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最後の

どうも、いつもいつも夢の中に愛する人が出てくるみたいで、目が覚めるととても寂しい気持ちになる。その人がどんな人かは、起きた後はもう覚えていない。そんなことがもうずっと続いてた。

だから七夕の午前四時に目が覚めたのは運命だった。部屋にはまだその人の気配が残っているようで、少しだけ胸の奥がくすぐったい。一体今の君の部屋にはどれほどの僕が残っているの?

幸せになりたいと書いた短冊も、七月八日にゴミになる。わかっていても結ってしまうのが人間の性。

今日も夜があの人を連れてくる。もしも日本にいるのなら、僕が夜なら君も夜なんだから、早く僕と同じ気持ちになってくれ。だいたい僕って生き物は、君がいないと息をする気にもならないんだから。

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