子どもに必要なのは・・・
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c12702/
この記事を読んでいろんなものがスッと腑に落ちた。
私が住んでいる町には小学校が二つあり、学区外に子どもだけで行ってはいけない。
ムスメが通う小学校区には子どもの居場所はないと言っても過言ではない。
大きな公園も、NPO法人がやっている子どもの居場所も隣の学区。
我が家は時間に融通が効くので、子どもの居場所開催日にムスメが行きたいと言えば車で連れて行っている。
おかげで隣の学区の子とも仲良くなって交友関係は広がった。
しかし、自分の住んでいる学区に目を向けてみると何だかなぁと。
子どもの居場所はもちろんないし、子どもたちが自由に自転車で暴走していた我々の子ども時代とは全く違う。見守る大人の目が圧倒的に足りない。
核家庭化が進んでいる影響はもちろんあると思うが、子どもたちが大人と触れ合う機会が少なすぎる。親や先生とは違う「ナナメのつながり」の大人が存在していない。
自由に遊びすぎて知らない大人に怒られたり、友達の親に教えてもらうことで学んでいたことは多々あると思う。
地域の大人、子ども以上大人未満の存在、発展途上の子ども、みんなが形にとらわれないつながりを持てたらいいのにと常々思っている。
実際私自身も子どもの居場所で出会った子とゆるーく交流は続いている。
当時6年生だった彼女たちも中学生になり、子ども以上大人未満という難しいお年頃。そのお年頃の子たちにこそナナメのつながりをもった大人が必要なのではないかと思う。
親でもない、先生でもない、友達ともまた違うような・・・?でもなんとなく居心地が良くて、話しやすい、そんな存在が見つかれば彼らの世界は少し広くなるのではないか?
常につながっていなくてもいい。
悩んだ時、モヤモヤした時、親と一緒にいるのが苦しい時、本人が安心できる場所、そして親が「そこにいるなら大丈夫か」と思える安心感がある場所。多世代で気兼ねなく交流できる場所。
自分で美容室を開業して、やりたいなぁとぼんやり考えていたことが少し形を持ってきたかなという感じ。
やってみたいなぁ、こんなのがあればなぁ、を口にして種をあちこちに蒔いておくだけでも先々変わっていくかもしれない。
自分の直感を信じて。
子どもたちにとってナナメのつながりの大人になりたい。