ベトナム・ホーチミン紀行
2024年の夏、初めてベトナムに行った。
ホーチミンへ、2泊3日の一人旅である。
きっかけ
せっかくの夏休み、どこかに行きたい。
国内もいいけど気分じゃない。
ヨーロッパに行きたいけど、日程的に難しい。
韓国は5月に行ったばかり。
台湾は1人より友達と行った方が楽しいと聞いたのでパス。
などと考えていた時に、ふと思った。
「そうだ、ベトナムいこう」
なんでそう思ったかよく覚えてないけど
とにかく日本とは全く違う言葉、人、文化、空気を求めていた。
その日にホテルと航空券を予約した。
いざホーチミンへ
朝6時のタンソンニャット空港に降り立つと、ものすごい湿気と暑さに襲われた。
まずはホテルに荷物を置こうと、用意していたGrab(Uberみたいなやつ)でタクシーを配車。
駐車場で待っていると、1人のおじさんに声を掛けられた。
「ハーイお待たせ」
配車したタクシーとナンバー違うよと言うと
「友達の代わりに来た」と。
そんなことある?と思いながら、ベトナムならあり得るかも、と乗車してしまった。
空港の駐車場を出るあたりで、おじさんは言った。
「お金出して」
いや、クレジットカード決済で登録してるからお金は出さないと言うと
「とにかく持ってるお金、全部出して(怒)」
うっそカツアゲじゃん。
でもお金より命だよね。出します。
すると、思ったよりだいぶ少なかったのか、全額返されたうえに
「やっぱり君のタクシーじゃなかったみたい」
と言って駐車場に戻り、降ろされた。
あっけなく終わったカツアゲ未遂。
現金は持たないに限りますね。
バイク
Grab準備しておいてほんとよかった。
というかGrab がないと足がない。
本当に安くて、20分(約6.5km)乗っても車で600円くらい。
バイクだとその半額以下かな。
人口の大半がドライバーなんじゃないかと思うほど多くて、配車依頼すると早くて30秒くらいで来るからこちらが焦る。
乗ってみた
ベトナムといえばバイクと思いつつ乗るつもりはなかったのだけど、あまりの多さにうずうずして乗ってみたら疾走感とスリルにどハマり。
超気持ちいい〜!
滞在中めちゃくちゃ乗った。
最初はドライバーをがっちりホールドしてたけど、周りを見たらみんなドライバーに掴まってない。スマホ見たり両手に荷物持ったりしてる。
私もやってみよう!(なぜその思考になるのか、と後日友達に言われた)
全く問題ない!
両手が荷物で塞がってても、バイクの後ろには余裕で乗れる。
でも一応周りには注意。
隣のバイクのおじちゃんが持ってるフランスパン、私の脚に当たってますけどって距離感なので。というかゼロ距離。
意外と安全
いやしかし、バイクの多さと交通ルールの緩さにもかかわらず、よく事故起きないなと思った。
バイク4人乗りもよく見たし、MAXで赤ちゃん込み5人乗りもいた。
中央線は植え込みとかで物理的に遮断されてない限り無視。だから逆走バイクがたくさんいる。右折も左折もいけそうなタイミングで行くべし。道路を歩いて渡る時は、待ってるといつまでも渡れないから「私を轢いたらあなたの負け」という強い気持ちで一歩を踏み出す。
日本で車がぶつかりそうになって声を荒げるおじさんがホーチミンで運転したら、発狂するか憤死しそうです。
あとクラクションがすごい。
誰が誰に鳴らしているのかわからない程、基本的にずっと鳴っている。
もはやホーチミンのBGMである。
元々クラクションが苦手なのに、めちゃくちゃ鳴ってるからヒェ無理帰りたいって思ったけど、半日も経つと「やっほー」「おっはー」くらいにしか聴こえなくなった。
順応はや。
「えっバイク乗ったの?!バイク乗るのは地元民だよ、危ないよ」
と言うホテルのコンシェルジュ
VS
「オッケーわかった、ありがとね」
と答えた数時間後、ホテルに配車したバイクに乗るところをお客さんの見送りで出てきたコンシェルジュに見つかる私
ファイッ!
※コンシェルジュは超ナイスガイでした。
ベトナム料理
ベトナム料理、とっても美味しかった。
事前リサーチが功を奏し、行ったお店はどこも最高だった。
初めてのチェー、ココナッツミルクと小豆以外は何食べてるか分からなかったけど美味しかった(謎の豆、謎のゼリーっぽいもの、謎のモニョモニョ)。
カフェがすごく多くて、行く前はカフェ巡りっていってもそんな飲めないでしょ、と思ってたのに、暑すぎてはからずもカフェ巡りに。カフェはオアシス。
スパ
すごく上手なうえに激安。
2時間の全身マッサージで5,000円くらい。
施術してくれる人はみんな華奢なのに、どこにそんなパワーあるんですかってくらいいい感じの強さで気持ちよかった。
滞在中1回は行こうと思っていたのに、結局毎日行った。
最終日は深夜便に備えてヘッドスパ&シャンプーまでしてもらった。
ベトナムでスパ三昧、最高でした。
総括
ホテルの部屋がすごく豪華でよかった!
キングサイズのベッドを独り占め。
(なぜか候補の中で一番安い部屋だった)
寝相はいいのに、朝起きたら90度回転してた。
順応はや。
ベトナムの人はみんないい人かどうかは分からないけど、すごく元気。
ベンタイン市場で「ハローアニョハセヨーニーハオーコップンカ!」って言われて、どれか当たれ!みたいな潔さに笑っちゃった。
アタッテナイヨ!
半裸で謎の運動してる人、バイクの上で器用に寝てる人、いつまでも焼けない肉を焼いてる人など、月曜から夜ふかし案件続出。
全員もれなく出演できます。
老若男女問わず、道端にお風呂のちっちゃい椅子みたいなの出して座ってる人が多すぎて、みんな何してるの?平日だけど仕事は?という疑問は解消されなかった。
もっと若い時に来ればよかったかも、と思ったけど、ある程度の図太さと寛容さ、いい人そうなベトナムの人にNOと言える勇気がないと危険な目にあったり損をしたりしたと思うから、結局、今行ってよかったなと思いました。
総じて、ベトナムはめっちゃ楽しい!
次はダナン&ホイアンも行きたいな。