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自宅出産への目覚め

フリーで働きながら、第二子を妊娠中。気ままにその心境をのnoteに綴っています。

現在、妊娠6か月22週になりました。

初期にはつわりも、初めて経験しましたが、今は体調万全!食欲もあり、仕事も通常通りできています。

初期の頃の記事はこちらから→「フリーで働きながら第二子を妊娠 〜せきららな心の変化〜」「フリーで働きながら第二子を妊娠 〜戻ってきた働く意欲〜」

第一子も少しづつ成長し、保育園にも慣れ、だいぶ手が楽になってきました。お腹の子への愛情も増します。

さて、今回は、『出産場所』についてのお話し! 

▼目次
1.第一子出産時の心残り
2.検診での不思議な出会い 
3.第二子初期は産婦人科へ 〜これでいいのかな?〜
4.自宅出産への目覚め 
5.助産院という選択肢 〜まこと助産院さん〜
6.自宅出産の場合 〜まある助産院さん〜
7.今の病院での出産について/自宅出産を心に決める



1.第一子出産時の心残り

第一子は、京都の足立病院という京都では有名な産婦人科さんで普通分娩で出産をしました。選んだ基準は、「家から近い、綺麗、安心」といったところでした。

人気の病院なので、多少待ち時間があったり、出産時はどのお医者さんになるか分からない、色んな助産師さんが入れ替わり立ち代わりするという人によってはマイナスな面もありましたが、この時は色んな人に診てもらえるし、こっちも気を遣わなくて逆にいいなーと思い、迷いなくここで出産をしました。

しかし、出産をしてみて心残りだったことが一つ。。。

産後赤ちゃんには一瞬しか会えず、すぐに色々検査され、結局「呼吸が少し浅い、乱れやすい」ということですぐ保育器に入らねばならず、産後すぐ授乳をしたり、赤ちゃんとの時間をゆっくり過ごせなかったことでした。

出産直後は、疲れもあって、少し休めるしいいかーと思ったのですが、翌日も翌々日も保育器のまま...。結局会えたのは2、3日後。寂しさのつのる経験でした。もちろん、赤ちゃんの健康の為にはしょうがなかったのでしょうが、保育器のある部屋に通う日々。いつ出られるか聞いてもはっきりとした答えもない。聞くと基準ギリギリのところだけど、安心の為といった返答...。

2.3日赤ちゃんにあえなかったのもあり、おっぱいはパンパンに。これを搾乳して赤ちゃんに運ぶ。夜中も何度も起きて保育器のある部屋へ。この時だけは赤ちゃんに会えると頑張っていたけど、この胸パンパン事件は未だに痛かったなーと思い出します。出産の痛みよりなぜか鮮明に覚えてるから不思議です。

そして結局通常より、3日程長く入院して退院したのでした。もちろんこの時は自分でもベストな選択をしたと思っていたので、後悔はなかったのですが、この後の不思議な出会いで違う選択肢があることも知るのです。

2.検診での不思議な出会い 

3週間後の乳児検診で不思議な出会いを体験しました。

足立病院の小児科さんにて、3週間検診に出かけると...たまたま同じおくるみを持ったママを発見!

このおくるみはboboというブランドのもので、子供のものもほぼ貰い物の中、唯一自分で気に入って買ったものでした。同じ人がいるなんて!とびっくりしてると、なんと向こうから話しかけて来てくれたのです。

『おくるみ同じじゃないですか?!かわいい赤ちゃんですね』

そこから色々話しはじめると、またまた驚いたのがその赤ちゃんと息子は同じ誕生日だったのです。

そして更に驚いたのが、その子も同じ第一子なのに、なんと、【自宅】での水中出産をしたというのです!!

そんな選択肢全くなかった私にとって、衝撃的な話しだった。

心の中:「自宅ってまず同じ助産師さんでしょ。なんだか気を遣いそう。それに仲良くなった人に出産という自分を曝け出すことをみられるのって逆に恥ずかしいのでは。産後の料理も自分たち、ずーっと赤ちゃん共に休めない日々。何かあった時も不安だし...」

でも話を聞く内に、私の心に強く印象づけられたことがあった。

私「産まれたあとって、赤ちゃんと一緒にいれましたか?」

その子(以下 Yちゃん)『はい。2.3時間ずっと一緒。ほんとに幸せな時間でした』

私「おっぱいもすぐにあげれたんですか?」

Yちゃん『はい。あげれましたよ。それからその助産師さんのマッサージが本当に気持ち良くて。たんぽぽの根のお茶も出してくれて。本当によかったです。』

ここまでの返答で自分の体験と真逆のストーリーに興味津々!それからもう一つ気になっていたことを聞いてみました。

私「会陰切開ってしましたか?」

Yちゃん『しませんでしたよ。助産師さんがそれまでにマッサージの仕方を教えてくれたんで。少し裂けたけど自然に治りましたよ。』

え〝〜〜!!

