初めての個展を開く②~2003年5月 「Sky Light」(東京・表参道)
初めての個展を開いたのは2003年5月。ちょうど、それまで勤めていた仕事を3月に退職することになっており、そのすぐ後のタイミングでした。
仕事と並行して創作活動を続けていましたが、一旦区切りを付けて、リスタートするような時期だったのかなと思います。
個展のテーマは、タイトルにあるように、「空」と決めていました。キャンドルの創作を始めた10代の頃から作っている青空キャンドルをメインに、星、夜空のキャンドルなど中心に展示を考えました。
さて、製作や準備をしながらも、個展開催のお知らせをしなければなりません。
知り合いや友人達にDMを郵送してご案内したり、まとめてDMを置いて配布してくれるお店や場所があればお願いしたり。
当時は告知方法が少なかったので、今より大変だったかもしれません。
(SNSがあれば、あっという間にたくさんの人にお知らせできますから、本当に便利になりましたね。)
DMを受け取った知り合いの方が、お友達や興味のありそうな方を誘ってくださったり、仙台から東京見物も兼ねて足を運んでくださったりと、色々な方々に本当にお世話になりました。
そのような、ご来場くださったり、作品をお買い上げくださる方々を、手ぶらで帰すわけにはいかない!ということで、小さな手土産も用意することにしました。それがこちらの品です↓
地元・仙台の洋菓子店に依頼したクッキー、知り合いがデザインしてくれた紅茶のティーバッグ、私のミニキャンドルと作品のポストカードを詰め合わせました。
クッキーには、お米のパフ(だったかな?)が入っていてとても美味しかったので、仙台らしさもあるし、ということでお願いしました。そのお菓子屋さんも、オリジナルのバースデーキャンドルを作らせていただくなど、ご縁のあるお店でした。
ティーバッグのデザインをしてくれたのは、(確か)デザインフェスタで出会ったクリエイターさんでした。関西方面の方だったはず、、現在は交流がなくなってしまいましたが、ティーバッグのオリジナルデザインがステキで、何回か依頼させていただいた記憶があります。
このお土産セット、何人分を用意したのだったか正確な数が思い出せませんが、数十…だったでしょうか。お家に帰ってからも、展示の様子など思い出しつつ、楽しんでいただけたら嬉しいと思いました。
今こうして思い返すと、このセットひとつにしても、たくさんの想いが詰まっていて、手間もかかっていますね。自分でも、今だったら同じアイディアがあって同じことができるかどうか、分かりません。
作品も仕上がってくると、どのように展示しようか考えます。
作品の他、什器や、キャンドルを飾る台やキャンドルスタンド、クロス類、その他諸々ありますので、結構な量の荷物です。初めてだったので、持っていかなくても良いような物まで準備したということもあるでしょうが、1人暮らしの人の軽い引っ越し位ありました(笑)
そして、地元なら、車で運べますが、今回は東京だった…!
結局、某宅急便会社の、小さな引っ越し便のようなプランで送ることにしたのでした。。
( 2020年12月14日 )
③に続く…