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絵の学校に行ってみた3ヶ月

「趣味の習い事の学校です」、と自称されている絵画イラスト系のスクールに通っています。

3ヶ月が過ぎたので、良いなと思ったことなどを記してみようかと。

大人になってから、習い事したいな、絵を描けるようになりたいな、という方の参考になれば幸いです。

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自己紹介といいますか、まず私の学歴や職歴なのですが、絵やイラスト、デザインなどに携わったことはありません。
ずっと、クリエイティブとは関係ない仕事の会社員です。

なにかしらの絵を描きだしたのは、2年くらい前ですが、ちょっと本腰入れたいなぁ、と思ったのが1年くらい前ですね。
(子供の頃はイラストを描いていましたが、20年のブランクからの再開なので、再開というよりイチからの再スタート)


独学で、教書を用いた練習、落書きなどいろいろしてきましたが、なにか限界のようなものを感じていました。

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時間がかかるし、練習量を積めるほど体力がもたない。
いろいろなことに興味があって思考も散らかります。

趣味なので好きにすればいいのですが。

趣味で終わりたくない気持ちが(まだ)あるのですね。

それで、気分的にもしんどくなっちゃったので、なにか変えたかったのです。

習い事とすることで、

自分の方向性を一つでも見つけること、
長期的に描いていける地盤をつくること、

を目標にしました。

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選んだ学校に、深い意味はあんまりないかもしれません。
通える距離や時間か、授業料が支払えるか(笑)

高いのか安いのか相場的にどうなのかは、わからないです。

見学のときの教室の空気で決めました。

学校/教室選びに迷っている方へは、体験教室や見学に行ってみることをおすすめしたいです。

自分の五感、肌感覚を信じてもいいのではないかな、と思っています。

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3ヶ月経って、良かったなと思うことを2つ挙げますね。

・アドバイスをもらえる
・そのような環境に身を置ける

当たり前といえば当たり前のことですね、ハイ。

・アドバイスをもらえる

描いたものや、練習方法、画材の特性についてのアドバイスをもらえました。

自分ではそんなにいい出来ではないな、と思っていた作品に、意外なコメントをもらえたりします。
自分では気づいていない「良さ」や「可能性」とも言い換えられますでしょうか。

私はわりと素直なところもあるので(笑)、じゃあ次はこうしてみよ~、と方向性を決める大きなヒントになりました。

また、コメントの中には、自分が昔に惹かれた絵がどんな絵だったのか、思い出すきっかけになった言葉がありました。

そういうものが好きなのだろう、と改めて気づきました。

どのような練習をする段階にあるか、ということも、参考になりました。

描くのに時間がかかっていたので、時間をかけない写真模写や、スケッチの書籍の紹介が役立ちました。

画材については、これまでオイルパステルやパステル、アルコールマーカー、色鉛筆を使用したことがありましたが、あんまりしっくりきておらず。

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(オイルパステル画。これはわりと気に入っているもの)

かといって絵の具には手が出せずにいました。
筆洗いのバケツや紙やキャンパスを広げるスペースが家にないからです。

好きな画家さんの絵を講師3名に見てもらった時に、「アクリルかなぁ」という言葉が出たので、アクリル絵の具を試すに至りました。

今のところ興味を持ってアクリル絵の具を使っています。

家にスペースがない問題は、ダイニングテーブルを一時的に使用することでやり過ごしています(笑)


・環境に身を置ける

学校に行けば、個展や展示会、公募の情報、アート関連書籍が転がっています。

これ、会社と家の往復では出会わないです。あえて自ら調べたりしないと。

そんなことが新鮮ですよ。

あと、他の生徒さんへのアドバイスに聞き耳を立てたりできます(笑)
あんまり実益はなさそうですが、なんか雰囲気を感じられます。
生徒同士の交流は今のところ見かけていないので、他の人がなにをしているのかも、なんとなく雰囲気です。

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総じて、描きたい絵の方向をしぼっていったり、学校に行ってなければ出会わなかった又は出会うのが遅れたであろう画材に出会えたりしたことが、たいへんプラスでした。

一人では手探り感が強く閉塞感をおぼえがちなので。

この時点で、入会当初の目標はある程度達成しているのですが。

1年は通う予定なので、欲張ります。

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ちなみに、デメリットといいますか。

仕事が休みの日に学校に行くので、休みがあんまりないです。
家事や用事、体のメンテナンス、ジョギング、個展やギャラリーに行くとかも休日のことなので。

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最後に、これは、私にとって、ですが。

本当は絵の学校に行きたかった。

これが、蓋をしていた本心なんじゃないかなと思ったのも、理由の一つです。

本当にやりたいことをやりたいと言えなかった、飛び出す勇気がなかった原点が、古い記憶にあるのです。詳しくは人生のプレイリストのnoteに。

やりたいことをやってみたら、「くやしい」という感情にも出会えました。

けっこうくやしいです(笑)

私への講師の評は、絵心がないわけではない、程度で、そこに対しては、そうでしょうねぇと思いますが、まぁ、なにかあきらめきれないのです。

次は通学6ヶ月あたりでまた書くかもしれないです。