初めての個展を開く①~2003年5月 「Sky Light」(東京・表参道)
以前の記事に、初個展の頃は、スマホもなく、私はフィルムのカメラだったので、写真や資料が見つからないと、データが残せない…というようなことを書いたかと思います。
この度、発見しました!初個展の際のアルバムを!
というわけで、Web上ではほぼ初公開の、私の初個展の記録です。
(当時はギャラリーのHPがあったのですが、現在はもうありませんので…)
私は仙台在住で、当時も基本的には仙台で活動していたのですが、初めての個展は、何故か??東京・表参道のギャラリーで開催しました。
2003年、ということは…17年前のことです。
お世話になったそのギャラリーは、現在はもうありません。オーナーさんはどうしていらっしゃるでしょうか。
今になってよく考えてみると、青山、表参道って…。。すごいことだと思うのですが、若さでというか、勢いでというか、結局 実現してしまったというのが 未だに自分でも不思議です。
きっかけは、当時毎年のように参加していた、アーティストやクリエイターの祭典「デザインフェスタ」。東京ビッグサイトは、私にとっては、遠くて、とにかく広くて、人がいっぱい。クリエイターの熱気やパワーでギュウギュウの会場の空気に圧倒されてばかりでしたが、本当に良い刺激をもらったし、そこで出会った友人もいて、貴重な機会でした。
そんな会場で、ギャラリーのオーナーさんがたまたま私のブースに立ち寄ってくださり、「もし作品展を開くなら、うちのギャラリーでいかがですか?」と仰ってくださったのでした。
その後、ギャラリーへごあいさつ&見学にお邪魔し、勢いでその場で日程も決めてしまい(!)、KEI's Craftの初個展へ向け、事態は急に動き始めました。
いつかは個展を開けたら良いな、と漠然と思ってはいましたが、まさかこんな形で実現するとは?!という感じでした。
そして、まだまだ未熟だった私は、あらゆる面で、友人や家族・繋がりのあった仲間たちの手をたくさん借りることとなり、みんなのおかげで出来上がった、想い出深い初個展となりました。
まずはDM作りです。私は、デザインをして、校正をして…なんてやったことがありませんでした。
ありがたいことに、デザイナーをしていた友人にお願いしたら、快く引き受けてくれて、上の画像のような、ステキなDMが完成しました。
写真は、自宅で、頑張って撮影したものです。つたない写真かもしれませんが、私が一番気に入っているDMです。
デザイナーの友人には、会場内のパネルに貼る、ポスターのデザインもお願いしました。
手の込んだデザインにしてくれて、雲の部分のカットもキレイに作ってくれて、本当に感激でした!今も大切にとってあります。
そのギャラリーの名前は、「sapana+(サパナ プラス)」と言いました。
「sapana」は、ネパール語で「夢」という意味。
西荻窪に、拠点のアトリエとカフェギャラリーがあり、私がお世話になった青山のギャラリーは、期間限定で2年間のみ営業していたところでした。
本当に、ラッキーな出会いだったと思います。
( 2020年12月13日 )
②に続きます。