し、海運活動やガス田開発を麻痺させているんです。

レバント海にある、もう1つの大きな港のレバノン・ベイルートは2020年に大爆発を起こしました。

イスラエルはEUのガス不足の代替え案を提案した後、大量のFPSO船でレバノンのカリシュ油田に現れガスを盗もうとした。
それで、イスラエルとレバノン間で大きな海域国境紛争に発展した。

FPSO船

イスラエルはやむなく、アメリカに頭を下げて外交的に解決を試みた。
何故ならヒズボラは1立方㎝でもガスを盗んだら船を爆破すると予告。

ナスララ師

ガザの場合はどうでしょう。ガザにも大きな未開発の油田があります。
ガザはイスラエルの集中キャンプで2007年からエジプトとイスラエルにより、海上封鎖が行われています。ガスの精製どころか、釣りもまともに出来ない状態です。

レバノンのベイルート港
シリアのラタキア港
パレスチナのガザ港は全滅

ラタキア、ベイルート、ガザの3つの港は全滅

唯一残ったのがイスラエルのハイファ港です。
これって偶然なのでしょうか?そんなはずがありませんよね。

上から3つ目の青い丸印がハイファ港

これでイスラエルだけが、ガス田開発が出来て交易路として機能する。
ネタニヤフが国連で掲げたマップのようにです。

イスラエルとアメリカは、全ての競合を殺し、オマケに資源を盗んで市場を独占しようとしています。ただ、冬が近づいてきて、イスラエルはEUの為にガス獲得に必死みたいです。

ただ、このエリアは不安定でパレスチナの問題解決なしで安定はありません。そこで、ネタニヤフは国連でサウジアラビアとは国交正常化が進んでいるし、パレスチナ問題の火消しは済んだと話しました。

国連で解説するネタニヤフ

まさにそれでイスラエルはパレスチナ人を狂ったように惨殺しているわけです。イスラエルは過去にガザを空爆し続けてきたけれど、今回のは次元が違いますよね。パレスチナ人を動物呼ばわりして殺しているのですから、狂ってます。

イスラエルは、パレスチナ人が怖がって砂漠に逃げればいいと思っている。
そのようなことをハッキリ言ってました。ガザの人たちをシナイ砂漠に、ウェストバンクの人たちをヨルダンに追いやるつもりだと。私も聞きました。これは民族浄化のジェノサイドであることに間違いはないはずです。
それと同時に経済的・地政学的な意味もあると考えられます。

ハマスはイスラエルの計画とサウジアラビアとの国交正常化の情報を知ると、パレスチナ建国の希望が断たれてしまい、このカードを切るしかなかったのです。(こうするように操られ、イスラエルも攻撃を知りつつ見逃した・・・と考えられます。)

ハマスとしては、パレスチナを永久に失うより、即座に行動を起こす必要があった。パレスチナ人にとって、今までも、これからも民族存続の問題なのです。在るか、無いか・・・なのですからね。

抵抗勢力がグローバルサウスの力を借りて、中東から入植者のアメリカとイスラエルを追放するか、または、アメリカとイスラエルが引き続き、この地域を占領して、新シルクロードを締め上げ、シリアの石油を略奪し、ロシアとイランとアラブのガスを世界市場から切り離し続けるのか・・・2024年の今が決定的な瞬間なのです。パレスチナ人だけの問題ではありません。

何故なら、ここでの勝者が未来の地図を書けるからです。
今夜はこの辺で止めておこうと思います。最後まで、疲れる記事につき合っていただき感謝します。ありがとうございました♡♪

亜紀乃のひとりごと


ウクライナ支援を大義のように言うのはグローバリストの宣伝です。
ウクライナ戦争の本質はグローバリズムとナショナリズムの戦いなのです。この戦いが様々の局面、地域、国々で行われていて、日本も戦場です。
米欧日のメディア、教育界、学界の約9割がグローバリズムに支配され、言動が監視統制されているというのが現実です。

それはそうと、ウクライナでは
ザルジニー軍総司令官とゼレンスキー大統領の分裂が、ますます酷くなっているようです。ザルジニー将軍は1月11日のインタビューで、「ウクライナ軍の戦闘能力は限界に達しており、最前線でこれ以上の「顕著で壮観な」突破口はあり得ない」と述べました。総司令官が敗北を認めているのに、ゼレンスキーは兵士は全員死ぬまで戦えと言っているような状況です。

政と軍の対立は戦争末期に敗戦側によく見られる事象です。
ウクライナでは、身体障害者や若い女性までもが前線に狩り出されようとしています。まさに末期症状です。早いとこ、止めさせないとウクライナから若い女性が消滅してしまいます。すでに若い男性が50万人以上も亡くなっています。熟練したロシア軍との戦闘に参加すれば、未熟な女性兵士らが生き残れる可能性はゼロに近いでしょう。

残念ながら私たち日本人は悪魔側の僕として働いています。
ここに至ってもウクライナを擁護し、ウクライナ人を地獄の底へ追いやるまで支援を続ける姿勢です。日本政府の政治家と官僚は、死刑に値する重罪を現在進行形で犯しています。それと保守系メディアで有力な虎ノ門ニュースとか、そこから枝分かれした様々なインチキメディアのコメンテーターも有罪です。やがて、米国の力が失せ、ロシアを中心とする国際機関が整備されれば、それらの犯罪者たちは1人残らず逮捕されるでしょう。
そう信じたいです。でなければ、納得がいきません。

これが漏れたら人類絶滅?

北京化工大学、北京人民解放軍総合病院、南京医科大学の研究者が『バイオアーカイブ』に発表した論文によれば、マレーシアのセンザンコウウイルスGX P2Vをヒト化したマウスに感染させたところ数日で全数が死亡したとのことです。中国側の発表なので、どこまで真実なのか疑わしいのですが、いちおう、みなさんと共有しておきたいと思います。
人化したマウスに感染するということは、人間にも同じように感染するということです。もし、そのウイルスがバラ撒かれたりすれば、人類は危機的な状況に陥ります。

アメリカでは内戦になりかねない状況になってます。

テキサス州、アボット知事に25州の知事が賛同しているようです。
あれから時間が経っているので、今はもっと多くの州知事が賛同しているかもしれません。テキサス州の憲法上の自由権を支持する書簡に署名したみたいですから本気だと思います。

バイデンは国境に敷かれた有刺鉄線を撤去するように国境警備隊に命じ、それを連邦政府の最高裁判所が支持しました。しかし、テキサス州は、連邦政府の決定に逆らっているため、現在、連邦政府の国境警備隊と州軍との間で睨み合いが続いています。

バイデン政権側の狙いは、この秋までに2000万人の不法移民に選挙権を与えることのようです。トランプが大統領になってしまえば、自分らは追い出されてしまうとわかっているため、彼らは全員が民主党に投票するでしょう。
もはや、不正選挙は通用しないと考えたのだと思います。
今となっては、そこいらじゅうに反グローバリストの目がありますからね。
ドミニオンも郵便投票も不正をするのは難しいはずです。
そこで不法移民に選挙権を与えるという作戦に変更したようです。
長々とつき合っていただき、ありがとうございました♡










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