18歳間近のチョメチョメ事情
自称・令和のネオ不良こと長男に彼女が出来た。
前の彼女との恋愛に疲れ、季節を三つくらい越えたぶりの蜜月のようだ。
具体的に私のどんな行いや発言や質問が悪かったのか身に覚えはないが、今年に入って上の3人(17・16・14)の間では、もし彼氏彼女が出来てもお母さんには言わないとの意見が満場一致しているらしい。
その割に、長男に限っては結局自分のことは黙っていられない様子で、最近モテてしゃーないが口癖だった。
彼は春に部活に入って以来、慣れるまで定期的なバイトは辞めていた。
先週の日曜日に、デートするから土曜日に日払いの引っ越し屋のバイトでお金を稼ぐと言っていたのに、前日から風邪を引きバイトに行けなくなっていた。
自分でどうにかするんだろうと淡く期待したものの、「お母さん、バイト行けなかったからデート代7000円ちょうだい」
悪びれもせず、まるで本当に仕方のないことだから俺は悪くないでしょ的スタンスでやってきた。
デート代を、馬車馬のように働く母親にせびる男。令和のネオ不良。
彼女はだめんず・うぉ〜か〜確定。
彼女作るよりバイトするほうが先だろが!
渡したのは敢えて1000円減らしての6000円という私の悪あがき。
後からPayPayで1000円要求してきた奴の7000円への執着。。
その日は朝帰りだったことは、夫には言わなかった。
夕方会ったら物凄い悪そうな咳をしているので、「それは彼女にうつすでしょ...」と言ったら、「キッスは我慢した。濃厚接触は我慢したから大丈夫だよお母さん。」と。
「おばあちゃんにはまだなりたくない、死んでしまう。」と言ったら、「俺たち兄弟はコウノドリ最終話まで全部見てるから大丈夫だよお母さん。」と。
わかっているようでわかっていなかったごめんなさいパターンも多々なので、気は抜けない。
学校でキリンというあだ名を付けられているほど長い首元には、キスマークが3つ...。
小5の三男に「それなに?キスマーク?汚な!」と言われると、安らかな微笑を携え「この世で一番綺麗なものだよ...」とナルシストなホスト風に答えていた令和のネオ不良...。
つい最近まで、俺は一生結婚はしないだとか、女と付き合うなんてつまらないとか言ってた癖に、「お母さん俺18歳になったら結婚するから。ハハハ!」とほざき出す始末。
蜜月とは危険なもの。魔物が住んどる。
結婚するより金稼ぐのが先だろ!
「え!そしたら部屋ひとつ空くから俺部屋が貰えるってこと?」「結婚したら家作るからどっか行くってことだよね?」
トンチンカンな三男がどっかから踊り出てきた。結婚したら、仕事も何もしてないのに家が作れるシステムって発想がとてもシュール。
「デート代をお母さんからもらうのは最低だね」
最近では珍しく次男がまともなことを言った。
午前中のミーティングで、カンニング竹山似のオバチャン友達が、ふいにオナラをして周囲で笑いが止まらなくなった。竹山の言い分は「生きてるって感じがするでしょう?」
うん。
毎日何か起こるけど、生きてる感じはしまくる日々がまた私に年季を入れる。
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