日本一明るい経済新聞 2024年8月号(vol.326)
割引あり
「食で元気!」
コロナで改革 リスクに強い体質
「オフめし」「オフけん」など 中小企業の顧客を拡大
(心幸ホールディングス)
心幸ホールディングス(Shinko-up.com)は、コロナ禍を機に社内改革を断行し、リスクに強い黒字体質を確立。「オフめし」「オフけん」など多彩な新事業で中小企業の顧客を拡大、サステナブルな100年企業に挑戦する。
尼崎市潮江1丁目JRE尼崎フロントビルに本社を置く。菓子卸売業からスタート、今年創業75周年を迎えた。企業内売店•コンビニ運営サービス、社員食堂など事業を拡大、従業員約700人の会社に成長してきた。
その先頭に立つのが山﨑忠社長。「28歳で社長に就任して頑張って来ましたが、新型コロナで全てが激変しました」と。経営を全面的に見直し、「生き残る」ためのストックビジネスへ舵を切る。
病院や大学向け売店、食堂出店を撤退する一方で新規事業に参入。置き社食•ミニコンビニ設置サービス「オフめし」は、オフィス向けに無添加の美味しい食事を提供。現在は設置先数360社を超える。「地震などの災害発生時には備蓄食としての役割を果たします」と人気が高まる。
また、社員の健康を支援する「オフけん」を展開。「からだ測定会」で健康状態を見える化、独自の健康アプリにより健康診断結果の通知•集計管理する。健康サポートプランの提案、健康経営優良法人認定取得サポートパックもある。健康経営優良法人認定率100%を誇っている。
前2月期決算では売上高62億円、経常利益1億円を確保。「働く人、日本の企業を元気にしたい」と、ウエルビーング経営を応援している。
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