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保育者向け

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保育現場で、一緒に『明るい未来の話がしたい』先生に、ぜひ読んでもらいたいものをまとめました♬
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#保育

私がもっと身に付けたい力

私がもっと身に付けたい力

過去私が勤めていた園の、年少の話です。
子どもの机は、4人用でした。

Aくんと、Bくんは向かい合わせに座ります。
Aくんは、うまくいかなかったり、気に入らないことがあると、「きーっ」となりやすい子。
Bくんは、ぼーっとしていることが、多い子。

ある日の給食の時間、
Aくんが、「もう、Bくんなんか嫌いだー!」と突然パニックになり、怒り出しました。
「どうした?どうした?」と聞いても、大パニックで

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【加配保育】離席についての着眼点

【加配保育】離席についての着眼点

【保育・子どもと関わる仕事】に携わっている方に向けての記事となります。
ご家庭に向けては書いておりませんので、ご承知おきください。

幼児の『椅子に座る時間』は、必要か必要ないかの理論はありますが、一旦それは置いておいておきます。

『椅子に座る』1つとっても、
『食事中』『遊んでいる時』『話を聞いている時』など、

どんな場面なのかで、『椅子に座る時間』の意味合いが変わってくると思うのです。

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【保育・教育】感情論ではなく、科学的根拠に基づけば、質が一気に上がる話

【保育・教育】感情論ではなく、科学的根拠に基づけば、質が一気に上がる話

私は科学的な根拠に基づいて保育をすると、度々記事にしてきました。今日は、その私が頼りにしている科学的な根拠の1つ応用行動分析学(ABA)を使った捉え方や対応を、ふわっと記事にしてみようと思います。
今日は、ちょっと長いです。

保育の現場では、様々な子どもの困った行動に出会います。

お友だちを叩いてしまったり、噛んでしまったり、暴言を浴びせてしまったり、絵本を本棚からひたすらひっくり返す子もいれ

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謎ルールは、ないですか?

謎ルールは、ないですか?

少し前ですが、私の大事にしている感覚について書きました↓

この記事では、保護者にとって、真似しやすいように、いかにシンプルに親子教室を行うか。というような内容を書いたのですが、

これは、子どもにも、とても通ずるものだと思うのです。

ルールが分かりやすく、シンプルであればある程、理解しやすいし、参加しやすい。自分の中に取り入れやすい。というのは、大人も子どもも同じではないでしょうか。

しかし

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コミュ力・モンスター(((o(*゚∀゚*)o)))

コミュ力・モンスター(((o(*゚∀゚*)o)))

私は、実はかなりの人見知りです。
仕事スイッチを自分の中で押すことで、別人のように、仕事では、コミュニケーションをとっていくのです(笑)

積極的に子どもや保護者に話しかけます。
声のトーンも上がります(笑)
喋るスピードもゆっくりになります(笑)

こうしようと意識的にしていた訳ではないのですが、自然とこうなっていたようで、回りの人に言われて気付きました(笑)

保育の世界には、ベテランになれば

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話を聞きたい人になる

話を聞きたい人になる

先生に限らず、『あ、あの人と話したいなぁ』と思える人って、どんな人ですか?

**

当たり前なことですが、
話をしたい人、話を聞いてもらいたい人って、その人の話も聞きたくなりませんか?

先生という職業は、時々そんな当たり前のことが迷子になりやすい職業なんじゃないかと思うのです。

**

私は、自由遊びの中で、『○○くん、面白いことしてるね~』と、よく声をかけます。
すると『ここをこうしたの!

