40代、UAE受けた記録(入院編)
※これは自分が子宮動脈塞栓術(UAE)を受けた個人的な記録です。
参考程度にお読みください。
で、いろいろあって入院当日。
流れとしては朝軽く食べる→病院へ→個室へ移動→午前中に硬膜外麻酔→昼過ぎから2時間前後で手術→部屋に戻る→翌日カテーテル後の止血バルーン外す→3日目昼頃に硬膜外麻酔の管外す→あとは普通に入院→退院(合計4泊5日)の流れ。
事前に聞いたお話だと、
・手術2週間前からサプリは控える。
最近の紅麹問題に加え血液サラサラ成分が入っていたら悪さする可能性がある為。
・当日は軽食で。水分は水かお茶のみ。喉が渇いたら飲む程度(薬(造影剤か硬膜外麻酔だと思う)入れた際に気持ち悪くなり吐くおそれあり。ガッツリ食べない)
・硬膜外麻酔の管外すまではシャワー無し
部屋は個室。有難い。
冷暖房完備、個室トイレに個室シャワールーム完備、下手なビジホより部屋が広い。ネット系サブスクもYouTubeも大画面で視聴可能。何ならタブレットも貸し出しあり。タブレットを使って院内コンビニで買い物して部屋まで持ってきてもらえるシステムもあり(支払いは退院時にまとめて支払い)なんだここ……天国かよ……と入院初日に感動していた。(手術も入院も初めて)
最初に入院時の説明とタブレットの使用方法、注意事項等があり、それを付添のオカンと一緒に聞く。
当時はコロナが再増していた時期だったので、手術当日まで感染しないように気をつけていた。(コロナ罹患して治った後、不定期に咳が出るようになり前日に風邪薬飲んでたら姉に「事前に飲んでいいか確認してからにしろ!!飲んだなら術前に確認!」とめちゃくちゃ怒られた。サプリの件もあるので、何か薬効あるもの口にする際には主治医に確認!を今後は徹底しようと思った。なお手術当日に前日こんな風邪薬飲んだが大丈夫か聞いたらセーフで一安心したなど。迂闊な行動で延期にならなくてよかった……)
こうして思い出すと、本当にコロナって普通の風邪と違うなと痛感する。
扱いとか感染前後の厄介さとか。本当にえげつない感染症だな……。
午前中は割と慌ただしかった記憶。
手術用の服に着替えて、血栓防止用のソックス履いて、緊張するな~と思ってたら硬膜外麻酔の処置の為にストレッチャーに乗せられて麻酔科へ移動したりと。
ここからは入院初日から退院までの自分のメモ書きをベースに振り返る。
*
初日。
入院即手術のながれ。
受付から案内され病室に。個室広々。とても快適。ホテルみたい。トイレシャワー完備。定期的に掃除も入ります。拭き掃除も来ます。ここはホテルか……?
