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ギバーとテイカーの関係性

ここ数年で知り合った方なのだが、100%テイカーな方がいる。
それはもう驚くほど100%。純度100のテイカーである。

境遇が似ていることもあり、子どもを預けられたりすることもあった。
私は預けたことはない。
連絡もなく迎えが遅くなることもあり、晩御飯を食べさせることもあった。

あれこれやりたい方なので、なんせ忙しい。
突然連絡してきたかと思えばこの作業をしてほしい、あの作業もしてほしいと依頼ばかり。もちろん無償。

ここで私もその作業をするならば有償でと言えれば良いのだが、それができない。一番苦手なことだからだ。
そう、何を隠そう私は無意識にギバーになってしまう人間なのだ。
断ったり、困っている人、ことを放っておけない。

多少無理をしてでも助ける、手伝う、もちろん見返りはいらない!
となるのだけれど、あまりにもそれが当たり前になるとやっぱりしんどい。

大体の人は親切にしてもらったらお互い様の精神で生きているので、ギブ&テイクの割合がうまくいく。
だが、100%テイカーに遭遇してまったら私はいい鴨なのだ。
頼めばやってくれる、あの人は断らない、相談してやったもらったらいいや!となるのだ。

やりがい搾取と言われているあちこちの現場もこの構造なのかなぁ?と思ったりする。断るのが苦手な人は断る労力>頼まれた作業なのだ。
だから勇気を出してやんわり断ったところで言いくるめられて結局作業をする羽目になる。体感で3倍くらい疲れる。それなら最初から断らずにやればよかったとすら思う。

そして一度でも引き受けてしまえばそこからは蟻地獄のように頼まれごとが連鎖していく。そして要求がどんどん大きくなる。

相手はこちらの時間と労力を奪っていることには全く気づかないし、そもそもそんな配慮ができる人はテイカーにはならない。

そしてまさに今!!
蟻地獄に巻き込まれている私。もう疲れたなぁ。
キッパリ断れる人間になりたい。




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