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NYC本場ブロードウェイミュージカルを見に行ってみた!

2024年11月にニューヨークへ旅に行った理由、
それは、、、
本場のブロードウェイミュージカルを観るため!

ブロードウェイでミュージカルを見ることが夢だったはずなのに、
なぜか頭の片隅に忘れ去ってしまっていたのを思い起こし、はるばる海を渡り観てきました。

私がブロードウェイをいつか観に行きたいなと思ったのは、ドラマgleeがきっかけ。
中学生〜高校生の頃にめちゃくちゃハマって、サントラまで聞き込んでいたあの頃、私もレイチェルのようにニューヨーク、ブロードウェイを夢見てました。

さて到着した次の日ニューヨーク散策1日目から、
ブロードウェイの観劇は始まります!


ブロードウェイの当日券を買ってみよう!


朝一でホテルを出て、
向かった先はタイムズスクエア!
お目当ては赤い階段が目印のTKTS。
当日のチケットを公式に安く販売している場所です。

TKTSの文字がある所が目印!

ニューヨークでブロードウェイを観るなら、
一度は体験しておこうと思っていた当日券の購入。
日本で事前にチケットを取っていた作品があったので、観劇するのはそれだけでも良かったのですが、
せっかくニューヨークまで来たし🗽
と言うことで、1つの経験としてチケットを買ってみることにしました。

もちろん英語は全くできないので、
ドキドキして向かうと、TKTSの看板の下あたりに係の人が看板と同じ赤い服を着て立っています。
女性が私がキョロキョロしていると、近づいてきてくれて
「今日の夜のブロードウェイのチケットを買いたいんですが、ここで良いですか?」
と聞くと、
「今日の夜ならこのチケットになるけど、良い?」
と料金表を見せてもらい、頷くと、TKTSの窓口に連れて行ってもらいました。

この時点でも結構ドキドキしている私。
ニューヨーク初日から知らない人に着いていくのは、少し不安な気持ちになったけど、勇気を出して行ってきました。
正直今でもあそこが正解だったのかは分かってない。(どなたか合っていたのか教えてください…)

「見たい演目あるの?」と聞かれたので、
「ヘルズキッチンが見たい」と告げると、
窓口の人に伝えてくれました。
でも残念ながら、その日のヘルズキッチンの空席は無しとのこと。
「他のチケットなら用意できるけど、どうかな?」
と表を再度見せてくれました。
そこで二択で悩んだ私。
CHICAGOを見るか…
Back to the futureを見るか…
結局、お値段の安い方のBack to the future を選んだ私。
(サービス料含めて、$87くらいだった、正直安くはない)
元々映画を何度も見たことがあり、話の内容が分かっているので、英語が分からなくて見られるだろうという気持ちで買いました。
英語が全く分からない私にも丁寧に教えてくださったお姉さん、有り難かったなぁ。

その場でクレジットで支払い、チケットはメールでQRコードが送られてくるという説明を受け、その場を後にしました。


① BACK TO THE FUTURE

私の場合、11時頃に登録したメールアドレスに入場用のQRコードが送られてきて、無事入場できることを確信!(その時の安堵といえば…!)

正直言って全くブロードウェイの作法が何も分かっていなかったので、
劇場の近くに1時間前くらいに着き、外のベンチで待っていると、30分前くらいから人が劇場前に並び始めました。

1時間前に撮った写真
まだこの時は待機列は出来ていません

Back to the Future: The Musical

Winter Garden Theatre
1634 Broadway New York NY 10019
Thursday, 11/07/2024 at 7:00 PM
座席 : LEFT MEZZANINE Row B, Seat 45

11月のニューヨークは夜になると風が肌寒く、待っている間寒かったので、上着を持っていくのがおすすめ!
(風がめちゃくちゃ冷たかったけど、
劇場の前でおにぎりを食べながら待っていたあの30分も今となっては思い出)

LEFT MEZZANINE Row B, Seat 45

席自体は見切れもほぼなく、2階席だったけど、これでも十分だなというお席でした。
横から見てるのに、デロリアンの登場はどうなっているのか全く分からない!すごい!
マーティもドクも、ビフもお父さんもお母さんもジェニファーも素敵な役者さんばかりでした。
(私が観た日は、お父さん役とビフ役の方が、映画のキャストさんに激似だった)
ダンスや衣装が華やかで見てて楽しい。最後の演出も楽しい〜!

