あざとい私は地獄をみている。
最近の私はというと、プライベートに全力を捧げていて、あんまり仕事にのめり込んでいなかった。
noteのスキの数もほとんどつかない記事もあったけれども、前ほど傷つかないし、むしろどうでもよかった。
話は変わるけれど。
ここ数年、仕事は懸命に取り組んだら、懸命であればあるほど、結果がついてきた。
この数年間、仕事は辛いものでもあったけれども、結果が面白いほどついてくるので楽しくて仕方なかった。
一方で。
プライベートはめちゃくちゃで、うまくいかない。
特に恋愛がうまくいかない。
友人もできない。
毎日泣いて泣いて、うまくいかないことが悔しくて、また泣く。
その繰り返し。
この数年、私はうまくいかないプライベートを見ないふりをしていた。
仕事に逃げていた。
だけれども、今は、プライベートも懸命に真正面から向き合いたいと思った。
私は「あざとい女」だと思う。
仕事でも、プライベートでも、誰かがこうしたら喜ぶっていうのが手に取るようにわかる。
それは小さい時からで、大人に好かれる方法が手に取るようにわかる。
まず、褒めること。
それはお世辞ではなくて、本気で思っていることを褒めること。
そして、ありがとうをいう時は、嬉しかった、とか楽しかったって付け加えること。
気持ちを伝えることで、相手が喜ぶ。
次にみんなが隠したいような弱みもちゃんと見せること。
この3点をしておけば、大体、大人から好かれることがわかった。
このテクニックの効果は抜群。
結果はついてきて、大人からは「こんなにいい子はいない」「可愛い」「大好き」と言われる。
でも。
厄介なのが、いちばん好かれたい同世代の子たちに好かれないってこと。
彼らの前になると、私は途端にわからなくなる。
何をどう振る舞えば、彼ら彼女らに好かれるのか全くわからない。
緊張して手が震える。
うまくいかなくて、嫌われるたびに、泣く。
何度も失敗するからなおさら彼ら彼女らに苦手意識を持って、ますます中には入れない。
だから、とりあえず、外見を磨く。
外見を磨けば、みんなが寄ってくる気がする。
でも、同世代の子たちはそんなことでは認めてくれない。
大人たちに振る舞うように、小手先のテクニックでは、心を動かしてくれない。
惹きつけることができない。
難しい。
難しくて仕方ない。
あざとい女。
私があまりにも大人に好かれるから、私に嫉妬してくる人もいた。
でも、その人に伝えたい。
私は別に幸せなんかじゃない。
いちばん愛情が欲しい人たちから、全く好かれてないんだから。
小手先の表面上のテクニックは、私が生きていくためにどうしても覚えなければいけないことだった。
人からたとえ、あざといと言われようが、私は必死だった。
大人に守ってもらえなければ、生きていけないから。
私には私の地獄がある。
私に嫉妬していた人に、もう一度伝えたい。
私は決して幸せなんかじゃない。
むしろ、厳しい同世代の世界で、人を惹きつけることができたあなたの方が私は羨ましかった。
発達障害のせいなんかじゃない。
本当は知っている。
私はずっと発達障害の特性のせいで、同世代の子たちから好かれないんだって思っていた。
でも本当は違う。
特性以外の、「何か」が足りないんだ。
でも、その「何か」がずっとずっとわからない。
暗い暗い世界で彷徨っている。
もう10年彷徨っている。
本当の愛情が欲しい。
一番欲しい人からその愛情を供給されたい。
でも叶わない。
今日も私は大人からチヤホヤされている。
全然、幸せじゃない。