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風の電話、時を超える

里山公園の中に
わすれられた電話がある。
もう15〜20年ほど前に
未就学児の息子と来た公園
その当時のままで。

じつはこの電話ボックスは、
30メートルほど離れた広場にもう1基あり
そこと対となっている。

『もしもしかあさん?』
このボックスをみるだけで
私は過去とつながり、
当時のこの電話で話した息子の声、
そして笑い声すらも聞こえる。
さらには
当時の私達親子の姿、そして一緒に散歩した
私の母の姿までも見える。

つかの間の時間旅行

オチビの息子とまだとても元気だった母が 
懐かしくなった時にはまた来よう



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