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1畳ルームに理想の本棚を。やれないことはない
自宅マンションのウォークインクローゼット(1畳くらい)を自室として使い始めてからというもの、その狭さに悪戦苦闘しつつも快適な居場所づくりに精を出しています。
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ここでなにをするかというと、おもに仕事か読書なのですが、集中すると何時間もこもってしまうほどわたしにとっては極上の空間に仕上がっています。
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アートブックや写真集、映画のパンフレットなど判型がまちまちな本は天袋(?)的な場所にまとめています。
メインとなるのはドアを開けてすぐ横にある備え付けの棚。
棚板の高さを動かせたり、増やせたりできる自由度高めなところが◎
目線の高さに積読本を並べることで、つねに「読まねば」と意識できるようにしています。
仕事で使う本は別室の本棚にまとめているので、ここにある本はすべて個人的好みを反映したラインナップです。
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1番上の段はDVD、CD。一生手元に置いておきたいものだけ残しました。
上から2段目は日本人作家の小説・エッセイです。
一番好きな作家は朝倉かすみさん。言葉選びのセンスやリズム感のある文章、そして何よりタイトルが全部素晴らしい。お気に入りは『恋に焦がれて吉田の上京』だけど、タイトル改変前の『とうへんぼくで、ばかったれ』が最高です。初めて読んだ『肝、焼ける』に衝撃を受け、続けざまに『田村はまだか』『感応連鎖』『ロコモーション』『遊佐家の四週間』『ともしびマーケット』などなど夢中になって読みました。朝倉さんが描く男性は基本的にちょっとダメだけど憎めない、なんというか人間らしい可愛らしさがにじみ出ていて、わたしはすごく好きです。今のところ一番好きなのは『好かれようとしない』に出てくる鍵屋の若旦那ですが、『平場の月』の青砥もいいな。
その下の段は海外作家の小説と、彩図社や鉄人文庫などのいわゆるちょっとアングラっぽい、危険な場所に潜入したルポとか怖い歴史とか、そういったジャンルの本と、あとはハウツーとか教養本などをまとめています。
好きな海外作家はセバスチャン・フィツェック、『通い猫アルフィー』シリーズのレイチェル・ウェルズ。
その下は時計や小物など。好きな雑貨を飾っています。
そしてその下の段の左側が積読コーナー。
減りそうで減らない、減ったと思ったらまた増える……不思議なコーナーです。
右側はロシアやきのこにまつわる本を集めたコーナー。
一昨年あたりから米原万里さんの本にハマり、少しずつ集めているところです。
もともとロシアというか旧ソ連時代の雑貨やアートに興味があったのですが、米原さんの本をきっかけにロシアという国の不思議な魅力に取り憑かれてしまいました。
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現在紙で買い続けているマンガは、
『紛争でしたら八田まで』『波よ聞いてくれ』『バーナード嬢曰く。』『やまとは恋のまほろば』のみです。
マンガはすぐに本棚を占領してしまうので、できるだけ電子で集めるようにしていますが、やっぱり紙で手元に置いておきたい作品は処分しないようにしています。
増やしすぎず、減らしすぎず、自分の好きな本だけ。
自分が把握できるだけの本を所有していきたいです。
#わたしの本棚