見出し画像

「JAPAN CANDLE ARTIST AWARD 2019」に参加して ②

偶然に開催を知った「JAPAN CANDLE ARTIST AWARD 2019」は、
今のところ、キャンドルスクールの運営などでは おそらく規模の一番
大きな、(社)日本キャンドル協会様の主催によるものでした。
もしファイナルに残ることができれば、実際に会場に行って展示をし、
豪華な審査員の方々に、その場で審査していただけるというのも魅力で、
さっそくに申し込んでしまいました。

私の場合は、普段は1人で活動していますが、今は本当にたくさんの 素晴らしい個性を持ったキャンドルのアーティストさんがいらっしゃるので、そんな皆さんの作品や空気感みたいなものを、肌で感じることができたら…との思いもありました。

第1次・第2次審査は、写真審査。

とにかく久々に、無い知恵を絞って??、新作のデザインを考えました。
どちらかといえば、私はシンプルなデザインが好みなのですが、
その中に面白い視点があったり、技法がいくつも使われているなど、
実は凝っているな、という作品を目指しました。
結果、2種類のオリジナルの新作が完成しました。

◆ 出品作品紹介 ◆

画像1

第1次審査 応募作品名:「pane」
・・・「window pane」で「窓ガラス」の意味であるように、建築等で使うようなガラスのことです。嵌めこんだ透明なジェルワックスを透かして
外側から、内部に入っているカラーブロックが見える仕掛けの キャンドルです。サイズは、手のひらに乗るくらいです。
火を灯して、上から溶けていくうちに、ジェルワックスの上部から外側へ光が透過しますので、不思議な効果が生まれます(下写真)。

画像2

この時、外側のジェルワックスの下の方からのぞいて見ると、ロウが溶けて溜まっている”ロウ溜まり”を下から見るアングルで、炎が見えたりします。

画像4


↑ その様子はうまく写真には写らないのですが…上の画像で分かりますか?不思議でキレイなんです! (2019.11.22 上記画像追加&追記しました)

画像3

第2次審査 応募作品:「Double Face」
・・・名前の通り、表と裏でまったく異なるデザインのキャンドルです。
実際どちらが表、というのも決めてませんが…。
手前に見えている色のグラデーション模様と、裏面(鏡に映っている面)のマス目のような柄を、白い板状のもので巻いているように見えるかもしれません。でも、外側に継ぎ目はありません。筒状の型で作って、海苔巻きのようにカットしたわけでもありません。実は、見た目より、けっこう込み入った技法が使われていると思っております!
直径は、ホールのケーキ位です。

上の2作品で、第2次審査まで通過することができ、
大変光栄なことに、第1回のファイナリストに選出していただくことができました。
最終審査は、指定の日時に、横浜の会場まで出向いて、実際にこれらの作品を自ら展示するというものでした。

・・・③につづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?