これもまた衝撃でした。なぜなら、私の出産した病院では会陰切開はほぼ100%の確立で実施されるからです。一応希望は事前に聞いてくれるのですが、結局あと少しのとこで普通に先生から「切りますよー」の声。

私ももう出産時で無我夢中だから、できるだけしないでほしいと希望してたものの、『はい。』と一言返事をしてしまい、チョキリとあっけなく切断。

その時は麻酔が効いていて気にならなかったのですが、後からの違和感が大きく、切らなくてもよい選択があるということにもまた驚きでした。

そして、お話の中で特に印象的だったのが、Yちゃんの助産師さんへの絶大なる信頼感とお産への満足感でした。

同じ誕生日でもまるで真逆の出産方法。いいなぁーと思う反面、まだまだ自宅での出産という選択はハードルが高く、次は自宅に!なんてことはまだこの時は全く考えていませんでした。

3.第二子初期は産婦人科へ 〜これでいいのかな?〜

第二子を妊娠した時も、まず通ったのはお世話になった足立病院さんでした。

一度通った経験もある為、大体のシステムをもう既に把握しているとい安心感からでした。

一つ変わっていたのは、コロナウィルスにより、入室時の体温チェック、そして付き添い禁止になっているということでした。

待合室では、みんなマスクをし席も離れてる。変な世の中になってしまったものだなーと感じながらも5か月頃まで通い、分娩予約も済ませていました。

人はすぐ自動操縦モードになり、何も考えなくなってしまう生き物である。自分自身なんだかそうなりつつある自分に気が付いたのです。

『あれ?ほんとにこのままでいいのかな?』自分自身に問い直してみた。

一度きりの人生。一度きりのこの子との出産。

せっかくなら違う体験をしてみてもいいのでは...。そんなことから、ふっと【自宅出産】という選択肢が頭に浮かびました。

しかし、すぐにはそれを選べない理由がありました。

一つは自宅は路地裏の町屋で、家が近く普段もよく話し声が聞こえるということです。『出産時の雄叫びを周りの人に聞かれるなんてあり得ない!』

もう一つは産後の食事のことです。家は実家が夫婦共に愛知で母達に来て貰わなくてはなりません。入院すれば数日は食事もなんとかなりますが、自宅の場合、早めから母に来てもらわなくてはいけません。

そんなマイナスポイントもありやっぱり今から自宅出産に切り替えるという選択は選べずにいました。

4.自宅出産への目覚め

自宅出産が少し気になりながらも、なかなか根本から今の病院を変えることはできずにいました。

そんな時、兼ねてから気になっていた京都るり渓のGraxにGo toキャンペーンの恩恵も受けて旅行に出掛けることになりました。その時思い出したのが、るり渓は検診であったYちゃんのお家に近いということでした。

せっかくだから帰り道に、会いに行きたいな〜。

自宅出産の話をまた詳しく聞きたい!そう思い立ったのです。

普段はのろまなマイペースな私ですが、思い立つとすぐ行動しちゃいます。アポを取り早速会えることに。

同じ日に産まれたYちゃんの娘との再会も楽しみの一つでした。

約1年振りにYちゃんと娘さんに会ってみると、またまた驚いたのが、息子と顔立ちや雰囲気がとても似ていたこと。そして、違和感なく仲良く遊び始めたのです。

息子の成長にも関心しながら、あの時の不思議なご縁をまた思い出しました。

気になっていた自宅出産の話をもう一度聞いてみました。

あの時は遠く彼方の物語を身近に聞き直すことができました。

詳しく聞いていると、良いことばかりではなく、大変なこともあった様でした。

想像とは違い、家族には最初すごく反対されたそうです。そして自宅出産の場合、予定日1週間以内じゃないと提携医院で産まなくてはいけないなどの決まりがあり、予定日を数日過ぎた時は流石に焦って近くの霊山に登りに行った...などのお話しを聞きました。

しかし、いずれもクリアし、Yちゃんの強い願望で、無事に自宅での出産を迎え、最初は反対していた家族も今では自宅出産で本当によかったと言ってくれてるそうです。

いくつか試練はあるものの、やはりYちゃんのお産に対する幸せ感は変わらず伝わってきました。

私の中の、自宅出産してみたい気持ちと抱えてる問題が半々くらいに入り混じります。

そんな状態でしたが、Yちゃんがお世話になった助産師さんを紹介してくれることになりました。

『一度相談だけでもしてみたら?』

この言葉により、少しづつですが、自宅出産への道を歩みだすことになるのです。

5.助産院という選択肢 〜まこと助産院さん〜

私の今回の出産の一番の希望は、産後赤ちゃんとゆったりした時間を過ごしたいということでした。

それを叶えるのには、自宅ともう一つ助産院という選択もあることに気づき、この時点で急に助産院も選択肢に入ってきました。

これはもう直接先生に会って決めるしかない!!

