42歳のチョメチョメ事情
今週、仕事を早退して滑り込んだ、中学校の学級保護者会。
2年になりクラス&担任が変わった、思春期真っ盛りの次男に、担任はどんなか聞くと「新しいババアになった」と言うので、どんなババアなのか、年齢的にお婆さん寄りの婆を想像していたら、自分寄りのババアだった。
まずは担任から自己紹介があり、
「◎◎中学校から来た新任の◎◎です。
世代で言うと、男闘呼組の全盛期に中学生でした。」
ここから、男闘呼組再結成を知らなかったエピソードからの、プリプリ(プリンセスプリンセス)の話題、思春期の生徒達からはうるさいと思われることもあるかもしれないが、同じ子育て中の母として愛情持って接していきたいといった内容。
私は廊下側の一番後ろの席から、ウンともスンとも響かないシーン...とした保護者たちの様子も含め、全体像を眺めていた。
前以って考えてきた自己紹介だろうに、ちょっと滑った感もあり気の毒に思っていたら、
「廊下側の方から、お子様のお名前と簡単に自己紹介をどうぞ!」
なんと私の列、前の席には誰も居なくて、いきなりトップバッター。
場数だけは踏んできたので、すぐに観念して立ち上がり、次男の名前とひとことエピソードの後、先生の話題を拾おうと心に決めた。
“男闘呼組では、前田耕陽のファンでした。友達の誰とも被らなかったのを思い出しました”
という軽めのオチを考えていたのに、まさかの太字部分の前に
「私も前田クンです!!」
と、担任...!!
「えっ!本当ですか?!?!」
ただの元前田耕陽ファン同士のおばさんの内輪ウケのようになって、ウンともスンともなギャラリーが更に白けたように感じられた...。
(被害妄想で耳がシャットアウトしたと思いたい)
その後、「私は成田昭次でした!」なんて人は1人も出なかった。
脇汗だけがびっしょりの、いらぬコミュ力の気遣いで終わった。
しかし、冷静に振り返ると、前田耕陽を“マエダクン”って呼んでた人っているんだね。
話は何周か回って。
ワタクシ28歳で札幌から東京に出てきて、こちらで母親になってから出会った15年来の友人がいる。フリーランスの働きマンで、システム関係にも強く、編集、地域の仕事、なんでもござれの3児の母。しかもたまたま、同じ道産子。
42歳だが、落ち着いていて何でも知ってるので、5歳差を感じたことはない。
彼女は、自他共に認める性欲の強さをオープンにしていた。性豪だ。
毎日仕事以外の時間、暇さえあればオ◎ニーをしているらしい。
通販でピンクローターの現代版的な大人のオモチャを注文した時(私は全然詳しくない)
仕事から帰ると、当時はそれが何かをまだ知る由もないお年頃だった長女が勝手に開封してしまい、連れてきた友達と一緒に肩の上に乗せて遊んでいたという珍事件は、何年経っても忘れることができない。
顔良く、優しく人当たりも良く、子供達のためにフルーツの皮を剥けるタイプの彼女の夫は、あちらのほうは淡白だと出会った頃から聞いていた。
5年前位からご無沙汰らしい。
ちなみに子供達3人、我が家の5人中3人と同い年で、家族ぐるみの付き合いもある。
私は現在、同じ職種の仕事をフリーとパートでやっていて、パートの方は彼女が理事を務める運営グループなので、仕事のミーティングでも会うことがある。
昨年末のミーティングのとある回で、彼女は別の場所からzoom参加だった。
発言の場でクローズアップされた画面越しの彼女からは、いつもとちょっと違う、並々ならぬ透明感が放たれていた。
美肌ツルツル、毛穴なし。zoomの機能でこんなのあったっけ?あったとしても使うような人でも場面でもないから有り得ない。
濃すぎず薄すぎずの引き算メイク、ハッとするほど綺麗だった。
次にプライベートで会った時に、「恋してるね?」って突っ込んでやろうと思ってた。
「いやいやいや、ナイナイ」と返ってくる想像しかしてなかった。
その後の近隣おばちゃん忘年会で、満を持して「この前のミーティングでzoomの時、綺麗でビックリしたんだけど、恋してるよね?」
聞くと、なんと、何も答えなかった。
何かを明らかに濁している。認めもしないが否定もしない。時間をあけてしつこく聞いてもやはり、認めもしないが否定はしないのだ。
こ、これは。。
42歳のチョメチョメ事情は続く。。。