そして最後のカーテンコール、
ブロードウェイで初めて見た作品だったからと言うのもあると思いますが、
なんてかっこいいんだろう!プロってすごい!と泣きたくなるくらい、最高の気持ちでした。
客席の拍手の盛り上がり方も、かなりすごかった。

私がちょうどニューヨークに来る前に、このブロードウェイでの上演が終了するというニュースが出たところでしたが、それを感じさせない大盛り上がりの場内!
(日本では間も無く、劇団四季で上演されますね!それも頷ける演出!)

ただ、来てまだ2日目でニューヨーク時間の朝5:00頃に目が覚めてしまい、めちゃくちゃ時差ボケが酷かったので、ちょっと寝ちゃったのが悔しいところ…!

夜の時間帯の観劇はオススメしないという情報を事前に見ていましたが、
夜19:00〜の回は、ちょうど日本時間の朝9:00頃になり、オールナイトで朝9:00〜3時間の舞台を見るようなものなので、
やっぱり時間に余裕がある方はお昼の公演がオススメかなと思います!
(平日はそもそも夜公演しか無い場合が多いです。公演ごとに開始時間など微妙に違うので、是非調べて見てください!)

終演は、夜21:40頃でした。
この時間でもタイムズスクエアにはたくさん人がいます!
タイムズスクエアの近くに滞在している方だと、
この時間に終演して帰っていくお客様がたくさんいるので、あんまり不安はなさそう。
私の場合は今回ホテルをブルックリンのあたりに取ったので、ここから地下鉄に乗って帰るのは少し緊張しました…。
昼間よりもこの時間の地下鉄は人が少ないですが、全く乗っていないわけでは無いです。
(乗ってないのは乗ってないので、危ないらしい)

時差ボケですごく眠かったけど、
とにかく「日本とは治安が違う!」と自分に言い聞かせて、目を頑張って開いてホテルに帰りました。


② Christmas Spectacular

ニューヨークに来る前、
何を観ようかな〜と探していた時に見つけたのが、このラジオシティのChristmas Spectacular!

今年は2024年11月8日〜2025年1月5日まで、
いわゆるクリスマス期間にだけ行われているクリスマスショーです。
丁度始まったばかりのタイミングで渡米できたので、これは観なければと使命感。笑

初めてニューヨークでこのクリスマスのショーが行われていると知ったのは、実は「ニューイヤーズ・イブ」という映画がきっかけ。
サラジェシカパーカー演じるママが、
ここの劇場で衣装係で働いているんですよね。
ロケ地巡りも一緒にできる、胸熱な場所でもあります。

Christmas Spectacular Starring The Radio City Rockettes

Radio City Music Hall
1260 Avenue of the Americas Between 50th & 51st Streets, NY
Saturday,11/09/2024 at 11:00 AM
座席 : Sec 2NDMZ7, Row K, Seat 701

ラジオシティの劇場内は、クリスマス一色で、入っただけでもワクワクする空間!
ポップコーンのいい匂いが漂ってました…!
なるほど、こうやってクリスマスの英才教育はされるのだなと目の当たりにして、クリスマスの時期が待ち遠しくなる子供たちの気持ちが、とても共感できました。だってすっごく楽しそう…!

