40代、UAE受けた記録(術前編2)
※これは自分が子宮動脈塞栓術(UAE)を受けた個人的な記録です。
参考程度にお読みください。
二度目の婦人科受診にて。
この日も「全摘はとりあえずしたくないので候補に入れない」「腹腔鏡手術による子宮筋腫摘出の方向でお願いしたい」旨伝えた上で、UAEについても話を聞きたいと申し入れたところ、あっさりOK。
さすが同じ病院内、カルテ含めて連携も話の流れもスムーズで楽。
「まずはUAEの説明聞いて、それからにしようか」となり、放射線科の方へ。
前回引用記事の内容にあったような手術内容の細かい説明を姉と二人で受ける。
以前は股の付け根からカテーテル、というのもあったそうですが、今回の手術(予定)では左手(もしくは右手)からカテーテルを子宮まで通す→そこで最初に通したカテーテルの内側から更に細いカテーテルを通し、筋腫につながる血管内に塞栓物質流す(これを左右の子宮片方ずつ行う)→術後はカテーテルを抜いて止血処理して終わり、という流れ。これが大体2時間から3時間の予定。
今回(自分の場合)は股からでなく止血しやすい左手首から手術できるでしょう、体のダメージも少ないよとのこと。手術中はIVRという方法を使い、造影剤を用いて撮影したX線の画像を見ながらの手術になると。
なので、手術は局所麻酔(硬膜外麻酔と筋肉注射しました)。
患者は起きた状態でX線撮影も受ける感じになります。
(寝ててもまあいいよ笑みたいな感じでしたが、十分起きてられましたし、多分起きてた方がいい)
(放射線使うから極々微量ながら被曝するよ、のテキストももらった)
(かなり細かく教えてもらったのに忘れている……)
術後の効果は80~90%期待出来るとのこと。
受けるケースも人それぞれという事で、自分の場合は手術して問題ないでしょうとのことでした。
ここで気になっていた費用について質問。
前回、別の病院記事で「保険適応外」となっていたのは何故か。
塞栓物質が二種類ある。
一つが「ゼラチンスポンジ」。こちらは術後に体内で分解されて「消える」。
これが保険適応外の素材。
もう一つが、今回診察を受けた病院で扱っている「エンボスフィア」。
こちらは体内に留まって「消えない」。
こちらは保険適応。自分はこちらを使用しました。これで費用面もクリア。
というわけで、ほぼほぼUAEを受ける流れになったところでもう一度姉の勧めで婦人科へ相談に。UAE受ける旨伝えて、いくつか質問を。
・UAE受けた後で再発した場合に、婦人科で手術を受けるのは可能か
→できなくもないが、UAE受けた後の枯れた筋腫は石灰化?するからカチカチになって取りづらい場合がある。(非常に硬くなるから手術しにくい!みたいなことを言われていた)
なるほど縮むと固くなるんだ……と納得。
この後質問を繰り返し、もう一回放射線科にも行って質問して。
術前検査と次回診察の予約を取り、帰宅。
術前検査(血液検査、心電図、尿検査等)の後に、入院前の説明をしてもらう。
ここで高額医療制度の説明あり。
高額医療制度本当に有難い。これでお財布の悩みは八割以上セーフ。
後は気分の問題。万一何かあったら的な心配とか。初手術だったのもあって漠然と不安がっていた。
帰宅前の会計時に受付でマイナカード使って高額医療制度のランク調べてもらった後、自分で電話して協会けんぽに高額医療申請→「健康保険限度額適用認定証」を書類郵送してもらい準備OK。
手術前に国民共済の医療保険の申請用書類も来たので、それらを携えて諸々の入院準備をしました。(生活用品とパジャマとか)
会社に有給申請、必要な衣類や日用品の準備等を済ませて、当日を待ちました。