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日本一明るい経済新聞 2025年2月号(vol.332)
日本の食に新風!季節で勝負する元気企業
節分の巻き寿司とお正月おせち キャラクターの“マキ3姉妹”
(大松食品)
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大松食品(06・6757・2201)は、季節で勝負する元気企業。お正月のおせちで5万セット以上、節分の巻き寿司で450万本の具材(セット芯)を供給、キャラクターの“マキ3姉妹”が日本の食に新風を巻き起こしている。
大阪市東住吉区今林2丁目に本社を置き、設立52年目を迎える。「実家は豆腐屋でした。一時期こんにゃくや寿司ネタなども扱っていましたが、今は平野区と東住吉区に2つの工場を持ち、おせちと巻き芯をメインに製造、販売しています」と松田清司会長。
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年商は約40億円、従業員は約100人で、創業以来黒字(経常利益)を続ける。おせちは有名大手ホテル向けのOEM供給と、自社ブランドで提供。「添加物を極力減らして品質重視の手づくり感のあるおせちが得意です」と清水久明社長。令和6年は前年比15%増の5万2000セット、令和7年も2桁増を予想する。
一方、巻き寿司が簡単につくれる玉子やかんぴょうなど具材を組み合わせたセット芯をオーダーで350アイテム供給。並巻、上巻、海鮮巻など節分の2月は1年でもピークを迎える。「高級化で本数よりも金額が伸びそう」と期待する。
また、セット芯の販促に活躍するのが、会長の発案で始めたアニメ風キャラクター「マキ3姉妹」だ。サラダ☆マキ、かんぴょう☆マキ、海鮮☆マキが展示会でアピール、売り上げアップを応援する。
「お店での巻き寿司づくりの時間短縮、食材ロス、欠品も防げる商品で巻寿司に革命を起こしています」と、おせちと巻き芯の両輪で日本の食文化を支援する。
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