Sec 2NDMZ7, Row K, Seat 701

ラジオシティは毎年6月はトニー賞の授賞式でも使用される、5933席ある大きな建物です。
舞台の左右にはオルガンが設置されていて、
客入れで曲を弾いてくれます。贅沢。

Christmas Spectacularで有名なのは、
The Rockettesの一系乱れぬラインダンス!あと兵隊のドミノ倒し!
正直初めは子供が楽しむものなのかなぁなんて安易な気持ちで見ていましたが、
全くそんなことはなく!大人も楽しめる!
サンタさんが登場し、コーラス隊の響く歌声、The Rockettesのラインダンスやタップダンス、子供たちの元気なバレエやダンス。
ザ・アメリカンな演出が続き、アメリカの繁栄や強さを感じるショーでした笑

席は遠めではあったのですが、
ダンサーさんたちの表現や踊りが大きくて、
座っている席からもよく見えるのが素晴らしい◎
$64くらいの席でした。

私的には最後の神話っぽい、
キリストの降誕を描く最初のクリスマスの再現がとても興味深くて、面白かったです。
(そこだけテイストが変わって、ラクダとか出てきた🐪笑)

ひと足先にニューヨークでクリスマス気分を味わえて、とってもハッピーな気持ちになりました!


③ MJ the MUSICAL

渡米前Wickedは絶対に観ようと決めていましたが、他の作品はどうしようかなと悩んでいた時に、せっかくだから日本では見ることが難しい作品を観ようと決めてチケットを取ったのがこの作品。

ジャクソン5時代〜マイケルジャクソンの音楽と共に生涯を描いた、ミュージカル作品です。

この作品を観たのは大正解でした!

当初はマイケルジャクソンは好きだし、
楽曲も聴き馴染みのあるものが多いけど、
マイケルの生涯を知ってるわけではなかったので、正直楽しめるか少し不安でした。

でも開始数秒でそんなことは吹っ飛ぶ
というか、演出がとても面白いので、お客様を飽きさせない工夫とスピード感。
気がついた頃にはMJ the MUSICALの虜です。

MJ the MUSICAL

Neil Simon Theatre
250 W 52nd St, New York
Saturday, 11/9/2024 at 2:00 PM
座席 : Section MEZZ Row R Seat 6

Section MEZZ Row R Seat 6

この日は土曜日で地下鉄が遅れていたらしく、
開演時間になってもお客様が席に着いていない状態
日本の作品ではほぼオンタイムで開始することが当たり前とされていると思いますが、この日のMJ the  MUSICALは恐らく開始10分以上おしました…笑
それでも悪びれることなく、ひっきりなしにお客様はやってくる。スタッフの方も慣れているのか、席案内をし「携帯電話を切って待て!」と大声で叫んだ後、客席からは拍手が。(なんだかとってもアメリカンである)

まだ立っている人もいるが、
少し落ち着いたかなというタイミングで、
ちょうど1番最初の曲のイントロ。
(セトリが気になる方は是非調べてみてね)
そこからは、一気にマイケルジャクソンの世界へ。
「マイケル役の人、こんな感じなんだ、ふ〜ん」
と思っていたのも束の間、次の瞬間には、
「マイケル、かっこよ〜!!!」となります。
(お世辞じゃなく本当に1分くらいで笑)

落ち着く暇もなく、ずっと観ている間は興奮し続けている状態なので、本当に一瞬で過ぎ去ってしまう。
リトルマイケルが歌うますぎて感動し、「I‘ll be there」の曲の演出が美しすぎて、息が止まるかと思った…。
今までに見たことがないほど、黒人のお客様が多い場内。
みんなが知っている有名な「Billie Jean」や「Smooth Criminal」「Thriller」などの曲がかかると、その度に大歓声が湧き上がる。
(みんなが一緒になって盛り上げている感じが、日本にはないミュージカルの形だなぁと楽しかった)
ミュージカルだけどライブを見ているような…!
やっぱりマイケルの曲は名曲ばかりだ〜と感動。

ただそれだけではなく、とにかくとにかく演出が光る作品なので、ミュージカル要素だけではない、完成度の高い濃密な演劇体験ができます!
とにかく最高!
マイケルが好きな人だけでなく、
ミュージカルや演劇が好きな人にも間違いなく響く素晴らしい作品です。