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『聞いてね~』と言うより聞いてもらえる方法

『聞いてね~』と言うより聞いてもらえる方法

多くの子どもたちの目の前に立ち、話をする場面。
『大事なこと話すから、聞いててね』と思えば思うほど、大きな声になってしまうのは、人間の性ですね。

実は、もっと効果的なテクニックはあります。
それは、まさかの
『小声』で話すこと( -∀・)

みーんなビックリするんですけどね。
『聞いててね~』『見ててね~』と言うより、何十倍も効果があります。

私は、保育しながら、空気感や雰囲気を作るとよく書い

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『趣味を【保育】にしちゃダメだよ』と言われた話

『趣味を【保育】にしちゃダメだよ』と言われた話

若い時に、ある研修で言われた言葉です。

『趣味を保育にしちゃダメだよ。』

若いときは、保育が頭から離れず、保育準備をしたり、教材を作ったり、、、
起きてから寝るまで。なんなら、夢の中まで…仕事のことが、頭の中をしめていました(笑)

保育って、とても奥深いし、知れば知るほど興味深くなるものです。
知らないことだらけだし、早く1人前にもなりたいし。必死でした。

『切り離す』が、よく分からず、こ

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ぐんぐん伸びる凸と、隠れていく凹

ぐんぐん伸びる凸と、隠れていく凹

おいかけっこや、ボール遊びなど、外で走り回ることが大好きで、毎日身体をたくさん動かして楽しんでいる子がいました。
乳児ではなく、幼児さんです。

ある時、他学年が園庭を使うので、走り回ることが一時的に出来なくなり、
『ちょっと、先生と砂場で遊ぼうか』と誘ってみました。

『うん♬』と、砂場に来た彼は、スコップを砂の上で左右に振り始め、友だちが作る山を、笑顔で壊し始めました。 ゚ ゚ ( Д  )

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集団指示『ちゃんと座って』は逆効果な話

集団指示『ちゃんと座って』は逆効果な話

私は、noteに度々『科学的な知識を乗せて保育する』というようなことを書いてきました。

今日はその辺の話をしてみようかと思います。今日は、長いです(;゜∀゜)

私は『発達障害コミュニケーション中級指導者』という、民間資格を持っています。
日本医療福祉教育コミュニケーション協会の資格です。
学校の先生や、保育士という、子どもの前に立つ仕事をしている人には、この勉強をすると、目から鱗なことがたくさ

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【私見です】潜在保育士を、連れ戻す方法

【私見です】潜在保育士を、連れ戻す方法

日本の保育士は、国家資格です。
日本の幼稚園教諭は、教員免許です。

それでもパート時給は、最低賃金とほぼ同様です。

保育士や、学校の先生もそうかもしれません。一般企業と明らかに違うところは、クラスを持てば、3月までは、移動希望的な物はありません。

なんとか3月までは働き続けないと。と大体思い、苦しくなってしまっても、かなり無理して続けようとする人が多いと感じるのです。
少なくとも私自身がそう

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書類作成を、強みにする話

書類作成を、強みにする話

幼稚園、保育園、こども園…などなど保育の世界では、
信じられない数の書類と、にらめっこすることが、仕事なんじゃないか…と、時々白目をむきたくなってる…むいてる…( ゜д゜)ポカーン
若い先生に、
書類作成が、若いとき程、苦では無くなった私が、ちょいとアドバイスを送った話σ(*´∀`*)

やることは、1つ。
『反省』を『ポジティブに書く』意識をすること。

『○○を継続したことで、更に○○したい

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黒子になって、じーっと観察する話

黒子になって、じーっと観察する話

数日前に、保育の仕事のスゴイ!と思う所を載せてみたのですが、もう少し載せてみたくなりました(笑)の自己満足の話ですσ( ̄∇ ̄;)!

いろんな意味での【多様性】が、乱雑している保育業界。
もう、簡単には保育もさせてもらえなくて。

一人ひとりにあった課題や、一人ひとりにあった支援(援助)関わり方の、【その子のキーワード】を見つけて関わることが鍵になるなーっと、常日頃から感じています。

その辺の、

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【保育】園で使っていたら『何て言う本ですか?』と、みんな買った本

【保育】園で使っていたら『何て言う本ですか?』と、みんな買った本

ありがたいことに、色々、いろんな先生に相談されることが増え、
一人ひとりの『ねらい』の相談だったり、
それに対する対応の仕方だったり、
書類の書き方だったり、
保護者対応だったり、
まぁ、内容は色々なんですが、

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私はその時、出来るだけ本を取り出すようにしてます。

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その理由はこちら↓↓↓

その時、一番フル活躍する本がこちら↓↓↓

これ使って話すと、みんなほぼ必ず

『え、これ

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