まず、初日の流れを説明される。
処置の前に手術着に着替える。前の留め方分からず、オカンに留めてもらう。頭に被るキャップは看護師さんに開いてもらう。血栓予防のソックス履いて、まずは硬膜外麻酔の処置を受けに。
部屋からストレッチャーに乗せられ麻酔科まで搬送される。
背中丸めて、麻酔を打たれる。
以降三日目昼までお世話になった。
麻酔のキットをつけたまま部屋に戻り、そのまま横になってた。
午後、再度ストレッチャーで手術室までご案内。
左手からカテーテルを通される。右手に麻酔を筋肉注射。
右足に血圧測定の器械。膨らむタイプの血圧測定器で、定期的に圧をかけてこられて「あ、今また血圧測定されてるわ」と面白かった。
麻酔の影響で痛みはなかった。
造影剤が注入されての撮影時は、造影剤の入った箇所に温水めいた温かさを感じる。ああ、今は左側、今は右側に入ったなとハッキリわかる。撮影時には深呼吸後息止め。吸ってー、吐いてー、はい止めてー、の繰り返し。最初に軽くテスト1回吸って吐いて、本番は深呼吸してはい止めてみたいな。
ウトウトしながらだったので、体感1時間もなかったが、診察台からベッドに寝かされたまま病室へ戻った時には日が傾いて夕方だったはず。
姉も来ていた。タブレットで元禄箸とどん兵衛を10個注文したとの事(もちろん冗談)。後日院内販売を試そうと心に誓う。
その日の夕飯は食べたはずなのに覚えてない……。
硬膜外麻酔の効き目は素晴らしく、痛みはなかったが夜に何度も小刻みに起きた。
二日目
この日は朝左手のカテーテルの血止め処置。
先生の診察と共にバルーン止血していた箇所を切って終わり。左手自由に。なお右手には点滴を受けていた。これが昼まで続いた(一日目からずっと繋いでいた)。
点滴棒は歩くのに不安があった為置いていってもらった。
朝昼夜の食事は、意外と入らなかった。
特に白飯。大体残した。魚料理やフルーツが有り難かった。
パンのが良かった?かな?分からない。
この日は見舞いに来てくれたオカンが隣でおじトラチャンネル見ながらまったりしてるのを横目にしつつ休む。お見舞いに持ってきてくれたカットスイカを食べる。水分と甘みが沁みた。全て食べられた。
見知った気配がそばにいるだけで有難い。
途中に先生の問診。
看護師さんが全身拭きに来たりもあった。膣からの出血有無の確認。風呂に入れないので非常に助かった。ここで持ち込んだTシャツ短パンに着替えさせてもらった。ほぼ麻酔の影響か終日ウトウトした。
夜は頻繁に目を覚ました。明け方(二日目→三日目深夜)に、そのせいかめちゃくちゃな悪夢を見てしばらく眠れなかった。怖かった……。
三日目。
明け方、トイレに行く途中で貧血起こして倒れた。
気づいたら床に倒れていて、這ってベッドに戻ってナースコールした。
えらく心配された。
翌日まで打った頭の箇所をチェックされた。たんこぶにもなってないですねー、と細かな部分にも目が行き届いているなと思った。感謝。
一眠りして回復。
食事の米飯が重く食べられない旨伝えたら、昼夜そうめんとうどんに変更。
食べやすくとても助かった。
この日の昼で硬膜外麻酔が外れた。
昼そうめん。とても良かった。青リンゴゼリー神。
昼ご飯後にロキソプロフェン1錠飲む。
麻酔外した直後はまだ平気で、すぐにシャワーと着替え。自分一人でできた。
やっとこの為に新調した夏物の半袖パジャマに着替えた。
友人からメッセージ来る。やり取りしながらゴロゴロ。
主治医の先生の回診あり。
15時頃から徐々に腹の痛みがやばくなってきた。
ジワジワ来る感じ。スマホで鬼滅の刃観て気を紛らわせる。
堪えきれず、17時頃にカロナール1錠もらう。飲む。汗は引いた。痛みはさほど。効いてねぇ……。
18時半に耐えきれずロキソプロフェン1錠飲む。マシになる。
晩御飯。うどん美味かった。
だがうどん少し残す。煮物まるまる残す。
腹痛でしんどく、そのまま横になっていた。
確か2030頃、キツくなりナースコール。
筋肉注射してもらう。そのまままた寝る。
次に起きたのが2230頃、痛み落ち着く。
そのまま寝落ちすればいいのでは?と思い、よく眠れる薬?所望。
1錠いただき、それ飲んで寝た。
起きたらいつも起きる時間(5時過ぎ)だった。
四日目
痛みは落ちついた。
部屋の中も歩き回れる。多少腹がひきつるけど、耐えられないレベルではない。
峠を越した気がした。
朝ごはん、ようやく完食できた。嬉しみ。
朝の問診で採血結果次第で(多分)退院だろうと。
後から来た看護師さんからも退院時の確認。
院内買い物システムを試し、プリンとカステラ買った。
本当に持ってきてくれた。助かる。
プリン美味い。が!