高くてもTシャツ買えば良かったと何度思ったことか


④ Wicked

ちょうど行った時期が映画公開直前だったこともあり、ニューヨークの色んなところで宣伝を目にした「Wicked」!
(日本では2025年3月7日公開予定)

この観劇にために来たと言っても過言ではない!
というのも、私が初めて「Wicked」を見たいと思ったのは、中学生の頃。
劇団四季の名古屋の劇場で初演があった時、学校でチラシが配られたのがきっかけ。
この緑色の魔女に白色の魔女が耳打ちしているチラシデザインは私の頭に鮮烈に残っていました。
「オズの魔法使い」の主人公ドロシー役をやったのは、小学校4年生の時。
そこから、私にとって「オズの魔法使い」はちょっぴり特別な作品なのです。

だから2023年10月に劇団四季の「Wicked」を観に芙雪が連れて行ってくれた時の感動はひとしおで、素晴らしすぎて中盤から最後まで涙が止まらなくなり…!
いつか絶対本場のブロードウェイで観ようと決めた作品でした。

Wicked

Gershwin Theatre
222 W 51st St, New York
Sunday,11/10/2024 at 2:00 PM
座席 : Section ORCHST Row V Seat 111

ギリギリに劇場に着いたのであまり見られなかったのですが、劇場内もエメラルドグリーンの「Wicked」世界観一色!最高の気分でした!
ドラマgleeで見ていた、レイチェルとカートが歌った「Defying Gravity」や「For Good」、その舞台がまさに目の前に!

2023年に劇団四季を見てから、感動を忘れられず、オリジナルキャストのIdina MenzelとKristin Chenowethのサントラをめちゃくちゃ聞き込んでいたので、始まってから終わるまでずっと音源を聴いているように、めちゃくちゃ楽しめました。

驚いたのはちょくちょくアドリブみたいなのが入っていて、お客様との一体感ができていたこと。
物語自体はラストに近づくほど、どんどん切ないものになっていきますが、初めて見た時とは全く違う感覚で見ることができました。

Section ORCHST Row V Seat 111

初めて日本で「Wicked」を見た時は、
エルファバの孤独、悪くないのに非難される理不尽さに悔しくて中盤から涙が出てきましたが、
今回は、エルファバとグリンダの2人の決断、そして2人の出した答えに導かれるように、「For Good」の終着点で涙が溢れてきました。

誰も悪くない、
ただお互いが幸せであるように。
私も2人が幸せでありますようにと祈らずにはいられない、そんな作品となっていました。
演じる人が違うだけで、自分も見る心境が違うだけで、こんなにも物語が違って見えるんだという発見💡

私が見た回は、2幕のエルファバの「 No Good Deed 」がめちゃくちゃ感動的で、まさかこの曲で心動かされると思わず驚きました。
迫力がある一曲、歌い切った瞬間の客席の歓声がその曲がいかに素晴らしかったか、共感する時間でした。

きっとこれからも大好きな作品に違いないです!
ちょうど初演から20周年だった「Wicked」、
ひとつの作品が長く愛されるのは希望だなと思います。また絶対見に行く!これからも続いて行きますように!

Wickedコラボ グリンダver

さてここまでお付き合い頂いた皆様、
本当にありがとうございました!

このニューヨークのブロードウェイにたくさんの劇場が揃い、日夜プロフェッショナルなショーが開催されていること。
その事実と規模の大きさに酔いしれ、楽しみ、幸せな気持ちになりました。
劇場がこの数あるだけでもすごいのに、
どこに行っても超一流が見られるなんてすごいと思いませんか?

もっと成長したいと思ったし、
本場に行って研鑽を続けるプロフェッショナルに触発されて、私も自分にできることを行動していかなくてはならないなと思いました。

ニューヨークに旅日記は、これにて終了です。
またいつかニューヨークに行けるように、
そしてニューヨークだけでなく幅広い世界をもっともっと見られるように、とにかく目の前の挑戦を懸命に続けていきます。

2025年も、この先もずっと頑張っていきます。
私もみんなを幸せにしたいな〜!
それではまた会いましょう!またね〜!

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