助産院は早速山科のまこと助産院さんに見学に出かけました。

タイミングよく入院中の食事をいただけて、お部屋も見学できる会に参加できました。

助産師さんの堀口さんはベテランの溢れでる優しさと本当にお母さんのような暖かく落ち着く雰囲気でした。

ご主人の作る料理はシンプルな和食。でもめちゃくちゃ美味しくてお櫃のごはんを全部平らげてしまいました。産院もまるで自宅の様に落ち着くし、清潔感もありました。

一点気になったのが、コロナのお陰で、産前は必ずPCR検査をしなくてはならず、もし陽性の場合はまた違う専門の病院へ運ばれて母子分離、そして帝王切開でのお産になるということでした。

ただこれはその助産師さんの提携してる病院によるため、自宅出産の場合はその助産師さんの提携先病院によるということでした。

それ以外は、全てパーフェクト!!

夫も産後の食事も楽だし、コロナのことさえなければ、ここでいいじゃんと言っていたのですが...。

また別の日に、自宅出産をサポートしてくれるYちゃんオススメの助産師さんに会ってから決めることにしました。

6.自宅出産の場合 〜まある助産院さん〜

翌日、まある助産院の方に自宅に来ていただき、お話しを聞く機会をいただけました。

気になっているコロナの検査のことからお伺いしました。

まある助産院、宮川さんの提携医院では任意であることが分かりました。

そして次に、気になっていた近隣住宅への出産時の声漏れのことを相談しました。

するとこんな答えが...

宮川さん「実際人それぞれですよ。経産婦さんはそんなに初めての方より出産時間短いし、ずっと叫び続けてる訳じゃないですから。夏場なんか窓開けて気にせず産む人もいますよ。」

なんと!!!

それを聞いてからというもの、あれだけ気になっていた声問題が不思議と解消され始めたので不思議です。

宮川さんも評判通り、愛情溢れ元気なパワーと慈愛に満ちた人でした。

残すは産後の食事問題のみ。

数日前、念のため実母に自宅にしてもよいか確認してみていた。その時は、「変なことやめて。」と言われて終わっていたのだが...。

でも宮川さんと話した後、不思議と私の心はもうこの人に任せてみたい、そんなワクワクが溢れていたのでした。

もちろん自宅でそう簡単に産める訳ではなく、そこまで自分の体調が良く、検査に引っかからないこと予定日を過ぎすぎないなどあるが、そんなことより、もう「試してみたい!」そんな気持ちが溢れ出していたのです。

その日の夜、実母にもう一度、「自宅出産にしたいから産後料理作りに来てくれない?」と頼んでみた。

すると、、、数日前は、反対してたはずなのに、なぜか、

実母「うんわかった。」

その一言が返ってきた。

なんという不思議。そんなこんなで、まさかの自宅出産への道を歩むことになるのです。

7.今の病院での出産について/自宅出産を心に決める

その翌日、通っていた足立病院での診察がありました。

心はもう自宅に決めていたのですが、一応足立さんでもみのりの家のお産という自然なスタイルでの分娩があり、予備の予備で一応今の状況を聞いてみました。

すると、、、

「今コロナであまり進めてないんです。」

そして結局入院体制は同じだから、コロナのお陰で出産時も産前後1時間のみ、1人までの立ち会い、産後は面会禁止とのことでした。

自宅はその分自由で息子ももちろん立ち会えるし、産後も誰が来てもオッケー。

この差もとても大きく、心は既に自宅に傾いてましたが、プラスの決定事項となったのです。

『自宅で産もう!!』

そう決めました!!そしてその瞬間、私の中にアクティブな何かが生まれたのです。

病院で産むと決めていた時は、第二子ということもあり、食べ物や運動も少し疎かになってしまっている自分がいました。

でも自宅で産むと決めたからには絶対それを叶えたい!!今まで以上に食事と運動管理を気をつけよう!!そんな意思が自然と目覚めてきたのです。

そして、思い返すと自分で何かをあまり決めたことのなかった私が反対を押し切り、自分で方向性を決めた初めての体験でもありました。

これもとても大きなことでした。

数年前の検診でのYちゃんとの出会いが不思議な糸で結ばれた瞬間でした。

さぁ、今回の出産ではどんな体験ができるのか。

もちろん病院での出産も後悔はしてません。そのお陰で違いも感じられるし、だからこその感謝も深まるだろうから。全て意味のないことはない!!

出産までが本当に楽しみになっています。

0が100になるくらいの思考の転換が起きた、自宅出産への目覚めの記事でした^^

お読みいただきありがとうございました♡

※病院の出産体制の状況についてはその時期によっても異なるため、直接病院にお問い合わせください。私の記事はあくまで参考までにお読みください。






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