「最高の離婚」ーーダメな夫婦たち
坂元裕二脚本家の名作として以前から聞いています。先月全11話見終わって、この作品がなぜいつも人たちに推薦しているのかがわかりました。
神経質で理屈っぽく細かい性格の夫の濱崎光生が大雑把で陽気な星野結夏と結婚して2年後の現在、二人の生活は全く噛み合わず、光生はなぜ結夏と結婚したのかすらわからなくなります…
一見普通の夫婦のドラマに見えますが、予測不能な展開と鮮やかな人間ドラマが魅力です。夫婦の関係性、愛情の深さ、人間の脆弱さ、孤独と向き合う勇気などが巧みに描かれています。
ドラマでは、主人公の夫と妻が離婚に向かう過程を中心に物語が進行します。その中で、互いの理想と現実、夫婦間の誤解や頑固さ、自己犠牲、そして愛情の変化や終了について深く掘り下げています。それぞれの登場人物が固有の強さと弱さを持っており、それが絡み合って複雑な人間関係を作り出します。
笑いと涙を巧みに使い分けることで、見る人にさまざまな感情を呼び起こします。一人一人の個体として生まれてきた私たちは、もう一人と一生一緒に歩いていくのが、そんなに簡単なことではありませんね。
ところで、さすが坂元裕二さんのドラマ、台詞の量が半端ではないんですね。こちらも見ながら感嘆が止まりませんでした。瑛太さんも尾野さんも、ほかの出演者たちもお疲れ様でした…すっごく素晴らしい芝居でした！
もしあなたも人間の心情や夫婦間の深い絆に興味があれば、ぜひ一度見てくださいね。
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