腹が異様に重たくなる。普通に食べ過ぎている……やめとけば良かった。
昼もそうめんと魚のカレー焼き。美味かった。全部食べた。腹にもたれた。
胃の下が重く、放屁が増える。
腹のハリ。気分少し悪い。腹の底がジクジク痛く……痛くはないが変な感じ。
膣出血なのか、ナプキンにも多少の下血あり。気分も優れない。
気分がマシなうちにシャワーし、洗濯をしにランドリーに行き、院内コンビニに買い物にも行く。
体を動かすとわかる。
想像以上に体が治っていない。ヒィヒィ息切れみたいになった。
甘いものが欲しいんじゃない、ジュースかゼリーめいた「消化に良さそうな水分の豊富に含まれた甘いもの」を欲していると気づく。未だ重体なのを察し辛くなる。
多分ランドリーも洗濯後の乾燥が足りない。追加乾燥せねば。
焦りすぎだ何もかも。
という訳で乾燥30分追加。多少院内の廊下を(マスクして)歩き回る。
後ほど咳(コロナ後のあれ)が出てひきこもる。
免疫力がまだ回復しきっていないのを痛感する。
友人からメッセージのやり取り。楽しくとても助かる。
また、この日は昼に便通あり。助かった。
直前の問診時にも「お腹が動いている」と力強く返事頂いていたので安心した。
また比例して放屁が増える。腹にハリ多少。オナラめちゃくちゃ出たな……。
ここまでに大半の荷物をまとめ終える。やっといて良かった。
後は横になりお腹に刺激を与えないようにしゆっくりした。
夕食完食。
なお、幼少期牛豚肉アレルギーだった(現在は治っている)のを事前に告げていたところ、毎食常にアレルギー対応食に変更されていたのを追記しておく。(魚メイン、豚そぼろを大豆ミートに変更等)とても気配り細やか。
夜間はアイマスラジオ聞いたり動画視聴したりしてた。
というか痛いとか眠れないとなるとスマホでYouTubeかアマプラを見て気を紛らわせてた気がする。
寝る前になり寝付けず、結局午前1時過ぎまでもんどりうっていた。腹に痛みはなく、ただ体温上がりすぎて暑い→掛け布団外すと腹が寒い→かける→暑い→寒いの繰り返し。多分興奮していただけ。ちびっ子か。
最終日
どうにか眠って6時前に起床。
起きるなり腹痛でトイレに。便秘解消。そっちの腹痛で超安心した。
微妙な腹痛(10段階のレベル1~2程度)で持ち込んでいたウィダーインゼリー飲んで7時にロキソプロフェン1錠早めに飲む。(朝食8時)
これで腹痛落ち着き。
以降はロキソプロフェンで腹痛のコントロールが可能に。
痛みレベルも10段階の1~2、せいぜい冷や汗かく痛みでも3まで低下。
食後着替えて迎えに来るオカンを待つ。先生から手術の経過と退院後の説明を聞く。造影剤による患部撮影で子宮筋腫につながる血管の確認→極細カテーテルによる塞栓物質注入→再度撮影で血管に血が通っていない(筋腫へ栄養が向かわなくなったか)のを確認→というのを左右子宮で実施。実際の撮影した映像を見てると注入前後の血流の違いがよくわかった。現代医学パネェ。
会計支払いと保険会社へ提出する診断書の依頼等を済ませて退院準備完了。
1ヶ月検診と3ヶ月検診(MRI込)を予約して帰宅。体調まあまあ良いし、七割程度は動けるんじゃね?(ロキソ飲んでたら)という感想だったが、これが1週間続くとは夢にも思わないのであった。
注意点とメモ
・カテーテルを通した左手は、しばらく重たいものを避けた。(退院時も土日週明けくらいまで重たいもの避けるよう指導あり)やはり長時間(細いとはいえ)管を通したから、何らかのダメージはあったぽい。その後も、数日は多少重ためなものを持つとキヤキヤ?という感じの極々小さな痛みが生じた(今は治った)。
・当分は重いものを持たないように、とのことだった。