「ジブンイロの世界」を広げるために
「偏差値◯◯以上の大学に入りなさい」
「そんな派手な服おかしいから着るのやめなさい」
「NPOなんてお金にならないことしないで、勉強しなさい」
高校生のとき、
両親から、先生から、言われたこと。
何も疑わなかった。それが正しい。
学生の本分は "勉強"なのだから、
それ以外のことはその隙間時間にやらなければいけない。
そんなの当たり前……
21歳、当たり前なんて無くなった。
今年の3月、3年間通った大学を退学した。
「退学」という言葉は、世間的にマイナスなイメージだと思う。
だって、大学を辞めた私に社会的な肩書を無理やりつけるなら「高卒ニート」になるから。笑
でも、後悔はしてません。しません。
社会的立場を気にして、毎日辛い通学をしなくて良いと思った。
別で輝ける道があるのに、それに気づかないふりをして進み続けるなんて馬鹿みたいじゃん。
これが、私の「ジブンイロ(自分の道)」であることに間違いはなかった。
21歳。
もう若いだけでは許されない、責任のある歳になった。
誰かに守ってもらわず、自分の足で立たなければならなくなってきた。
それは逆に「解放」でもある。
当たり前からの解放。
保護からの解放。
時間的拘束からの解放。
一度決めた人生の道をリセットして、1からやり直す歳にします。
まず、学生を続けよう
中退したものの、学びを諦めきれなかったので通信制学部に入り直しました。
選んだ分野は「動画制作」
元々クリエイティブな分野は好きだったのだけど、
活動を続ける中で1番ハマったのが動画でした。
これは、昨年度活動していたTABIPPO学生支部で、イベント宣伝のために作った動画。
「動画」というふと見てしまうコンテンツで、何かを「伝える」ということを考えている時間が楽しくて仕方がなかった。
そして何より、この動画を通じて宣伝という固く感じてしまう仕事が、
エンタメとしてメンバーの中で浸透したのが嬉しかった。
もっともっと、世の中の眠っている魅力や、素敵な活動を動画にして多くの人に伝えたい。
日本中・世界中を飛び回っている私だから伝えられるものがきっとある。
そんな想いで、4年間動画制作に挑戦します。
次に、とにかく飛び回ろう
今までも十分あちこちに出掛けてはいたのだけど、
場所的な制約がほとんど無くなった今、どこでも何でもできる。
TABIPPOのミッションは「あたらしい旅をつくる」
その一環として昨年度は、ただ「訪れる」だけではない地域の中に入り込んだり、より訪れた先との関係値を深くする旅を何度も経験しました。
離れる時に絶対「また帰りたいな」と思える場所。
そんな場所を今年は日本国内でもたくさん見つけられたらな、と思っています。
高校時代から今まで、海外という知らない世界に目を向けすぎて、
あまり知ることができなかった日本という国の魅力を、今年はたくさん探しにいきます。
そして、もっと高みを目指そう
最後に1番大きな決断を。
TABIPPO学生支部を継続します。
昨年度、右も左も分からずに加入したTABIPPO学生支部。
本当に色んな経験をさせてもらいました。
最初は団体内の組織開発チームとして動き、
海外支部の統括として、留学しているメンバーと企画をしたり、
マーケティングのリーダーとしてイベントの集客に携わり、
最後はイベントの全体指揮まで。
とても1年間でやったとは思えないほど、今思えばたくさんの肩書きがあります。
その1つ1つが、今まで小さな団体やチームでしか動いていなかった私にとって新しい経験で、200人規模の団体として動いた経験は本当に得るものが大きかったです。
そんなとっても濃い1年の中で後から振り返って思うのは、
「あの時もっとこんなことが出来たんじゃないか。」
どんな活動をしていても多かれ少なかれ出てくる想いだとは思うけど、
その後悔や、まだまだやり足りない!という気持ちはどうしても消し去れなかった。
なので、継続します。
もっと、組織としての力を活かせるように。
もっと、メンバー個々の「やりたい」が実現できるように。
もっと、旅のプロフェッショナル団体として胸を張れるように。
もっと、もっと。
そんなことを貪欲に追求し続けながら、
今年は東京支部の副代表として活動していきます。
足枷を捨てて進み続ける1年に
私を知っている人は、「退学」と聞いてもそんなに驚かないかもしれない。
でも、3年間の学びを切り捨てる選択はそれなりに大きな決断でした。
だからこそ、それ以上のものを得られるように、あとは突き進むだけ。
1年後に「この選択で良かった」と言えるように活動していきます。
私のこの生き方が「ワタシイロのセカイ」を作って、
それを見た誰かがまた「ジブンイロのセカイ」を作る。
世界がそうやって、ジブンイロで溢れるように。
私は今日も、自分らしさ全開で生きていきたいと思います。