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何者かになりたい、ただそれだけ。

現在27歳。子どもなし、独身、無職。

私の中期計画でいくと、2年以内に起業して、30歳までに子どもを一人生んで(授かることができるなら)、、、ということを考えているのだが、パートナーと共に生活する為にクロアチアへ移住して、なんだか焦りを感じている。

このままでいいのだろうか。


クロアチアはとても穏やかな街で、フレンドリーな人が多くて、時間がゆっくりと流れている。


移住する前は、派遣会社で単純作業をしていた。

カナダ留学する予定がコロナで駄目になったからだ。

ひたすら自分自身と向き合うために、派遣としての雇用を選んだ。

目的を失った私は何者かになるために、まずは自己分析をし、自分は何が本当に好きなのかを日々探っていた。

これだというものに決めたら、ひたすら突き詰めてプロフェッショナルになりたい。


最終ゴールは、自分がリタイアメント層になったときに慈善活動をすることだ。


ところがどうだろう、今の自分はというと、まだ何一つ小さなことすら実行できていない。

とても焦りを感じている。

自分の中の”好きなこと”から一つを絞り出すためには、あと何年かかるのだろう?検討もつかなすぎで不安になる。

女性の雇用創出、フードロス問題や教育格差の課題解決など、やりたいことはたくさんある。

これらを全てやりきってから死ねるのだろうか。


日々、自分の立ち位置と理想とのギャップに焦りつつ、一方で、人生においての本当の幸せについても改めて考えさせられることがある。


クロアチアに住み始めて現地の方と話す機会がもちろんあるのだが、『日本人は仕事をするために生きている』、『漢字の「忙しい」という字が一番嫌いだ』、『日本人は見た目を気にしすぎている』などということを耳にするたびに、自分にとっての幸せな暮らし方、生き方は何なのかを考え直すことが多い。

自らの手で好きなように庭を作り、石窯も作って休日に家族でBBQをすることが幸せなのか、はたまた休日の食事は全てデリバリーにしてソファーにゆっくり座り観たい映画を見て掃除は全て外注するのか。


多くの人と出会い、年齢を重ねるごとに自分の価値観は絶えず変化していく。

今の私に足りないこと、これからの私はどうなりたいのか、私は周りの人にどんな助けを差し伸べることができるのか。

考え出してすぐに解決する課題ではないことは分かっているが、日々この難題に対して目を逸らさず、自分自身に問い続けていきたい。


そしていつか自分が死ぬ時に、若者に対して少しでも選択肢を増やすことができるような人間になれていたら最高だ。

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